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床のジェル。存を問うこと。    せと
 新型ウイルスとの共存生活も長くなり、以前とは違う生活システムにも多少慣れてきている。
 スーパーマーケットなどの店舗や施設の店頭に、足でペダルを踏むと、上の台に置かれた消毒用アルコールジェルのボトルのポンプがペダルと連動して押されてジェルが出るシステム、がある。先日東池袋の薬局の入り口にて、ボトルの口の前にジェルを受け止めるための両手を差し出しておくべきなのに、慣れのなせる所業なのだろう、ペダルを踏んだのにうっかり両手を出すのを忘れて、ピュッと発射された半透明のジェルがピチャッと床に落ちる、ということがあって驚いた。床が濡れている。店員さんに謝罪。

8月23日月曜日。
 定休日。
 ぼんやりと動画作成。

 映画「ザ・ファブル」を昨晩の続きから観る。

 背景を透過させた画像をカットアウェイで画面に配置、KEN BURNSで動かし、それを一旦書き出し。そこにさらにカットアウェイで透過画像を重ねる作業を約100要素分やる。その100要素は約1分の1カット内でしか使われない。終わりの見えない大作を作成中。

 夕方、郵便局入口前である物を受け取る店員ノムを撮影する。

8月24日火曜日。
 休む。
 地下を書こうと思っていたが、動画のためにひたすらPNG画像を作る作業に目処がつきそちらを終わらせる。

 YouTubeを流していたら、久本雅美さんが「ワハハ本舗の梅垣さんは十八番の”鼻からピーナッツを客席に噴く”ことが飛沫防止の観点からできなくなっている」(大意)とおっしゃっていて、なるほど、可笑しい。

 夜、少しだけ地下を書く。

 映画「セブン」を観る。

8月25日水曜日。
 午後出勤して諸事。
 ワクチンの副反応が痛い痛いとベソをかいている店番TT(39♂)を手伝おうと思っていたが、TTは、重いから上に乗っているものを一部下ろしてから運んだほうがいい、と了解済みの什器をそのまま一気に持ち上げようとして腰を痛めていた。

 午後、ご近所様2軒へ出張買い取り。そのうちご常連のお一方が、オレが死んだらこの書斎を頼む、と繰り返されるので、急に寂しい気持ちになる。なにとぞ。

 必要があってパラパラ漫画を描く。

 夜、NHK、ETV特集「戦火のホトトギス」を観る。戦地から投稿された句の数々。「これはつまり『存問』ですね」というようなことを出演者が仰った。「存問/そんもん」=「安否を問うこと。 訪ねなぐさめること。 見舞うこと。 慰問すること。」(軽検索結果)。
 小学生の頃だったか、実家に窪田空穂の短冊があり、これはなに、と親に尋ねると、長野の祖母が若かりし頃、雑誌に投稿したことによってもらったもの、とのことだった。詳しく祖母に尋ねたことがなかった。なんの雑誌なのだろう。

8月26日木曜日。
 開店して諸事。
 ウィンドウズに内蔵されている「ビデオエディター」という機能を調べる。
 スマホに保存されている動画をそのままYouTubeに公開することにトライ。
 動画カットの作成。3秒のカット内に必要な50個の要素を作る。

 腰痛でロボット風なTTに代わって閉店作業。

 『名画座手帳』の編集部が集まったのである動画を撮影。

 桃味のまんじゅう。

 深夜、3秒のカットに50個のPNG画像を投入。手順が雑だったのか、古いMacのimovieがフリーズ。画面が完全に凍りつく。再起を期していろいろ操作してみるが動かず強制終了。残念ながらその動画は最初から作り直すことになった。

8月27日金曜日。
 開店して諸事。
 午後の出張買い取りをいかにも忘れてしまいそうな雑然とした意識なのでスマホのアラームを設定する。
 15時に極ご近所様へ出張買い取り。本をかわいいからとっておきたいというお祖母様と、早くきれいに片付けてもらいたいお孫さんのやりとりがとても楽しい。このイラストのなんとも言えない味がいいじゃな〜い!だってばあちゃんそれもう10年以上開いてもないでしょ!

