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2011/7/31 みみふん うすだ
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『原色 サボテン 写真集』ガーデンライフ別冊
S.54 誠文堂新光社 2000円 販売中 売切


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脈拍 / 二階堂和美

二階堂和美HP→http://www.nikaidokazumi.net/
新譜の「にじみ」、過去の作品を振り返らせれるほど、衝撃的によかったです。
『脈拍』は、3rd「また おとしましたよ」収録。


木下美紗都 / ボーイ・ミーツ・ガール PV

木下美紗都 さんの2nd「それからの子供」、傑作です。動画は、1st『海 東京 さよなら』収録曲、「ボーイ・ミーツ・ガール」のPV。とてもいいですよ。



うすだ
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by ouraiza | 2011-07-31 23:59 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
2011/07/30    のむ
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『猫・私の世界』朝倉摂
1978年初版
どうぶつ社
背ヤケ、カバー傷みあり
500円
販売中!!!



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♡今週のシネみち♡

◎2/1『キクとイサム』'59大東映画(今井正監督 北林谷榮 高橋恵美子 三島雅夫 三国連太郎 三井弘次 織田政雄 中村是好 殿山泰司)@フィルムセンター
◎◎『丼池』'63宝塚映画(久松静児監督 司葉子 三益愛子 新珠三千代 森光子 中村鴈治郎 佐田啓二 浪花千栄子)
◎2/1『世にも面白い男の一生 桂春団治』'56宝塚映画(木村恵吾監督 森繁久彌 淡島千景 八千草薫 高峰三枝子 浪花千栄子 田中春男)
◎◎『愛情不動』'59宝塚映画(佐伯幸三監督 鶴田浩二 香川京子 山田五十鈴 花菱アチャコ 三橋達也)以上@ラピュタ阿佐ヶ谷
◎◎2/1『Peace』'10日米韓(想田和弘監督)@イメージフォーラム



f0035084_152741.jpg『キクとイサム』北林谷榮ファン必見の一本。汚っっない!凄まじい老婆。台詞に「あと2年で70歳」とあったが、嘘だ。90歳にしかみえない。それにしても谷榮この時49歳というのだからまったく恐れ入る。混血児がテーマ。周りの薦めで弟は渡米することになり、姉弟が離ればなれになるシーンはホロリときた。キク役の高橋恵美子がとにかく明るく芸達者で素晴らしい。後は高橋エミとして歌手活動されているとのこと。

f0035084_1412038.jpg『丼池』何と読むんだろうとギモンに思っていたら「どぶ池」であった。大阪の繊維街の名前のようですね。その丼池で高利貸しを営む女性二人のナニワ金融ガチバトルムービー。一人はスマートな司葉子。もう一人ががめつさ丸出し婆、三益愛子。冒頭で三益愛子が通りをがめつく闊歩するのを見た瞬間、勝負アリ、と思った。いやかないませんて、あれは!で実際闘って司葉子が負けるわけです。鴈治郎はん演じるちょっと情けない老舗の主人もさすが。自分本当に若い頃の森光子が苦手なのですが、本作ではそこまで気にならず。三益愛子と浪花千栄子と鴈治郎に混じって埋もれたからか。

f0035084_1415148.jpg『桂春団治』春団治ものというともうひとつ藤山寛美のもの(未観)がありますが、今回は森繁版を。淡島千景という妻がありながら、若い八千草薫との間に子を生し、後家さんの高峰三枝子とも愛し合う。ん?この話どっかで・・。

f0035084_1492680.jpg『愛情不動』スクリーンで久々の鶴ちゃん♡ただ、役がそういう設定だったのか、若干女々しい仕草をするのがちょっと・・まあそれでもいいんですケド。芸一筋に生きる三味線芸人と彼に惚れた老舗料亭の娘の恋。途中鶴ちゃんが指をケガして三味線を弾くことができなくなったり、戦争で召集されたり、その間に香川京子は好きでもない三橋達也と結婚させられたり、とすったもんだがあったけれど、ラストはハッピーエンドでにっこり。山田ベルベルもいつも通りの存在感。

