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2012/12/30 みみふん うすだ
つまさきから締めあげながら、こころよい窮屈さを、足首まで。
のびあがる紐のつまさきを、くるっとまいて、ぎゅっと結ぶ。
足のうらがしなりながら、なめてゆく。消えてしまいそう、なめてゆく。
足首を、ぎゅっと結ぶと、風船のよう、たたいてもわれない風船。
ぎゅっと結んで、足首に今日を感じる。

コンバースのハイカットのおはなし。

こんなことばかりですみません、な一年ですが、来年もよろしくお願いします。


こんな野放しをゆるしてくれている、代表、ありがとうございます。


アコースティックギターの音色は、
ふるいオイルのような、
ふかい琥珀色のウイスキーのような、
しゅるっと、まるくあたたかいはやさで、
こころよいおもたさをのこしながら乾いてゆくようで、
こころよい、のです。



Neil Young, Heart of gold (unplugged)


I wanna live, I wanna give
I’ve been a miner for a heart of gold.
It’s these expressions I never give
That keep me searching for a heart of gold
And I’m getting old
Keep me searching for a heart of gold
And I’m getting old



うすだ

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by ouraiza | 2012-12-31 04:56 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
2012映活ベスト10(2012/12/29)        のむ
【名画座かんぺ】
今年一年、誠にありがとうございました!!

去年の今頃はまだ存在すらしていなかったと思うと感慨深いです。
毎月使って下さっているみなさまに、心から感謝♡
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☆今年のシネみち☆
今週は、フィルムセンターの最終上映日に間に合わすべく、
必死でかんぺ作業に勤しんだため、映活ゼロ・・!
で、やってきました、この季節。
本年のシネみち鑑賞本数は226本。(内劇場鑑賞201本)
諸々の事情を考えれば奮闘した方かな、と。
ただ、後半のペース落ち激しく、後半に観た作品がほとんどベストに入らないというのは寂しい。
去年一昨年は、観たばかりの良い作品をどう押さえて前半のを入れるかで悩んだものだったが。。

1)『もぐら横丁』
2)『くちづけ』
3)『四季の愛慾』
4)『闇を裂く一発』
5)『赤い殺意』
6)『淑女は何を忘れたか』
7)『女渡世人 おたの申します』
8)『人間狩り』
9)『桐島、部活やめるってよ』
10)『カリフォルニア・ドールズ』

最後にもうひとつご報告。
名画座ライフにどっぷり漬かって3年半。
今年、鑑賞総本数が1000本を超えましたー!!

皆様、どうぞよいお年を!

納みち
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by ouraiza | 2012-12-30 03:13 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
2012/12/28  せと
 くだらないぼくの妄想。
 下坂昇(くだりざか のぼる)は高校を卒業すると、少年のころから通っていた荒川沿いにある古本屋、古書荒川でアルバイトをはじめた。店主の名は雀雀太郎(すずめ ちゅんたろう)。盲目の古書店主であった。うち(古書往来座)でやっていたイベント「外市」にも、下坂にお願いして4,5回参加してもらっていた。
 「古書荒川」は、下坂昇による、古書荒川にまつわる回想記である。
 残念ながら去年の夏、店主雀雀太郎は亡くなった。灯りの消えた古書荒川は工場街の片隅で朽ちていくしかない。店員だった下坂昇は現在どこにいるのかわからない。行方不明なのである。
 心配を募らせる友人たち、といっても私とほんの数人だが、が先日板橋にある下坂の4畳半の部屋に集い、大家の許しを得て、下坂を懐かしみながらささやかな忘年会をひらいた。友人のひとり玉川が酔いの勢いを借りて下坂の机の引き出しを開けてしまった。
「お、この封筒なんだ?」
表にはきたない文字で「荒川」と書いてあった。
「まさか、古書荒川のつづきじゃ・・・」
 下坂はたぶん戻ってはこないだろう。またいずれどこからか回想の一部が発見されるかもしれない。
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by ouraiza | 2012-12-28 22:02 | Comments(0)
2012/12/27 みみふん うすだ
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主に京都で演奏活動をされている川手直人さんから、CDR音源が入荷しております。パッケージなどもご自身で制作されているご自身のレーベルから。
「MUSIC FOR THE ROOM」(priblic 004)
「44」(priblic 001)
各1000円(税込)

※川手直人さんの音源は、「NEW WAVE」」(1000円/priblic 003)・「こまりいりまめ」(2100円/
shingoster RECORDS)、先に紹介した作品とあわせて、4タイトルお取り扱いございます。すべてインスト作品です。

