各メディアは、「おくりびと」のアカデミー賞外国語映画賞受賞に盛り上がっていますが、それよりも私は同賞の短編アニメーション賞に加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が選ばれたことに、感動しています。うわー、うわー、嬉しい!
加藤監督はアニメーション作家の中で一番大好きな方です。浪人の時、Web上で公開されていた彼の「或る旅人の日記」という短編の連作に出会い、しびれて、友達に広めたりグループ展を見に行ったり(その時初めて目白に行きました)、ネットで口コミが広がった結果それがDVD化した際には予約購入までしたものでした。
アートアニメーション全般もだんだん調べて観るようになり、なにより同作の音楽担当だった近藤研二さんから栗コーダーカルテット等を知り、また加藤さんの会社のサイトからリンクされていた同じ多摩美出身の近藤聡乃さんも好きになり、さらにはそこから知久寿焼、たま、と気になるものが発展していった、そう20歳前後に一気にサブカルに目覚めたそのスタートの一端が加藤久仁生さんとその作品なのです。
最近はなかなか情報が得られないこともあってちょっと離れていて、受賞作のDVDもみきさん(魚月)に教えられていたのに、まだ入手していなかったのですが、いつの間にかノミネートされていたのですね。というか去年、アヌシーの最高賞と文化庁メディア芸術祭の大賞も受賞していたのか・・・。あぁぁ明日にでも買いに行きたい。というかアカデミー賞受賞記念に再上映されるかも。とにかく、久々に興奮したニュースでした。
なつき