 市場の準備をせねば、と思っていたが、その導入だけやって飽きてしまい、気になっていた動画の素材作り。

 『名画座手帳2022』の会議。缶チューハイを飲みすぎて寄った勢いで、仕事に悩みがありそうな印刷会社のOさんに、「サにもう1本縦棒を」を意気揚々と解説する。とても恥ずかしい。

 要素がごっそりつまった短い動画を本編とは別に作って書き出して、それを本編に差し込む作戦。画質は悪くなってしまうだろう。

8月28日土曜日。
 開店して諸事。
 文庫の中山を一気に値段つけ。
 動画の素材作り。

 imovieの機能の一つKEN BURNSは、最拡大時に画面の4分の1に枠が設定される。だからといってその内部の文字や画像が4倍の大きさになるかというとそうでなく、2倍になる。なんたることだ。
 背景透過PNGの静止画像を0.1秒ずつつないでアニメーションを作ろうとしたがどうしてカクカクしてしまう。そこでKEN BURNS。2倍になる、ということがわかれば、つなぐことができる。画面の奥からものがだんだん大きくなりながら手前に迫ってくる画像ができる。嬉しい。

8月29日日曜日。
 開店して諸事。
 大判のまとめを店員ノムに担当してもらって市場の準備。100本ぐらい縛っただろうと思ったが40本だった。

 店員ノムにも心当たりを尋ね、新型ウイルスの蔓延が伝わりはじめた2020年の春以降お顔を拝見していないご常連さんたちを数える。「存問」というのは大げさだろう。ぼくにギター、ジャグスタングを売ってくださったSさん、90歳近いKさん。他、お名前はわからない数名の方。お元気でしょうか。そうか、定休日を設けて営業時間も変えた、ということが人的地図が書き換わる原因の一つなのかもしれない。

 やっと苦労したカットが完成。しかしこのカットを使う動画はまだ資料が完全には揃っていないのに作りはじめたものなので、いつ活かせるのかわからない。

 夜、映画「デス・プルーフ in グラインドハウス」を観る。
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# by ouraiza | 2021-09-14 17:54 | Comments(0)
時計    せと
8月16日月曜日。
 定休日。今日も陽光なし。
 そのままでも充分美味しいサバの水煮の缶詰だが、薬味(細かく刻んだ万能ネギ、生姜、ミョウガ、ニンニクチップ、ごま油)を山盛りにのせるとまたとても美味しい。ムトさんが発案、作ってくれた。

 動画の実験を何個かやってみる。ケン・バーンズ機能は最大に拡大したとき、画面のちょうど4分の1サイズが画面いっぱいに広がることがわかった。ということは動きを操作できるはず。文字が画面上から降ってくる映像を作るとき、imovieにあるテキストエフェクトの「エンドロール」で文字が下から上に登るカットを作って切り出して、それを逆再生させればいいじゃないか、と気付いた。

 夜、映画「金子文子と朴烈」を観る。南池袋公園のとなり、常在寺に墓所がある弁護士の布施辰治が登場する。雑司が谷郷土史研究を気ままになさっている方々が、布施辰治墓所と柳原白蓮の直筆の板碑についてお話なさるのを聞いたことがあった。wiki布施辰治。ウィキペディアばっかり参照してるな、と思い検索したらウィキペディアにウィキペディアという項目があった。さらにいやはや、「wiki」というのはハワイ語の形容詞「速い」、「wikiwiki(ウィキウィキ)」が語源とのこと。

8月17日火曜日。
 休み。地下を書く。どしゃ降りの甲子園では大阪桐蔭vs東海大菅生。
 夕方、開けていた窓から大きなスズメバチが台所に入ってきてムトさんがゴワーッと叫んだ。虫網は狙いを定めて一閃すべし、という経験上の教えを実践するには相手が悪い。もし一閃に失敗して中途半端なタッチとなり、そのタッチによってこちらの意図に気付いたスズメバチさんが敵意を直接こちらに向けて突進してきたら非常に困る。時間はかかったが、ゆっくり窓の外へ誘導する作戦をとり成功。

 夜、映画「福耳」を観るが、半ばで断念。
 
 深夜、動画作成の実験。グリーンスクリーン、クロマキー合成なるもの、背景の緑色の濃度が、合成した後の画面の濃度に影響していることがわかった。
 
 漫画『ザ・ファブル』を読む。

8月18日水曜日。
 午後、真っ青に腫れた空から急に強い雨が降り出したので慌てて店番TTに電話。年に1度は必ず発生する、ニコニコ笑顔の空が笑顔のまま出刃包丁を振り回す通り魔事件。

 出勤して諸事。カード決済システム導入時にエアペイさんからキャンペーンで無料でもらったipadに「keynote」という映像編集アプリが入っているか確認したらちゃんとある。気がついたのだ。この新しいipadでも動画作成ができるじゃないか!!と。

 夕方、ご近所様へ出張買い取り。長く池袋に住まわれていた方のご蔵書を整理し、今は別県の養護施設に転居なさったその方のご息女から昔の池袋についてお話を伺うことができて楽しい。古いアルバムから、家業だった自転車屋さんを写した1954年のスナップを、スマホに取り込ませていただいた。

 夜、大塚まで散歩して山下書店さんへ。広大な屋外店頭棚を雨から守っているビニールシートのシステムをじっと拝見する。すごくうまくできている。ムトさんが『ザ・ファブル』の未所持巻を買う。