川手さんの音楽が聴けます→http://kawatenaoto.bandcamp.com/

川手直人さんからたのしみにしていた音源が届きました。届いた小包をあけると、秋がしきつめられていました。思わず、うふふ。落ち葉をふみしめる音がきこえてくるような、かわいた葉。なんだかうれしくなる小包です。さて、音源のおはなしです。個人的にオススメしたいのは、「MUSIC FOR THE ROOM」。現在、当店にある他の3タイトルに比べて、さまざまな楽器の音が聴こえてきます。朝起きて、珈琲を淹れようと思い、やかんに火をかけ、ステレオに電源をいれます。川手さんの「MUSIC FOR THE ROOM」、珈琲を淹れながら、したたる液体が聴こえるしずかな午前のすきまにこころよく音がいるような、ふくらむ珈琲豆から誰もいない部屋をみると。のんびりした表情や、ちょっといたずらな表情、鼻歌まじりに、だったり、音が、そんな気になる、そのような日がありました、経験談。ですから、聴くひとによってもちろん違うと思いますが、とてもよい作品、音源です、とお伝えします。
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うすだ

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by ouraiza | 2012-12-27 16:44 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
2012/12/26  せと
f0035084_22494427.jpgf0035084_3275455.jpg 『名画座かんぺ』最新vol,13 2013/1 配布開始いたしました。

 『冬の本』(夏葉社)の当店特製付録しおりとは別の枝なのです。ちなみに梅です。枝というのは静物でした。折ってそれだけ手で持っている、またはそのへんに捨てた、枝なのです。
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by ouraiza | 2012-12-26 22:51 | Comments(0)
2012/12/25  せと
 最近読んだものというと、『寄生獣』『あずみ』『先生と僕 〜夏目漱石を囲む人々〜』『澄江堂主人』『昔日の客』。『寄生獣』、ミギーのフィギュアが欲しい。『あずみ』、15巻ぐらいまで面白かったが後つらい(30巻で挫折)。『先生と僕』は、夏目漱石をめぐる弟子、というか漱石を慕う若き人々の挙動が短いコマ漫画で少女漫画風に描かれていて、とても面白かった。芥川龍之介が死の数日前に漱石の墓の前に立っていて、それを漱石の娘が目撃していたというシーンがあり、出典を探している。エピソードを集めるだけで資料は膨大になる。それが愉快、時に悲しい漫画なのだからありがたいし、冷静に史実と距離を取りつつ楽しく温かい。芥川が主人公の『澄江堂主人』もとても面白かった。狂気と周囲。広津和郎の「散文精神」も登場。容易ではない命の焦燥が痛く伝わる。芥川をもっと読みたくなる。『昔日の客』、とっても面白かった。古本屋のフットワークを考える。落葉を拾い歩く。おそるおそるドアをノックする。古本の匂いと落葉の匂いにはつながりがあるという見解。古本屋が生きるのに幸せな時代、だったにしても、著者の心象ののびやかさが突き抜けていて透明。洗心。
 22日、夏葉社さんの『冬の本』刊行記念、前野健太さんのライブに。前野健太さんが三省堂書店の就職活動コーナーの横で「1杯120円のコーヒーブルース!」と唄う。なんとかっこよい。惜しげもない独自性。『冬の本』を編集なさった北條さんにもお会いできてよかった。北條さんの新刊御著書『わたしのブックストア』、早く読みたい。
 注文していた「北の国から」サントラが届いた。閉店後に聴いたりするとせつなくて動けず帰れない。よく歌われるメインテーマ(遥かなる大地より)、歌詞は「あー」と「んー」と「らー」だと確認。
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by ouraiza | 2012-12-26 02:56 | Comments(0)
2012/12/22    のむ
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「キノxコン!映画女子会のすゝめ」
チケット出来ました!!

★古書往来座にて前売り券お取り扱い中です!!!★
オーディトリウム渋谷に行くより往来座の方が来やすい方、
是非ご利用下さいませ〜。
今ならまだあややも間に合います!!

右上:1/19(土)11:30〜『刺青』(若尾文子さんx杉野希妃さんトークショー付)1900円(当日2000円)
右下:1/19、1/20『婚期』『刺青』『くちづけ』共通チケット(1作品)1200円(当日1300円)
左:1/20(日)12:00〜『くちづけ』(のむみちトーク付)1900円(当日2000円)

通常チケットというとミシン目が入っていてもぎるタイプが主流ですが、
イベント終了後もきれいなまましおりなどとして使って頂けるよう、
あえてミシン目無しタイプにしたそうです。
小さいけれど、嬉しいこだわり!


