ボン書店の幻
ボン書店の幻_f0035084_842443.jpg おもしろい本を読み途中の、付き添っている数日間は、どこか胸に痺れた部分を抱えたままそれが日常のなかで張りになるのだが、まさに『ボン書店の幻 モダニズム出版社の光と影』(内堀弘著 白地社 ちくま文庫)はそうで、文庫化の際加えられた「文庫版のための少し長いあとがき」を含めて読了した明け方、しばらく放心した。尖端であることの悲哀、モダニズムを志向するかっこよさ、エキセントリック、よりも、愚直、が描かれている。大きさ。そして重要な雑司が谷本。鬼子母神周辺を歩く毎日の、心積もりが変わる。
せと
by ouraiza | 2009-07-18 09:18 | Comments(0)
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