 深夜『ザ・ファブル』を読み終わる。

8月19日木曜日。
 開店して諸事。
 昨日入荷した古い振り子時計を修理。内部機構を治すのは無理だとしてもせめてバラバラになってしまった外観だけでも、と強力ボンドを使う。ボンドの進化にとても助けられている。

 橋本倫史さん著『東京の古本屋』の原稿を、修正点は無いとわかりながらもざっとチェック。https://twitter.com/hstm1982/status/1434803723092459521
 夕方、先週の続きのご近所様への出張買い取りダンボール6箱。

 夜、『名画座手帳2022』の小会議。

 映画「時計仕掛けのオレンジ」を初めて観た。トルチョックをスルージーしてガリバー痛。ライティライト。無性にナッドサット語を使いたくなる。

8月20日金曜日。
 開店して諸事。
 昨日からの時計修理の続き。急に機構が動き出して時報の鐘が鳴りとても驚く。ゼンマイの回転の美しい規則正しさを眺めていて、「時計仕掛けのオレンジ」のアレックスさんを想う。修理は完了。
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 明治通りを挟んで向かいに新規開店なさったかたがたがご挨拶に来てくださった。ヴィータリッカさん。https://vita-ricca.net/

 撤退することになり、こちらとしては「振られてスネる」しかない東急ハンズに仕方なく行く。整理に向けて少なくなった棚を見ていて涙が出そうになる。会計しながら顔を知っている店員さんに今までのお礼を一言伝えようとしたが、隣のレジでの口をとがらせたおじいさん(ジジイと書きたい)のクレームへの対処が大変そうだったのでやめる。

 夕方、方向性を大まかにだけ決めていた約12箱を細かく仕分け。そのうち10箱が残念ながらツブシになる。疲れて荒涼オーラを放出しながらツブシをまとめる作業をしていた店員ノムが本の間に虫のシミを見つけたが、「ツブスよー」プチッ、と小さな命をツブしていた。

 夜、手帳の小会議。編集部の朝さん、Iさんと「時計仕掛けのオレンジ」のお話をすると、お二人ともナッドサット語をお使いになるのでびっくりする。
 深夜、少し動画作成。

8月21日土曜日。
 開店して諸事。
 またニコニコ笑顔の空が笑顔のまま雨という出刃包丁を振り回す通り魔事件が発生。
 動画の素材作り。

 印刷屋さんを含めたある企画の小会議。

 夕方、隣町の出張買い取りご常連さん宅へ。オリコン5個分だったが3個しかなくてお客様から紙袋を頂戴する。そしてさらに美味しい水羊羹まで頂戴する。

 ご近所のSさんが、店員ノムの週刊誌連載終了への慰労、誕生祝い、のケーキを目白の老舗洋菓子店で買ってきてくださった。なんたる美味しいショートケーキ。口に入れるとフォークに乗っていた切れ端が固形物だったことが遠い記憶になる。しかし、明日午後にファーストワクチン接種が控えているためアルコールを飲めないことがとても哀しい。ああ飲みたい、と切に思った。

8月22日日曜日。
 開店して諸事。
 動画作成と夜の不忍ブックストリームⅡの準備。

 午後、ワクチン注射のため雑司が谷地域文化創造館へ。特設会場のシステムが当然形式的なのでどうしても、こちらに段差がありまーす、と言われると「ぁイターっす!」と武田鉄矢風にコケる、類の挙動をしてしまいそうになるのを必死にこらえる。

 夜、初めてアルコールを摂らないまま不忍ブックストリームⅡの本番。b-SpoはISBNを取得している出版社の社名の中に使われている動物を表す漢字の多さを競う「パブリサファリ」。ほがらかなゲストお二人のおかげもあってとても楽しい。

 漫画との比較をしたくて映画『ザ・ファブル』を途中まで再観。

 先月分のb-Spoを公開しました。花ぎれの色を当てる「フラワー刑事(デカ)」。花ぎれの色を推測して当てるのは無理です。運です。

 

# by ouraiza | 2021-08-30 16:13 | Comments(0)
ケンさん    せと
 多岐祐介先生の教え子の一人Kさんが、多岐先生の文学に関するお話を伝えるYouTubeチャンネルを開設、運営を始められています。「隠居夜噺」。


