新入荷
PRISERKY & PRISERI PAVEL SRUT / GALINA MIKLINOVA(絵) 2005年 売切 どうやらチェコの詩画集のようで、細長い判型に、いくつかの作品が収められている。 荒井良二のような色使い、エドワード・ゴーリーのような怪物、飯野和好のようなおじさんなど 字は読めないけれどとてもポップで眺めていて飽きない。 特筆すべきは、ここ。見返し部分を開くと、帯のはじが手のひらの形になっている。かわいい! ------------------------------------------------------------------------- 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今年最初の失敗は、夜自分の部屋でくつろいでいて、ふとちゃぶ台から化粧水を取って手にパシャッとかけた・・・つもりだったら、それがその隣にあったベンジンで・・・・手のひらからものすごい勢いで液体が揮発していき、音が聞こえそうでした。顔に付ける前に気づいて良かった・・・。 きっと本の美化作業を普段からしている古本女子ならみんなやりそう・・・いや、ないだろうなぁ。取りあえず同じ場所に置くのを反省しようと思います。 昨日は弟を誘って、中野ブロードウェイのテクノ・インディーズ系音楽専門店「メカノ」に行ってきました。 何故かというと、先月はじめのヒカシュー/巻上公一ショックは実はその後急カーブして、年末年始は、P-model/平沢進にドはまりしてしまいまして。 メカノが、平沢ファンの聖地と言われるほどCDや関連商品を大層手厚く取りそろえていると聞き、これは、と思ったのです。 いやぁ、想像以上にすごいところでした。ブロードウェイなので決して広くはない店内、中央にはレコードコーナー、綺麗に壁際に並べられたCD、まず目につくのは平沢進特設棚(笑)、そのどのCD・DVDにも丁寧な解説、背(というのだろうか)にはそれが何番目のアルバムかが注記され、またメカノの為につくられた特別盤、さらにはファンクラブ専用の商品も置いてある(会員証で買えるらしい)。視聴用にかなりの曲が入ったCD-Rも用意され、それからパーカーなどのライブグッズ、平沢の著作など・・・くらくら・・・してきます。 あと本屋目線でこれはすげーと思ったのが、古い音楽雑誌も多少あるのですが、全てパックされて、中に説明の紙が入って、どういうアーティスト・バンドが何頁インタビューに答えてるかというのが簡潔にわかりやすく書かれている。これで表紙では読み取れない記事が中にあることが一目瞭然・・・。これ全冊やるのか!なんて親切なんだろうと思いました。 平沢関連以外も、もちろん濃くて。洋楽のコーナーは正直分からなくてほとんど見てないのですが(ジャーマン・テクノ?などが沢山あった)、邦楽はヒカシューや戸川純が面陳され、日本のテクノもあれこれ並んでるみたいで(ちなみにBGMは初音ミクの唄うYMOだった)、またケラがよく目につき、私の守備範囲だけでも、たま、原マスミ、さねよしいさこ他、ああ、ここ幅狭いようで結構広いのでは・・・。もうどれ買っていいのか分からなくなって苦悶しました。 弟も、テクノに浸かっていた10年前の血が久々に騒いだようで、じっくり考えた末、劇作家・如月小春のレコード(坂本龍一プロデュース)などを買っておりました。 その後用がある弟とは別れ、私は熱冷めあらぬままお茶の水のCDレンタルショップジャニスへ。こちらでももんもん。 ということで2店で買ったり借りたりしたものたちは、 原マスミ「シングルズ&コレクションズ」、ヒカシュー「夏」(再発盤)、「生きること」、巻上公一「殺しのブルース」平沢進「PHONON 2550 LIVE」。帰宅してから、ずっとしあわせです。 原マスミは特に「猫へ」という曲のイントロが素晴らしすぎてボロボロ涙が止まらず(危ない)、巻上公一の生真面目な発声にホッと安らぎ、平沢のライブ盤はその再現性の高さに舌を巻く。ぐるぐる。 巻上公一と平沢進、両者はそれぞれのバンドがデビュー当時「テクノ御三家」とざっくりくくられた他は、音楽性は全然違うけれど、どちらも30年間現役で活動していて、新しいことをどんどんやって、インターネットもかなり早く取り入れて、発言も今なお攻撃的で、twitterまでつぶやく始末、いやはやなんともかっこいい。今の50代ってすごいなー。 余談ですが、P-modelは頻繁にメンバーが替わっていて関係者も多いのですが、一時期関わっていた「秋本一秀」というのが後の「秋本きつね」ということが分かり衝撃。彼のつくった「せがれいじり」というへんてこTVゲームを10年ぐらい前弟がやってて、私(中学生)も大好きでした。主人公が矢印顔で、お母さんがキリン、「くだん」っていう牛キャラ・・・そうだ秋本の子供が声出演してて・・・・記憶が頭からあふれ出してきます。うわぁ・・CG・ゲームクリエイターだけじゃなかったのか! こうやって思わぬ物事が時を超えて繋がると、ぞくぞくしますね。 まだまだ話はつきませぬが、ここでひとまず。 なつき
by ouraiza
| 2010-01-12 00:04
| ふらふら散歩(終了)
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