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2011/01/31       せと
 友川カズキドキュメンタリー映画『花々の過失』(ヴィンセント・ムーン監督)を新宿で観た。少し早くついてロビーにいると、前の映画「ヘブンズストーリー」の上映後のトークショーが開かれているようだ。なにか耳に親しみのあるお声の節々が・・・内澤旬子さんがお話しなさっている!びっくりした。新年のご挨拶を。花々の過失。友川カズキさんはまったくとてもかっこいい。でも、「引き、寄り」というところの「寄り」な映像が流れ続け、疑問に思った。「寄り」でこちらに見えるのは、用意された細部だ。寄りばかりだと、細部を発見する愉しみが無く、目が窒息していく。寄ると迫るとは違うことのような気がする。友川カズキさんが立った姿で頭からつま先まで映ったのが3回(座った全身はもっとある)。すべて後ろ姿で一度は真っ暗。シルエットではない明瞭な形で、例えば靴、は一度も表れなかったと思う。好き嫌いの問題なのだろうが、肉薄を絵に描いたかっこいい映像には、無意味で自由な細部が無かった。

 目玉クリップを赤く。手近な日用品的事務用品にもっとカラーバリエーションて無いものか。探していないだけでどこかに売っているのかもしれない。アスクルのカラー目玉クリップは9色のセット販売だった。ビニールシートも青や灰色だけじゃなくてもいいのにと思う。
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『オブジェマガジン 遊』工作舎 1971~1982
創刊~終刊までのうち5冊欠 45冊1括
全体に経年シミあり、小口によごれある数号含む
販売中!!!!!! 売切

 ああ画像ボケご容赦ください。
・9号「存在と精神系譜 上」1976・10号「存在と精神の系譜 下」1977・1001号「相似律」1978・組本3「へ組 糞!あるいはユートピア」1980・臨時増刊「稲垣足穂 野尻抱影追悼」1977
が欠号。
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by ouraiza | 2011-01-31 16:09 | 工作 | Comments(0)
2010/1/30 みみふん うすだ
【入荷致しました】
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「ブーヴィエの世界」
ニコラ・ブーヴィエ/〔著〕 高橋啓/訳
みすず書房 H.19 初版 2300円 販売中売切 

詳細についてはこちらの、みすず書房様のHPでどうぞ
「coyote NO.22 特集 僕らはニコラ・ブーヴィエに出会った」
スイッチ・パブリッシング H.19 初版 500円 販売中

詳細についてはこちらの、スイッチ・パブリッシング様のHPでどうぞ



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【さいきんのいちまい】

OORUTAICHI オオルタイチ live "Futurelina" Aug. 2010


YEAHYEAHYEAHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

album「Cosmic Coco, Singing for a Billion Imu’s Hearty Pi」、2011.01.23 release!
即沸点。ああ、スッキリ!!

YEAHYEAHYEAHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

MVが、タノシイ。
ひさしぶりのbig wave!体内に点在し満ち引き繰り返すunknownな潮が、鈍い音を捻り上げながら、シンクロニシティーン。

YEAHYEAHYEAHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

Check it!!→OORUTAICHI

OORUTAICHI - FUTURELINA(PV)
OORUTAICHI - Beshaby (PV)




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【入荷致しました】
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「connect 003 特集 川本真琴」
CONNECTWORKSHOP H.13  販売中売切


川本真琴×佐内正史、など



川本真琴 - ギミーシェルター

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あんたは誰や - ミドリ
ミドリ(2010.3.23)4.mpg





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【ひさしぶりのいちまい】とてもよく、また聴きなおしており〼。山本精一&PHEW「幸福のすみか」。

山本精一 & phew - 「そら」


どんなときでもー
どんなひとのうえにもー
わけもなくただー
ひろがっているー
そこにあるだけがすべてのー
けれどけしーてー
とどーかーないー


うすだ
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by ouraiza | 2011-01-30 23:50 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
2011/01/29    のむ
f0035084_15372388.jpg『『火山灰地』評論・資料』刊行委員会編 昭和38年初版 劇団民芸発行
A5判 280頁 カバースレいたみ 
宇野重吉 瀧沢修 細川ちか子 波多野憲 清水将夫 鈴木瑞穂 吉行和子 大森義夫 奈良岡朋子 宮坂将嘉 10名の署名入り
(『「火山灰地」批評スクラップ』1961 付き)
6300円 販売中!!!

