新潟遠征話のつづきです。
合宿所に来て5日目、そろそろ学校にも慣れた頃、ちょうど昼頃から半日まるっと空いていたので、来る前から計画していた新古書店めぐりのチャンスと思い、外出することに。わくわくする。
ただ、携帯のネットで検索しても、所在地以外の情報とか、口コミとかが全然見つからない・・・。ゆいいつ
このブログの方が近いことをなさっていたのでブックマークして頼りとする。
学校の送迎バスにゆられ、他の同乗者がSATYとかに向かう中、わたしひとりブックオフ燕三条店で下車。
あいにくの雨、だけど一週間ぶりぐらいの見慣れた看板に静かに熱くなる。規模はそんなに大きくなく、普段の2倍ぐらい時間をかけて棚を見る。売り物の内容は、はっとするものは無かった(残念)。だけどもうブックオフにいるというだけで、免許合宿の非日常の緊張から解放されている自分に気付く。
ミヒャエル・ゾーヴァ、岩本ナオなど購入。
店を出てすぐ向かいには、同じ系列のリサイクルショップ「オフ・ハウス」が。入るのは初めて。魚月用にガラスのコップを仕入れ、日本のどこに行こうが結局自分の行動が変わらなくて苦笑する。
駅に向かう途中にあるSATYの中の、「みかづき」で、退屈男さんや立石書店岡島夫人のナベちゃんから是非と薦められていた新潟ローカルファストフード「イタリアン」を食べる。味もさることながら、普段着の家族連れや、成長期の女子中学生たちがわいわい集っている、そんな地元の場であるのが面白かった。みかづきの紙ナプキン可愛いです。
駅をまたぎ、三条市へ突入。大きな道沿いをひたすら進む。もうほんとに人が歩いていない。自転車もめったにいない。車だけがとびかっている。
この時はまだ教習は、路上ではなくて校舎内のコースでしか運転していなかったのだけど、久々に町を歩いたら、目の前の風景の車の標識や表示が目に付いて仕方なくて、「自転車横断帯」「○km制限」「あ、ウインカー出すの遅い」などと頭の中でブツブツ考え続ける。
ほんだらけ三条店到着。
さっきのブックオフでの感触に比べると、やはりほんだらけらしく、マンガの質・量が高くてやっとほっとする。その分値段もそれなりだったりするのだが、新書版はともかく、意外と大判や文庫マンガの値付けがゆるくてどんどん手にとってしまう。
三原順のチェリッシュブック、大島弓子、松田洋子、近藤ようこなど購入。
そうそう、マンガコーナーから離れた字の本のエリアで、女性向けの生活・家庭系エッセイが置いてある棚の一区画に、「エッセイマンガ」コーナーがあったのが新鮮でした。確かにそういうまとめ方すると、売れそうかも。
ブックドーム三条店。
ここは新潟メインのチェーン店なのでしょうか。ゲームやDVD、トレカなどが売ってて一部が中古マンガという系統のお店。一応来たので入ってみる。100円以下の値段帯もあってうまく見つけられれば仕入れに向いているかも・・・と思いつつうろうろしていると、なんだか無性に本が探しづらい。混乱しながらしばらくして気付いた。ここ、本の分け方が「出版社」→「
タイトル順」だ!
びっくりした。同じ作家の作品なのに、作品名があ行とま行のために、すごい遠くに置かれちゃう、ということが起きてる。こ、こういう並べ方、私が無知なだけで意外とあるのでしょうか。利点がなかなか思いつきません。でもなんか別世界みたいで面白かったです。
本当はこのあとさらに別のブックオフにも行こうかと思っていたのですが、ここで気力が尽きて打ち止め。駅近くのホテルの展望風呂に入り、居酒屋でさんざん飲み食いして終了(どちらも自動車学校系列でほとんどお金がかからない)。カウンター席でお酒を呑みながら買ったばかりのマンガを読むのは幸せでした。
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・・・・時はながれ、学校卒業翌日、早起きして埼玉の鴻巣に免許取得のための学科試験を受けに行く。試験官のふるう権力にぐったりしつつ、なんとか合格。手続きまで微妙に時間があるので、近くにあるらしいブックオフに行ってみることに。大きな道路ぞいを早歩きで片道20分、夏のような陽気に汗ばみながらやっと着いて、あー5分しか見る時間ないなと入口に近付いたら衝撃
5日前に閉店・・・・・
悲しかったです。これはずっと忘れないでしょう。とほほ。
なつき