全集の揃いや、巻数の多いシリーズものは、その数量や重さのせいで店内の上方やすみっこに追いやられがち。
するとただでさえ売れづらいのに、さらにどっしりと動かなくなってしまう。
そこで、最近入荷したものでめぼしいものが見当たらないとき、そういう日陰のセット本に光を当ててご紹介しようかと思います。
まずは
『陋巷に在り』 酒見賢一 新潮社 初版
単行本 全13巻揃 6000円
いつもこの書名がなんと読むかつまってしまいますが、正解は「陋巷」=「ろうこう」。
時々バラでは入りますが、揃うのはなかなか難しそう。年末年始に壮大な歴史小説はいかがでしょうか!
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話題の
出版社占い。私は角川書店タイプだそうだ。こういうのは適当に当たる要素をちりばめているとは分かりつつ、「ほかの人からの人望は今ひとつ。集団の中においてもしばしば浮いてしま」うだとか、「時おり奇矯な行動を起こしたり」、などという指摘にグサリ。うーんみすずとか新曜社とか三月書房って言われたら嬉しいだろうなぁ(適当なイメージ)。
なつき