f0035084_1445210.jpg『Peace』じわりじわりと効いてくる、観察映画。これでもか!というほどのお金やセットやキャストを使い、さぞや、と思って観たら中身がすっからかん、というありがちなハリウッド映画(あれはあれで嫌いじゃないですが。)と360度いやちがう180度対極にあるドキュメンタリー。監督にとっての身近な人々(監督の義父母)の何気ない日常が映っているだけなのに、100人が観たら100の感想、感情の出る映画。右前足が不自由でびっこのチロも、肺がんなのに旨そうに煙草を喫う橋本さんも、どうせ離婚されるんだから結婚断ったという常にヘルメット姿の障害者のおっさんも、給料すら出ない福祉の仕事を「惰性」と笑って続ける柏木さんも、もう皆が愛おしくて。被写体を写す想田監督の眼差しが温かくて、好き。
それにしても。「日常」のちからって、すごいですね。「惰性」で何かを続けていて、周りにエラいなんて褒められてでも本人「惰性」のつもりだからそんなことはないってでもいつのまにか振り返ってみたら「惰性」で続けてきたことが立派な「日常」としてそこに積み上げられてあったりしてたぶんそれが「生きる」ってことなのだろうなあ、などとつらつら考える。そして自分は間違いなく生きている。
是非、みなさま劇場へGO!



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水曜日。
国立近代美術館へ。パウル・クレー展を観に。
夏休みだし終了間近だし混んでるかしら〜と思ったらそこまでではなかった。
先に観に行った友人からレイアウトがとにかく複雑で観づらい、と聞いていて、
そこは覚悟して行ったのでそこまで戸惑わず観れた。
で、絵。
クレーというと、淡い色のあの有名な色違いの四角がたくさんの、あの、
というイメージぐらいしかなかったけれど、
それだけじゃない、あら素敵ね〜という絵もたくさんあって嬉しかった。
一番のお気に入りは、「円の中の魚たち」という魚の絵。
一つの完成した絵をあえて切り離したり、ひっくり返したり、といった
プロセス的アプローチで括って展示という方法も面白かった。
前回の岡本太郎展の時は時間切れで観れなかった常設展も今回はばっちり。
奈良原一高の写真にドキュンとやられる。
常設企画展の『路上』も面白かった。
主に写真が多く、しかも被写体がマンハッタンというのが多くて嬉しくなっちゃった。
奈良原一高の「ブロードウェイ」という一連の作品もよかったし、
宮本隆司のマンハッタンの全ての交差点を映像に納めようとして未完に終わったという
映像作品もめまいがして面白かった。
木村荘八の『アルバム・銀座八丁』に至っては、欲しいくらいよ〜。

ノムル・クレー
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by ouraiza | 2011-07-30 22:43 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
2011/7/29     せと
 リブロ池袋夏の古本まつりが今日(7/30)から。参加なさっているにわとり文庫さんのご案内

政治集会ビラ 500円 販売中!!!
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by ouraiza | 2011-07-29 22:17 | Comments(0)
2011/7/28     せと
 らっきょうの脱皮。皮は5枚だった。もっと多い気がしていた。無念ながら5枚目の脱皮は撮り忘れ。画像をクリックすると別窓にて再生されます。


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『千代紙』鈴木三重吉 明治40年初版 俳書堂
背補修大 朱点書込多 蔵印
綴込み付録・複製漱石書状付き(元所有者による訳文あり)
4200円 販売中!!!
 