8月9日月曜日。
 定休日。
 地下を書きながら動画作成。
 小さな扇風機6個が板の内部にはまっているパソコン冷却台と、新しいスマホカバーが届く。アイフォンでたまに利用するライト点灯や画面ロックなどの機能をショートカットで表示できるコントロールパネルというものが、アイフォン本体の最下部に指を置いて上にぴっと引っ張りだせる、はずなのだが、10回に1回くらいしか成功しなかった。どうもおかしい、とつくづく本体の最下部を観察してついにわかった。その部分が、本体購入時にあわせて買ったスマホカバーによって隠されている。通販の購入履歴から調べると、「ヘビープロテクション」と謳った耐衝撃に特化したスマホカバーだが、操作に必要なタッチスペースまでプロテクションしてしまっているのだ。そこをプロテクションしていない新しいケースを装着すると、すっ、すっ、となんの支障もなくコントロールパネルを出せた。これでスマホの画面を録画する「画面収録」ということができるようになった。

 すでに強めの雨が降っていて、台風がもうすぐ関東に直撃しそうなので、車で店の屋外看板を店内に取り込みに行こうと駐車場に行くと、八号(車の愛称)が斜めに沈んでいる。左の前輪がパンクして肩肘をついている状態。先週ダイナモを治してもらったばっかりなのに、ショック。夕方、内田モーター内田くんが来てくれてまた治してくれる。夜、車の保全のためには乗らない期間が長くないほうがいいとのことで、八号に乗って隣町まで遠出、スーパーのライフへ。

 深夜、映画「スローターハウス5」を観る。とっても面白い。現実味とSF的非現実味の振り幅が大きいはずなのに親密に並行。初めて触れたものを初めて開く引き出しにしまう感覚。

8月10日火曜日
 休み。地下を書く。先々週、先週のことを手帳のメモをたどって思い出しているとなんだか喜劇のようで可笑しくなってくる。それにしても八号(車)は、バッテリー切れ、ダイナモ故障、パンク、とこの2週間で3箇所の亀裂を経験した。申し訳ない気持ちが起きる。

 夜、散歩。護国寺近くの大塚先儒墓所の前を通る。wikiに「江戸時代の儒学者が儒葬(儒教式の葬式と祭祀)された。」とある。さらに軽検索すると、儒葬とは「遺体を火葬でなく土葬にすることと遺族が喪に服する期間が長いことを特色とする」、とあった。

8月11日水曜日。
 午後出勤して昨日お客様がお持ち込みくださったダンボール8箱を査定。資料としての雑学雑事。
 夜、車で約15分のご近所様へ出張買い取り。近隣なのにまだ通行したことのない道があり、そのつながり方に驚く。中落合の聖母病院へ、目白通りから南下もでき新目白通りから北上もできるとは。

 動画作成ソフトimovieのひとつの機能、Ken Burnsとはなにか。画面にはめた画像を動かすことができる機能なのだが、その法則がまだ読めない。wikiよると、ケン・バーンズは「ケネス·ローレン「ケン」バーンズ(1953年7月29日 - )はアメリカ人映画監督・製作者。記録映像や写真を使ったドキュメンタリー映画で知られ、」「多くの家庭のソフトウェア·アプリケーションで可能なこの技術は『ケン·バーンズ効果』と呼ばれ、アップルのiPhoto、iMovie、Final Cut Pro Xなどで使用できる。」とあった。人名だったのか‥‥!。

 動画がひとつ完成。「不忍ブックストリームⅡ」から本と遊ぶコーナー「b-Spo」の編集を加えた切り抜き、第6弾です。

8月12日木曜日。
 開店して諸事。ほとんど1日中雨。
 昼食に久しぶりに「君に揚げる」さんのとんかつを、と計画していたが夏休み中だった。

 夕方、ある長期計画の嬉しい結果がメールで送られてきて、ほっとしつつ皆で喜ぶ。

 せきとくしゃみが同時に出た。忙しかった。

 夜、手帳編集部朝さんからお借りしていた漫画『柔侠伝』(バロン吉元)を読み終わった。前半と後半で色が違い、特に後半、怒涛のおもしろさだった。以降のシリーズもいつか読んでみたい。

8月13日金曜日。
 開店して諸事。また1日中雨。
 
 真っ白な燕尾服のようなスーツで正装なさった、直筆画をお持ちくださっていた(最近販売の困難さがよくわかりお引き受けしない方向性にある)一丁目の渡辺さんがスッとご来店くださり、トランプは売ってる?とお尋ねに。な、な、なになさるんですか?とお訊きすると、マジシャンの仕事に行くのだ、とのこと。ケースが無くて持て余していたトランプを2セット差し上げた。渡辺さんの営業チラシによると、落語もなさるらしい。

 ダンボール7個、3個、6個を査定、仕分け。

 『名画座手帳2022』のとあるデータ作り。画描ソフト・イラストレーターでこんなことができたのか、と操作方法を検索してずっと驚き続ける。15年以上使っているが、多分まだ機能の1割5部くらいしか知らないのではなかろうか。