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この本、どんな状況でこういう結果になったのか・・・その状況を思うと、鳥肌。




今週のシネみち

今週は行きつけの名画座でのプログラムに恵まれなかったこともあり、劇場鑑賞は一日のみ・・・

◯『十字路』'28衣笠映画聯盟(衣笠貞之助監督 阪東寿之助 千早晶子)
◎◎『全身小説家』'94疾走プロダクション(原一男監督 井上光晴 埴谷雄高 瀬戸内寂聴)以上@シネマヴェーラ渋谷
◯『月蝕』'56日活(井上梅次監督 三橋達也 月丘夢路 金子信雄 安部徹 石原裕次郎 岡田真澄 西村晃)
◎『密会』'59日活(中平康監督 桂木洋子 伊藤孝雄 宮口精二)以上CS


『十字路』佐藤忠男の『日本映画300』にも載っていて観てみたかった一本。ただし今回のは短縮版。昭和3年、ととんでもなく古いのに映像がとってもモダーン。いろんな解説を見ると、こういうのをドイツ表現主義的技法というのだそうだ。弟役の阪東寿之助が美しい。完全版で観たかった。調べてみたら廉価版でDVDがあるんですね。うーでも買ってまでは・・・。
『全身小説家』面白かった!観る前に長すぎる(155分)と代表にボヤいたら「絶対そんな風には感じないから観た方がいい」と言われ。実際飽きなかった。井上光晴モテまくりですね。心底井上光晴に惚れている女性たちを見てたら、昔古本大學時代にお世話になったOさんを思い出した。彼女のは、阿刀田高だった。一人の作家に弟子として付いてその人の生き様から芸を学び取ろうとすると、こうなるのだろうか。手術シーンには辟易。瀬戸内寂聴の「彼にはね、嘘をつくことでどうしても守らなければならなかった真実というものがあったんじゃないかと思うのね」という言葉が重く心に響いた。嘘つきだろうが何だろうが、本当に「生きた」人だった。それにしても、良質なドキュメンタリー映画はフィクションより面白い。
『月蝕』どうも、月丘夢路が主演のショービジネスものはあまり好きでないような。三橋達也がサックス奏者で月丘夢路が歌手。どちらも深い所ではお互いに惹かれ合っていて、でも意地張ってくっつきはしないが、次第にお互いに似たような暗い心の傷があると知って急速に関係が深まり婚約。その直後、月丘夢路が以前もてあそんだフィリピン人男(岡田真澄)にピストルで撃たれ死亡。月丘夢路をめぐって争う他のメンバーに、金子信雄、安部徹、石原裕次郎。あまり毒気の強くない金子信雄がみれる。三橋達也がピアノを弾きながらジャズのナンバーを歌う場面で、それはないだろう的な声の吹き替えにちょっと笑った。月丘夢路は実際に歌ってるんでしょうが。上手ネ〜。監督は夫の井上梅次。
『密会』桂木洋子といったら、お目めパッチリで可愛らしく、『肖像』などでの可憐で気だての良い娘さん的なイメージが強いのだが、本作では、大学教授の若妻で、何と夫の生徒と浮気!だけでなく最後にはあんなことまで!という悪女ぶり。ただあからさまな悪女という訳ではなく、まぁ偶然の悲劇が重なった上でああいう事になってしまったという成り行き悪女ですが。1時間ちょっと、と短い作品ではあるが、結構スリリングでした。桂木洋子って黛敏郎の奥さんなんだ〜!


