新入荷
『流民烈伝 -風のなかの旅人たち-』 朝倉俊博 白川書院 S.52 初版 カバー少破れ
1.050円 売切
『瞽女 -盲目の旅芸人』 斎藤真一 日本放送出版協会 S.48 7刷 少線引きあり
800円
販売中!!
気になる本が入った。
『流民烈伝』は、紙芝居屋、幇間、杣夫(木こり)、人力車の車夫、飴細工師といった、その時代でもすでに姿を消そうとしている生業の人々、また「キザでニヒルな総会屋」、「仮面ライダーの”中味”」といった普段なかなか話を聞けないような方を訪ねて、全国各地を回った本だ。
結果として「珍しい」人たちばかり載っているけれども、決して上から目線や他者としての距離をつくることなく、毎回その相手にすっとなじみ、笑顔で話を引き出しているような雰囲気が伝わってくる。
著者は麿赤児の写真集などをつくった写真家のようで、どうりで作中のどの写真も、乾いたあたたかみを持つ強いもので、ふとページをめくる手が止まります。
本書のことが知りたくていろいろ検索していたら、
このページの評や、
ここで読める朝倉夫人の弔辞?が何とも、良い。
『瞽女』は、盲目の女性旅芸人「瞽女(ごぜ)」の足跡をたどって、歴史を調べ、「瞽女唄」を聞き書きし、実際に瞽女さんにも話を聞き1冊にまとめたもの。
これはとにかく、表紙と口絵にカラーで載っている、著者 斎藤真一の絵が素晴らしい(文中にもモノクロであり)。血の様な赤、憂鬱なねずみ色、顔の大半を占める糸のように細い閉じられた瞳。見るたびハッとする。
--------------------------------------------------------------------
遅ればせながら、としまテレビで今月から放映されている、区の広報番組の雑司が谷特集にちょろっと出演しております。
最初試写会(というのがあるんですよ、さすが区)で見たときは、内心「うぎや~っ」て感じで、実は今もテレビで自分の放送箇所は直視出来ていないのですが、私の実力からいって多分何度やってもあんなもんだろうな・・・と。しかし・・・「わめぞ」の説明に間違いがあっちゃならん、と意識するあまり、表情が硬いのが無念なり。
つくづく、よく取材を受けている当店代表のせとさんや、古書現世の向井さんなどの凄さを感じました。
あと雑司が谷について好き勝手しゃべっているので、地元の方に受け入れていただけたかが気になります。
放映が始まって、予想はしてたのですが、店の前の明治通りや、店内の番台で、主に年配の方に「あら、あなた」とちょくちょく声をかけていただいています。
そのほとんどが「テレビに出てたよね」というものですが、数名には「木村さん」「なつきさん」と、名前を覚えて呼んでいただき、これが何とも嬉しかった。名前を持つ個人として、この店にいるという認識をしていただけることの嬉しさよ。
出て良かった!と実感しました。
撮影自体も貴重な体験で楽しかったです。広報のKさん制作のOさん、お二方とも非常に優しく素敵な方でした。
なかなか難しいでしょうが、今後に、何か繋がるとよいな。
--------------------------------------------------------------------
眼鏡をかけたまま寝てしまい、朝起きたら金具が外れてポッキリ折れていた。
仕方なくひとまず、車の運転用に買った度の強い予備を使っている。
色々見えすぎて、怖い。
なつき