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by ouraiza | 2011-07-28 21:33 | Comments(2)
長崎道踏切の新堀さん        せと
 部屋を片付けていたら出てきた小さな紙切れ。A4の四つ折り。どきっとした。新堀さんが作った時刻表だ。
 古書往来座が2004年に開店したころには、池袋の目白側と雑司が谷側をつなぐ、山手線(他)の線路を渡るための、今は無き「長崎道踏切」がまだあり、廃止される工事がされていた。今そこに歩道橋「花のはし」がかかっている。開店当初は西口に住んでいたので、ほぼ毎日、その踏切を渡った。
 詳しく思い出せないが、長い工事だったイメージがある。その踏切の前で赤い棒を持って警備、歩行者を誘導する係りの方々の中に、新堀さんがいた。とにかく長時間閉じたままの踏切だったから、警備の人が待っているひとと会話している姿をよくみかけた。ぼくも帰宅途中など、お疲れ様です、徹夜ですか、暑いっすね、など、世間話をさせてもらった。おかげで、新しい店作りに集中して絞った雑巾みたいになった脳が、ちょっと休めた。新堀さんは丸顔に眼鏡をかけ陽にやけた、いかにも温和で真面目そうなおにいさんだった。訊ねれば、この踏切が何分後に開くか、だいたい教えてくれた。
 台風の豪雨で目と耳が滝のなかにあるような日にも、レインコート仕立ての警備服で、新堀さんは踏切にいたものだ。
 ある日この紙片をくれた。新堀さんの、結晶だと思った。思ったが、言葉にはならない。この紙片がただならぬものであることを噛みしめた。
 踏切のわき、ぴかぴか光る蛍光の黄色の作業着を着た新堀さんの背中が、ザアザア降る雨の煙の向こうに浮かんでいる光景を思い出す。
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 ありがたきユーチューブ。長崎道踏切。

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by ouraiza | 2011-07-27 15:04 | Comments(0)
2011/7/26     せと
 昭和5年(この年に誕生、野坂昭如、開高建、武満徹、梶山季之、竹中労、マックィーン、イーストウッドなどなど)、約80年前、英一さんが後輩忠三君に贈った本。「もっとも愛していた…‥否いる本の三、四冊、イイエ二三冊、イイヤ一、二冊、否、々、一冊の内の一冊、一冊である一冊、言ひかへると一番愛している本の、その一番目の本」。書き込みがおもしろく全文引用しました。読めない字もあり(●)。キー操作わからず一部旧字体が新字体になっています。

『大川端』小山内薫 昭和2年初版 春陽堂
函欠 4頁分補修大あり 前後見返し他に長文書き込みあり
2000円 販売中!!!!


<前見返し書込>
昭和五年五月十七日 先生の小説を 英一 より
おくる 忠三君へ
<奥付裏頁書込>
可成りの年代、月日を経て、現在に至った、日本特有の芸妓と言ふ不思議な制度!変な美の世界!はかり知れざる世界!伝統そのものの世界!特殊な世界!明治の大業は成立した。文明開化‥‥明治大正とスピートをもって進む。此処に始めて生れた日本に初めて生れて育った、インテリゲンチヤ!此処に舞台は、その第一幕を開かんとしている‥‥。YES!若者が芸者を恋ひすれば‥‥とでも名づけたい程であるところの小山内先生の、自ジョ伝は今忠三君の前に大一場を展開せんとしつつあります。
何かよい歌を……‥と思って居るので発送がおくれてしやうがない。吉井勇氏の歌でも……探したが、見当らぬ。
グヅグヅしていたら、君から今日葉書‥‥名古屋●のそれは、大川端をよんだ…‥とのしらせ——残念だった!何故?何故なれば君は、明治大正文学全集でよんだんぢゃないのか?それだったら悲しい。私は此の美しい大川端を………。と思っていたのだ。第一印象をよくしてよませたかった———。
気分が違ふからねえ……。残念だなア———。
私は初恋が、自分に、悲みを興へ、寂しさを増させたりする時 した時…‥今から、一昔以前、十年前私は、夜半の大川端を涙を流しつつ、しかもそれを少しもふかずに夢遊病者の如く歩いた‥‥…小山内先生が小説「大川端」の最後の一行の言葉の如く、●に足を先へ先へ運んだ。
柳●しの船頭がチヨキをこいで、川と、をかとですれちがった。川波が、こまかくふるへる。石垣にざぶざぶと波が洗ふ様によせるとき、川は満ちて、ヒタヒタと、石になくとき、中●の待合の灯がきえて‥…小山内先生は‥…私は恋人を忘れ人と酔ひしれて隅田川を●らめつつ、泣きもせぬのに出る涙を、ヒステリカルに笑ひつつ、自らを嘲いつつ……………‥大川端———浜町———
しかしそれもみんな夢———先生も恋人も死にました。 英