 店員ノムが誕生日で、ハッピーバースデイソングを恥ずかしげもなく歌う。あんな恥ずかしい歌、歌いたくないのに歌い始めたらちゃんと歌ってしまうのは、新型ウイルス禍下の特徴の一つだと思う。

 小さな動画を撮影。

8月14日土曜日。
 開店して諸事。雨。

 動画の素材を作る。

 ファックスもパソコンも故障中とのことで、電話で通販の希望を伝えてきてくださったお客様が、「2万8千なんてたいした金額じゃないんだから振込用紙入れてさっさと送ってよ」とおっしゃる。悲しいことになるのを心配したくないので先払い方式を採用していることを説明して振込み先をお伝えしようとすると、あんたんとこなんてもういい、ブチ、と電話が切れた。

 ある雑誌の撮影。とても嬉しいことを発想してくださるカメラマンさんと編集者さんとかっこいい女優さんで楽しかった。掲載誌発売が楽しみ。

 名画座手帳のデータ作成。作業目標が見えているので、見えない結果を目指して進む動画作成よりシンプルで気楽。

 夜、動画作成。「集中線」というものを使うことができた。

8月15日日曜日。
 開店して諸事。雨。

 限定公開設定で公開済みの動画にYouTube studioから効果音を入れてみたが、どうもしっくりこないのでやめる。
 サムネイル作り2件。

 お客様が、夕方から雨が強くなるそうなので、と提案のお電話を下さり、出張買い取りを延期する。

 溜まっている小山3つを混ぜて値段つけ。

 串に刺さった噛み切り辛い肉を食べに出かけたいなーと無性に思ったが、やはり無理だな、と諦める。

 漫画『思えば遠くにオブスクラ』(靴下ぬぎ子/秋田書店)を読む。ベルリンには近距離移動用のレンタル電動キックボードがあるらしい。乗ってみたい。

 動画が一つ完成。2年前の小さな発見です。


# by ouraiza | 2021-08-25 11:37 | Comments(0)
爪楊枝で穴が埋まること。    せと
8月2日月曜日。
 定休日。納豆ご飯ベスト+α選手権。スライスチーズを4枚ちぎって混ぜてみる。急に油っぽい洋食になる。納豆とチーズの味覚圏が近くて雑にバッティング、美味しくはない。

 昼、「こんな時に非常に申し訳ないのですが‥‥ブヨっていう虫にいっぱい刺されまして‥‥」と鶉山医院さんで受け付けをする。待合室にいると、ワクチン接種のかたがたが入れ替わりで出入りを繰り返していらっしゃることに気付く。ぼくのスネを「あちゃー」と言いながら診てくださった先生によると、ブヨ刺されは体質によって症状がかなり違い、ぼくは幸運にもとても軽い方、とのことだった。さてアンラッキー内ラッキーをアンラッキーと言おうかラッキーと言おうか。ブヨ、恐るべし。塗り薬を処方していただく。

 先週土曜にU書林さんから教わったハッシュタグをかんがえ(斜めからの着眼が出て来ず、単純で効果がなさそうなものしか思い付かなかった‥‥)、古書組合に電話をして古書往来座紹介回の概要欄に掲載していただくようお願いをする。

 旅人気質からほど遠いぼくには2週連続の旅行のパニックを鎮める必要があり昼寝。

 夜、観覧体勢を万全に整えてオリンピック野球、アメリカ対日本を観る。タイブレーク、緊張してイヤだ。相手チームにばりばりのメジャーリーガーがいないのでちょっと微妙ではあるが、とても面白かった。

8月3日火曜日。
 休み。地下を書く。
 YouTubeのチャンネル、OURAIZA WAVEの動画にハッシュタグをつけてみる、など。

 ブヨの攻勢、処方していただいた塗り薬を執拗に塗っていたら、スネから鋭い痒みが減ってきた。

8月4日水曜日。
 午後出勤して諸事。
 溜まっている未処理の小山をミックスした中山を仕分け、値段付け。

 この時期でもごくごくたまに『名画座手帳2021』を通販で発注いただくことがある。そのうちのお一人のかたのメッセージから、「使っていたものを紛失したから」という購入理由があることに気付かせていただいた。確かに、記入を続けていた手帳を紛失することは悲劇。

 夕方までに必要なことを終わらせて店を出、注文しておいたピザを受け取る。やりたかったピザをむさぼりながらの野球観戦、韓国対日本。韓国の3番バッターがとてもすごいと思った。李政厚( イ・ジョンフ)選手、イチロー選手みたい。

8月5日木曜日。
 開店して諸事。
 ついに商品化作業が終わった新聞切り抜き集をメイン飾り棚ステップに配架。なかなかに壮観。
 
 午後、移転開店直後からずっと、断続的に数回取材していただいているライターさんの取材を受ける。始発から同じ電車に乗っていて、次のターミナル駅に到着した感じでとても嬉しい。もしくは、これからも続くであろう長い文章に句読点が打たれる感じ。過去を説明せず、現在の変化に重点を置いて伝えることができるのはめずらしいこと。