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♡今週のシネみち♡

1)◎『光る海』1963日活(中平康監督 飯田蝶子 吉永小百合 浜田光夫 高峰三枝子 森雅之 田中絹代 山内賢 ミヤコ蝶々)
2)○○1/2『ある殺し屋』1967大映(森一生監督 市川雷蔵 野川由美子 成田三樹夫)

1:ノムズシアター(自宅)2:角川シネマ有楽町

『光る海』
日活映画が滅法弱い。好き、の弱いじゃなくて、手薄、の弱い。古い所なら観てたりもするが、石原裕次郎吉永小百合軒並み興味なし。本作も主演の二人が吉永小百合と浜田光夫とあって、普通だったらまず観ないとこ。ところが中平康が監督だったから何となく観始めたら、クレジットに「飯田蝶子」発見♡♡♡狂喜。ミヤコ蝶々も出ていて、ダブルバタフライ映画だった。蝶子は吉永小百合宅の「ばあや」役。出番は少なかったけれど。ミヤコ蝶々の神父(母?)代理役が素敵。小百合の母役の高峰三枝子(バーのマダム)と森雅之がいい仲で、ガンで死にゆく妻田中絹代が高峰三枝子に死んだら夫と結婚してくれと頼むシーンとか、普通で考えたらドロっとする所だが、中平康がやるとこういうシーンも不快じゃない。ただ、田中絹代はしっかり陰気臭かった。って、本作で注目すべきは若者たちなのだろうが、本当に興味ないんだもの、日活青春映画の若者たち。。

『ある殺し屋』
無口でクールな殺し屋雷蔵。自分は未だに現代劇での雷蔵の良さがイマイチわからず、それより成田三樹夫の方に目が行った。以前ツイッターで成田三樹夫の髪の材質は何なのだろうか的なギモンツイートを見かけたが、本当にそう思う。雷蔵を裏切る役回りでずーっときてたのが、最後の最後で見事に雷ちゃんに感化され、捨て台詞と共に女の元を去るシーンが可笑しかった。期待してた野川由美子があんまり可愛くなくてがっかり。あと、殺し屋雷蔵の表看板の飲み屋で働く女の子が小林幸子だったらしいが、全くわかんなかった〜。オープニングでこの頃の大映映画でよく見る渦巻きグルグルが出てきた時は一瞬ドキッとした。

ノム田ミチ夫
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by ouraiza | 2012-12-22 22:49 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
2012/12/21  せと
「キノ×コン!」とは、公式サイトによると、KINOHAUS(渋谷区円山町)の「KINO=映画」と、英語の接頭辞「CON=ともに・一緒に」の2つを組み合わせた造語で、”映画館で様々な新しい出逢い”を体験するお祭り。
「キノ×コン!」公式サイト ←詳細は是非こちらでご確認くださいませ。
「映画女子会のすゝめ」
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 非公式宣伝。すみません「くちずけ」は「くちづけ」でした。
 数少ない前向きな要素を煎じ詰めてまとめれば、この一年というもの、古書往来座にとっては「名画座かんぺの一年」だったと思います。思い返せば去年の暮れ、忘年会の席上にて編集長のむみちさんは「来年なんかする!」と宣言なすったのでした。
 
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by ouraiza | 2012-12-21 22:19 | Comments(0)
2012/12/20            せと
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 青いりんごと赤いりんご。そういえば青りんごって食べたことがない。そうそう、この間友人ウーピーが長野の赤いりんごをくれ、あれがほんとおいしかった。りんごってうまい!と思った。これはどうだろう。ビリヤードの観点の一個でもあるが、球体と球体の接点は点である。

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 国策映画原作。満州ラヴロマンス。映画主演は長谷川一夫、李香蘭。

 冒頭。カバーをはずすと表紙のどきっとする端麗さ。装丁/望月春江。
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by ouraiza | 2012-12-20 22:20 | Comments(0)
2012/12/19  せと
f0035084_18214724.jpg広津和郎「散文精神について」(『わが文学論』1953乾元社 所収) より

 ”それはどんなことがあってもめげずに、忍耐強く、執念深く、みだりに悲観もせず、楽観もせず、生き通して行く精神――それが散文精神だと思ひます。”
 ”すぐ思ひ上る精神であってはならない、と同時にこの国の薄暗さを見て、直ぐ悲観したり滅入ったりする精神であってもならない。そんなに無暗に音を上げる精神であってはならない。さうではなくて、それは何処までも忍耐して行く精神であります。アンチ文化の跳梁に対して音を上げず、何処までも忍耐して、執念深く生き通して行かうといふ精神であります。ぢっと我慢して我慢して冷静に、見なければならないものは決して見のがさずに、そして見なければならないものに慴えたり、戦慄したり、眼を蔽うたりしないで、何処までもそれを見つめながら、堪へ堪へて生きて行かうといふ精神であります。”


 昭和十三、四年頃の講演の覚え書き、と後注にあり。

 昨晩のライムサワーの肖像。また酔って、音を上げた。


鈴木里策 最新写真集 『White』
2012 ソリレス書店 (新刊・税込)4725円
販売中

鈴木理策さんホームページ
版元のページ?
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by ouraiza | 2012-12-20 18:23 | Comments(0)