<後見返し書込>
私は此の本を私の持っている本の中で‥‥君も知っているあの桜木町の家の二階にのさばり返っているあの本の内で、もっとも愛していた…‥否いる本の三、四冊、イイエ二三冊、イイヤ一、二冊、否、々、一冊の内の一冊、一冊である一冊、言ひかへると一番愛している本の、その一番目の本、といふ事になる。私は此の本を君に、おくる事を、何故此んなにおそくなって思ひ出したか?何故もっと早く気がつかなかったか?
此れは今も、私をして考へさせる、大きなギモンだ‥‥。実に不思議だ。もっとも早く気づくべきことを、もっともおそく‥‥。しかし私は思ひ出した。此の本を‥‥私の一番尊敬している‥‥いたではない。いる…です。此の考へは永久に変るまい。否、年をへるに従って、一層深くあつくなるであろう…。日本の唯一の人、噫!先生は何故死んだのです?……私の世界中で一番エライと信じている小山内先生の作を、私の一番信じ愛し、尊敬し、そして頼っている年少の友(私には年少の友は君一人のみ)中込忠三へおくり、そしてその忠三君の恋愛に対して、私の先生の創作‥‥(ほとんど自ジヨ伝)が如何なる影響を与えるか?私には自分の経験かへり見て、ほじ●のし得●る●…………。そして私は喜ぶのです‥‥…ああよかった、まにあって‥‥と。君と約束しつつも此の本を送ることは、意外にもおくれた。それは私が此の本を愛していたからです。
此の本の装幀は清水三重三氏です。此の外箱と言ひ、本の装幀と言ひ見返し、表題のバ●ト●エナー(ライトレッドの—)に大川端のそ●の●●、口絵さし絵……実によく此の作意をのみ込んで生かしています。江戸人士がつくり、江戸人士が描き、江戸人士がよむ此の本‥‥。
ソウメイな忠三君にはよくこの文章、大川端の文字に、そしてその文字の裏にひそんで、重大なものを此の小説によむには重大な「必要」を「必要」である『もの』うらにひそむを、読むに前に感得されて、しかるのち、よまれることを望む。
それは、その当時の役者の生活、内容、及び対芸者、対客、対社会人等の関係、それらの人の実生活、東京の花柳界のフンイキ(此れは実に重要)をよく感じ得られてのちよまれる様私は希望する。併し芸者の心理状態は不変永久不変である。日本国中ならばいかなる土地でも、年代を問はず不変なり。
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by ouraiza | 2011-07-26 23:59 | Comments(0)
2011/7/25     せと
f0035084_21421085.jpgf0035084_2142280.jpg 土曜日のみちくさ市でいただいたおみくじ二種。仙台から来てくださった佐藤純子さんのおみくじと、岡崎武志さんのおみくじ。なんだか感動した。

 その翌日、古書組合の支部総会。いろいろあるようでないようである。刺激を受ける。300円で買って800円にするのではなく、50万円で買って300万円にするような、そんな感じを考えてみたいけどとうてい無理だな~~と思う。酔った果ての恥知らずな妄言(最近ひどい)が出ぬよう要注意するが、そういうものは後からかんがえるとどうしても出てしまったような気がするものだ。

『印刷美術年鑑 昭和11年版』大阪出版社
印刷見本1枚欠 函欠
7300円
販売中!!!!

 おもしろい‥‥戦前のいろいろな印刷屋さんの印刷技術の競演。最終ページ角の古書店値札は、池袋にかつてあった「藁火書房」さん。「人生座すじ向」。
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by ouraiza | 2011-07-25 21:42 | Comments(2)
2011/7/24
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(左)「銀河革命」笠井叡/著
現代思潮新社 H.16 初版
2000円 販売中
売切れ
(右)「ダンス・ドゥーブル」笠井爾示/著 笠井叡/著
フォトプラネット H.7 初版 1200円 販売中


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仮通信。

ジュンコさん、お疲れさまー。浅草からの、水上バスにて。
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うすだ
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by ouraiza | 2011-07-25 13:59 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
2011/07/23    のむ
本日みちくさ市無事終了いたしました。
当店まで足を延ばして下さった方々に、心よりお礼申し上げます!