 以前、ご近所の喫茶店を根城にしていらっしゃるKさんが『断腸亭日乗』をお探しだったが、店には全集の大きなセットしかなかった。その場に居合わせた手帳編集部の朝さんが、後日書店で岩波文庫の摘録版を見つけて喫茶店に届けてくださっていた。Kさんからそのお礼としていただいたカステラを食べる。

 手帳編集部朝さんにブヨの脅威について語っていたら、朝さんは「つまり‥‥ブヨうじん、だったんですね‥‥」と仰った。

8月6日金曜日。
 ブヨの痒み攻勢がかなり弱まり、ついに昨晩は薬を塗布せず。

 開店して諸事。
 動画の素材を作る、など。

 いつもお世話になっている内田モーター内田くんが、長野県小淵沢インター近くからレッカーされた8号(車の愛称)のオルタネーター(旧称ダイナモ)を修理して持ってきてくれた。草野球団ホトトギスのキャプテンでもある内田くんと野球の話。イ・ジョンフ選手がイチロー選手のファンであること、大野雄大投手の氏名はアメリカにとってOh No!,You Die! であること、などを教わる。

 ご近所のSさんがスイカの切り身をお皿に載せて持ってきてくださり、ご馳走になる。とても美味しい。現状の生活の中でスイカを選ぶことがなぜかなく、ほんと何年ぶりにスイカを食べたのだろう。

 それにしても最近の小凶事続きはなんなのか、悩む。ムトさんは「おーそりゃーホラーゲームの壊れたラジオみたいな警告音だな」と言う。

 閉店時、外の棚を片付けていた店員ノムが可動式飾り天板本棚HEAVEN LARGEをばったり倒し、天板が本体からすっかり外れた。

 夜、映画「LUCKY」を観る。ハリー・ディーン・スタントンの肖像が中央に据えられたチラシが金沢龜鳴屋さんの事務所の本の山のてっぺんにずっと置いてあり、お伺いするたびに網膜に刻まれていた。デヴィット・リンチも登場し、数回瞬間的にツイン・ピークスだった。

 深夜、動画作成。古いMac(ちゃんとしらべると2009年製だった)が重くて進行の歩幅がとても小さい。デモ画面が動かず確認しながら作業ができないので、ある程度の勘で素材を入れていく。
 
8月7日土曜日。
 台風が近付いていて久しぶりの雨。激怒したり静まったり、ヒステリックな空。
 
 Macの動画編集ソフトimovie内のデータを外付けハードディスクに移動してMacを軽くすることができる、と検索でわかった。

 嬉しい流れのお持ち込み買い取りが連続である。

 昨日壊れた棚、HEAVEN LARGEを修理。以前、生活上の裏技を紹介するテレビ番組で観た、効かなくなってしまったネジ穴に爪楊枝を詰めてネジ穴を復活させる方法、をやってみたらとてもうまくいった。ちゃんとネジが効いている。
爪楊枝で穴が埋まること。    せと_f0035084_19024210.jpeg
 夕方、必要なことを終わらせて店を出、酒屋さんにて瓶ビールを買って帰宅。やりたかった夏の夕方+瓶ビール+枝豆で野球観戦。決勝戦、アメリカ対日本。微振動を見逃せない絞まった試合。

 imovieの外付けハードディスクへのデータ移動、「プロジェクト」(工作する机)は移せるが「イベント」(工作のための素材)は移せず、諦める。しかしこのままでは作業の遅延がひどいので、1度完成して公開した動画はもうこれきり直すことができないぞ、と覚悟して全削除する”泣いても笑ってもこれが最終回のツーアウトでの打席方式”を採ることにする。

 動画がひとつ完成。ある夜の閉店後の歌。チャーリー武藤。

8月8日日曜日。
 開店、諸事。
 昨日入荷した中山2つを仕分け。

 夕方に雨が止み、外の棚シフトを全開にするついでに外の棚減らし作戦を少し遂行、HEAVEN試作1号を空にして機械室にしまう。

 就職したミヤモトくんのブログ。造園業に就いたミヤモトくんが植物、樹木の名称を記していてとても楽しい。

 夜、映画「ロッキー・ホラー・ショー」を初めて観た。 


# by ouraiza | 2021-08-10 18:39 | Comments(0)
ラック通りの交差点。と、時限ブヨ弾。    せと
7月26日月曜日。
 午前中伊那市のホテルで、多岐先生に教わって気になっていた女子バスケットボール3×3の試合をテレビで観る。勝負の綾が急展開の中で瞬発的にスパークしている。

