北九州市の無料PR誌
『雲のうえ』第11号が入荷いたしました。今回の特集は「清張さん」、そう松本清張です。頁数はいつもと同じだと思うのですが、写真といい文章といい、ひときわ厚み、濃さを感じます。これはどんどん無くなりそうな・・・お早めに!
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近頃どーもウツウツしがちな自分に喝を入れるため(
←マンガ『ご近所物語』のきめ台詞)、今日は出勤前に市場に行ってきました。はじめて代表せとさんに連れて行ってもらってから早2ヶ月が経過、今回は二度目にしてとうとう自分1人です。日にちがあきすぎてしまったこともあって、かなり緊張しながら古書会館の入口をくぐる。
百戦錬磨に見える店主の方々の隙間をただよいながら、目の前の本の島を前に、少ない予算の中、すべて、自分の判断のみで決断をしていく。数時間が速いような、遅いような不思議な感覚。目を凝らして考え込んで、封筒に入れ、さらに改めたりもする。うろうろ歩き、立ち止まり、たぶん独り言も結構つぶやいていたと思います(不審者)。
徐々に開札されていくその結果も見つつ勘案して、最終的に7件入札して2件落としました。初落札です。嬉しかった・・・。会場ではほとんどひたすら無言で過ごしていたのですが、そんな中、九蓬書店さんや古楽房のうすださんに声をかけていただいたその一瞬だけ、心がほどけました。ほんとーにありがとうございました!
もう、昔悪くした首の痛みが今マックスです。今後はだんだん緊張しなくなっていくといいなぁ・・・。
先日、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』をレイトショーで見に行った。エヴァは全然詳しくはないし、前作からのブランクの間、復習はほとんどしてないので、ぼんやりとした記憶や知識のまま、大画面の物語をそのまま楽しむ。エヴァに乗る3人の関係性が確かに変わっていて、これまでになくホッとする場面もしばしば。初めてアスカに好感をちょっと持った。その一方、14歳の彼らになかなか感情移入が出来なくなっている自分が、年とったなぁ・・・と思ったりも。逆に、10年前は分からなかった加持さんの魅力に打たれたり。
そして何より、出てくる使徒が皆ハンパなくかっこよかった。なんたる造形美。色、光、次々と形を変えていくその姿をずっと見ていたいと思った。時々はさまれる新東京市のまちの風景の美しさもすごくて、これらだけでも映画館で見られた甲斐は十二分にあった。次回作も楽しみー。
なつき