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『別冊太陽 モダン東京百景』海野弘監修
1986年SUMMER号
販売中!!! 売切



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♡今週のシネみち♡

今週はヤスミンに始まり、ヤスミンで終わった。完全燃焼。
ヤスミン・アフマド監督(以下ユーロスペースHPより転載)
「1958年マレーシア生まれ。イギリスで心理学を学んだあと、広告業界へ進み、多くのCM作品を手掛けた。2003年『ラブン』で監督デビュー。続いて自伝的要素にあふれた家族映画<オーキッド・シリーズ3部作>(『細い目』『グブラ』『ムクシン』)を撮る。『細い目』は東京国際映画祭で最優秀映画賞を受 賞、『グブラ』『ムクシン』『ムアラフ 改心』も数多くの映画祭で上映され、ヤスミンは“マレーシア映画新潮”を代表する存在となる。母方の祖母は日本人 であり、その祖母をモデルに自らのルーツを探る新作「ワスレナグサ」を構想、日本での撮影を予定していたが、2009年7月25日急逝。あまりにも早すぎ る死であった。」

◎◎◎『タレンタイム』(2009)
◎◎◎『ムアラフ 改心』(2007)
◎◎『ラブン』 (2003)
◎◎1/2『細い目』(2004)
◎◎◎『グブラ』(2005)
◎◎◎『ムクシン』(2006)
全て@渋谷ユーロスペース

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初めて、映画監督に恋をした。
きっかけは映画『歓待』を観た日。
その日たまたま上映後に主演女優の杉野希妃さんとドキュメンタリー映画監督の松江哲明さんとのトークがあり、そのとき初めて「ヤスミン・アフマド」という名を耳にし。
いつもだったらただ頭を通り抜けただけかもしれないのに、やすみんという可愛らしい響きがどうも引っかかっており。
するとその後まもなく今回の特集のチラシが。
「啓示でしょ」
と自分を洗脳しつつ全作品制覇を決意。
映画って、人を変える力があるんだな、と実感。
泣かずに観れたのは『ラブン』のみ。
他全部涙。『タレンタイム』に至っては、劇場で嗚咽を漏らさないようにするのがどれほど苦しいか身を以て知ったほど。
涙涙というけれど、悲しみの涙ではなく、うれし涙でもなく。
うんとやさしい人に包み込まれたときにホッとして溢れ出る涙。たまに滂沱でしたけど。
『細い目』『グブラ』『ムクシン』が三部作で『ラブン』も同じ系統で、『ムアラフ』と『タレンタイム』だけは一応独立した作品ですが、根底にあるテーマは基本変わりません。
家族愛、信仰、赦し。
多民族多宗教多言語が混在するマレーシア社会でどのように生きるか。
決して簡単には手に入らない、解決しないテーマが、どこまでもやさしく、しなやかに、ユーモラスに描かれる。
作品を重ねていく度に、俳優の顔も覚えてきて、それぞれの作品で俳優と役柄を比べるのも一興であった。
後で少し調べてみたら、実の旦那さんと実のお抱え運転手さんなんかも出演してたり。
今回マレーシア映画自体生まれて初めての経験でしたが、多言語という観点だけでも、思わず笑ってしまうほど。
映画によっては、劇中使われる言語が4種類(マレー語タミル語中国語英語)くらいあり、字幕が三カ国語分(日本語英語中国語)流れたりで最初は若干戸惑った。翻訳大変なんだろうなぁ・・・。
全作品6本の内3本が自伝的作品であるため、全作品通して観ることで、「ヤスミン」自身に触れ合えたことが何よりの宝物。
これからもきっと命日のこの時期にどこかの映画館で特集上映され続けるにちがいない。
そしたら毎年観に行くんだ。
人種だって宗教だって身分だってなんもかんもぜーんぶ包み込むほどのやさしさを持つ、ヤスミンのような女性になれるように。
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ヤスミチ
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by ouraiza | 2011-07-23 22:43 | ノミムメモ(土曜) | Comments(1)
2011/7/22     せと
 今日のしょうゆ。
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by ouraiza | 2011-07-23 02:00 | Comments(0)