 同行の銭湯好きのムトさんの目標だった諏訪湖サービスエリアのハイウェイ温泉に立ち寄りつつ、半移住生活をしている茅野市の友人Y宅へ向かう。
 山と川と木々に囲まれた友人宅で子供たちと怒涛の鬼ごっこ、水鉄砲合戦。そしていつかやってみたかった薪割り。斧を上から振り落とす、というより、下半身で斧を引っ張り落とす感じ。あんなに下半身の作業だとは思わなかった。1度コツを掴むと中毒性がある。
 遠投競争でゴムボールを2つ失くし、夕焼け、バーベキュー、花火を少し、ギターを出してきて適当な歌、という、成人してから1度も経験したことがなかった夏の夜の宴。用意してもらったぼくの布団に5歳長男が漏らしたり。
 子供たちがおじさんと遊んでくれたおかげで熟睡。
ラック通りの交差点。と、時限ブヨ弾。    せと_f0035084_18050526.jpeg
7月27日火曜日。
 目覚めてから山間を散歩。YouTuberでたまに観ていた某氏の土地を眺めることができて感動。
 釣り堀の鯉。蕎麦。馬とヤギ。

 帰路、諏訪南インターから高速に入って少し進んだころ、行きも調子が悪かったカーステレオの電源が落ちる。行きにそうして復活させたようにポコポコとステレオを叩いても電気は戻らない。小淵沢インターあたりで、左車線の前を走る車との差がどんどん開いていき、あれ、とアクセルを踏むも、右足の先からアクセルの重さが伝わってこない。空振りしている。残念ながらこれはヤバい。惰性で進める範囲で安全な場所を咄嗟に探すと、小淵沢の高速への合流車線の先端が見えたので焦らぬようそこへ入って停車。保険会社へ応援を要請、高速道路会社へ報告。
 器用に賢く生きねばならない世界はぼくには無理だなあ、と台風の気配を孕んだ曇り空を眺めながらしみじみ思う。高速道路の路上って禁煙だろうか、まあいいか、とガードレールにもたれてひとまずメビウスに火をつけた。
 同乗していたムトさんが、そうだ、と、ぼくたちが発ってから数十分後に後を追うように東京へ戻る予定の友人Yへ電話。すると友人Yはちょうど諏訪南から高速に入る手前にいて、この高速道路の上にぽつんと停まって空を見ている我々のところに来てくれると言う。車がレッカーされることになれば、ぼくたちは小淵沢から自力で帰らねばならないのに、友人Yが真っ白なベンツで近くにいてくれる。
 レッカー車のお兄さんはひとまず点検してすぐ、自走して帰れますか?というぼくの質問に微笑みながら、まっさら新品のバッテリーが10個あっても無理でしょうね、と教えてくださった。オルタネーター、旧称ダイナモ、バッテリーを充電する機械が動いていないのではないか、とのこと。レッカー車の荷台に引っ張り上げられた8号(我が車の愛称)、助手席にぼく。後ろをついてきてくれる友人Yのベンツの助手席にムトさんが乗って、高速の次の降り口である長坂で一般道に降りる。
 きびきびと今後の指示をしてくれるレッカー車を運転中のお兄さんにぼくは、近頃妙に厄災ばかり続いていてなんだかもうダメなんでしょうか、と嘆いた。お兄さんはキラッとぼくを見て、あなたはすごくラッキーである。なぜならエンジン停止が暗いトンネルの中ではなく、渋滞の中ではなく、逃げる場所のない環境ではなく、かつ、なんと友達がすぐに来てくれるなんて。トラブルはあったにしても、とんでもなくラッキーが重なっているトラブルです、この古い車をもっと可愛がってずっと乗り続けるべきですよ、とぼくを励ましてくれた。ご職業柄人を励まさざるを得ない局面への対処が任務の一部なのかもしれないが、お兄さんの汗とくっきりした笑顔に接し、自分の嘆きへの傾きを正すべきだと思うことができた。

 革張りのソファーシート、開閉する天井、どっしりと安定した加速、音質のいいステレオでボブ・ディランを聴きながら友人Yのベンツに乗せてもらって東京まで帰る。あのさ、こんな時に、ってつまりこんなこと頼める立場じゃないことは承知なんだけど、ちょっと音量上げてくれる? マイ・バック・ページが流れていて、友人Yは少しボリュームを上げてくれた。27年前の高校生のころ、ぼくが新宿中央公園で殴られて頬骨を陥没骨折して失神したのを助けてくれたのも彼だった。
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 池袋西口のファミリーマート横で缶ビールを2本空けて帰宅。
 
7月28日水曜日。
 休み。オリンピックの野球、日本対ドミニカを観てじりじりする。
 動画作成や旅行で溜まりがちになってしまった地下を書く。

 長野の友人宅で半ズボンを履いていて、ブヨがいるからやめたほうがいい、と友人に注意されていたが、なんとなくそのまま過ごした。そして今、両足のスネに多分ブヨに噛まれた跡が28箇所(数える度に数が1〜5変わる)ある。友人に画像付きで報告すると皮膚科に行くことを勧めてくれたが、蚊、ノミ、ダニほど痒みがなく、ただスネという舞台でカユミがバリトンボイスで小さく歌っている感覚しか無かったのでひとまず様子をみることにした。

7月29日木曜日。
 開店して諸事。
 たいてい旅行では終盤からムラムラと店の番台に戻りたくなっているもので、そんな時はいつもの諸事がとても楽しい。湧いて出てくる諸事をこなすうちに予定していたことがうやむやになり店の時間に溶けていく。

 母と兄と東京の叔母に今回の長野行きのはかばかしくない顛末を報告。

 夕方ミヤモトくんが来てくれて、造園会社への就職を報告してくれた。非常にめでたい。缶チューハイがすぐに空く。

7月30日金曜日。
 開店して諸事。
 手近な小山3コほどをまとめて仕分け、値段つけ、配架。
 動画の素材作り。
 
 TTとノムが6段階のうちの4段階目を終わらせてくれた、新聞連載切り抜き集商品化の5段階目である全体写真撮影を一気に終わらせる。

 店の改革について、去年からの目標が一つ残っている。そして、その次は「立体感」なのではないか、と思った。

 動画作成。透過処理をしたはずのPNG画像が動画に挿入すると背景が真っ黒になっているのはなぜなのか。同じ条件でできているものもあり、運なのか。

7月31日土曜日。
 開店して諸事。すぐにワンセグテレビでオリンピック野球、日本対メキシコを観る。
 動画の素材作りなど。

 撹拌機や使用法が不明な変な機械などシュール系ブツをまとめてお買い上げくださったお客様がいらっしゃり嬉しい。

 夕方から、吉祥寺パルコにて開催中のTOKYO BOOK PARKという古本催事に参加している岐阜・徒然舎さんの代打として、会場の配置転換のお手伝い。サラサラと棚を動かして終わり、と甘い見積もりをしていたが、ワゴンを動かすために上に乗っていたものを下ろし、それが次の条件の違うポジションでは同じように戻すわけにはいかないわけで、なかなかにがっちりスクラップ&ビルドな業務をする。そういう仕事がとても久しぶりで、まったく自信がないままに、形だけなんとなく収めて終える。一昨日徒然舎さんからは大量の缶ビールと大好きな鮎の甘露煮パックを郵送でいただいている。U書林さんからYouTube動画におけるハッシュタグの重要性をお聞きする、など。フレッシュな気鋭の古本屋さんたちに短時間でもお会いできてとても楽しい。
 帰宅してからtwitterを開いてとても驚いた。くりから堂さんがあの古本催事会場配置転換の様子をタイムラプス撮影していらっしゃった。なんと素晴らしい柔軟なアイデア。凄い。https://twitter.com/kurikaramarket/status/1421469061125328902

8月1日日曜日。
 開店して諸事。

 動画がひとつ完成。先週金沢の龜鳴屋さんから届いたムトさん挿絵、泉鏡花『龍潭譚』の箱を開封する動画です。長野で撮影した天竜川の映像をさっそく使えて嬉しい。

 『名画座かんぺ』最新号の表紙をゆっくり作る。ここ3回ほどまったく同じ工程、発想で作っているので、3回の画面がとても似ている。形を配置するのではなく、引いた線から形が出る方式。

 夕方から、ブヨに28箇所刺されているスネが焼けるように痒くなる。痒くなるまでに時間差があるとは聞いていたが、月曜に刺されて日曜にくるなんて。スネという舞台で、カユミがトランペットの大音量で合奏。たまに耳をつんざくシンバルも鳴る。最大に痒いときの痒みは、蚊やノミやダニよりも鋭い。しかもそれがしつこく長い。しかし、28箇所のブヨの噛み跡があることで1箇所の痒みがシンプルに28倍かと言うと、どうも違う。スネの全体が痒いので、大まかに考えれば左右のスネの2箇所である。星をひとつずつ数えれば多量だが、星が集まれば一つの銀河になる。たくさんの虫刺されの痒みは、星の痒みではなく銀河の痒みなのだ。
 ツルハドラッグでついこの間マタズレについて相談した店員さんに今度はブヨについて相談してステロイド入りの痒み止めを購入。それを1本全部使ってなんとか我慢ができるところまで治める。明日病院へ行かねば、と決意。



# by ouraiza | 2021-08-09 17:12 | Comments(0)