宇野重ミチ
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by ouraiza | 2011-01-30 02:20 | のむのノミムメモ | Comments(0)
2010/01/28    せと
 大学でお世話になった先生の授業が今日で最後だったらしい、気付かなかった・・・悲しい。もぐりたかった。別大学でも講義を持っていらっしゃる。

 出張買取りに行き、町田のほう、ポプラが丘なる場所周辺で道に迷う。出張買取りは今月6回目。うち4回が車。他は台車。車の運転が苦手であることをうまく言葉にしようとずっとしているのだがなかなか決まらない。車はぼくにはもったいない、という気がして、臆している。車ではガードレールをゆっくり眺めたり、柵を乗り越えたり、急に曲がったり、側溝を歩いたリ、電柱をなでたり、当たり前だが出来ない。そこが苦手。車を運転しながら意識して発生させ感知せねばならない域が苦手。しかし連日だったり長く運転したりすると、最終的にはそんなことをすっかり忘れ、とても楽しくなっている。車とシンクロしたぜ、などと、カーヴを吟味する。だんだんわかってきた。車の運転でとても大事なのは、首、なのだ。運転がうまい人は、首を固定させず、とても柔らかく動かして前後左右を感じている。
 出張買取りの後に車で本を運んでいて、ぼんやりと夢想する。無造作にのせたあの箱の中には本ではなくほんとは時限爆弾が入っていて、もうすぐ爆発するだろう。とか。
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『SAMMLUNG NATURKUNDLICHER TAELN』
Herausgegeben von Erich Cramer ドイツ刊
(『博物図譜集』)
全8巻中1~7巻バラ売り


1・植物(薬草・多年生草木)図譜全168枚中 2枚欠 1957刊
  解説冊子付き 5250円
2・植物(低木・高木)図譜全144枚中 3枚欠 1960刊
  解説冊子付き 4200円
3・哺乳類 図譜全192枚中 10枚欠 1974刊
  解説冊子付き 4200円
4・昆虫類 図譜全192枚中 3枚欠 1961刊
  解説冊子付き 8400円
5・鳥類 図譜全208枚中 58枚欠 1962刊
  解説冊子付き 2100円
6・きのこ類 図譜全180枚中 8枚欠 1963刊
  解説冊子付き 10500円
7・鉱石 図譜全162枚揃 1960刊
  解説冊子欠 8400円
販売ing

残念ながらほとんどが欠番あり。昆虫は正視できない。
  

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第6巻 きのこ
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第7巻 鉱石
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第4巻 昆虫
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by ouraiza | 2011-01-28 22:16 | Comments(2)
2010/01/27    せと
 去年開店なさったと聞いていた大山・銀装堂書店さんに行った。紙もの、おもちゃ、版画、絵葉書など、ストレートに本だけではない、趣味性の強さがとてもおもしろかった。古いもののぬくもりが生活に近い街角にあるというのは楽しいなあと思う。

 酔って撮った画像ははじめ真赤に面白いのだがだんだん青が混じり翌日にはえぐい真紫になっているので埋めてしまうことが多い。
 昨日に続いて過去画像整理中にみつけた。先月、『HB』編集部橋本さん。

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『吾輩ハ猫デアル 上編』夏目漱石 明治40年11版 大倉書店
カバー・表紙・背欠
本文・挿絵のみ
中村不折挿絵6点綴込み
3150円 販売中!!!!

 上中下のうち上のみ。一応和紙が貼られた厚紙の表紙に本文の見返し部分が貼られ、本文に開けられた穴にひもを通して閉じられている。中村不折の挿絵が木版なのか石版なのかわからない。木版のような裏側へのにじみが少ないので、木版ではないのだろう。
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by ouraiza | 2011-01-27 21:42 | Comments(0)
2011/01/26    せと
 なにかこじんまりした、今日一日をまとめるようでまとめない、ししおどしがただコンと鳴るだけのような、ひとつの項目を画像におさめたか。無い。無いので過去の携帯画像フォルダを探る。
 なんだこれ。しばらくなんだかわからなかったが思い出した。これは去年非常に酔って非常に感動して撮った、近所のジュースの自動販売機横のゴミ箱の顔。たぶんなんだろう、線が良かったのだと思う。
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 去年、外の特価本スタンドをいじくっていたらいきなり目の前の本の天に舞い降りてきて、風も吹かず、そこに留まっていたもの。ケセランパサランてこれなのか。
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『長谷川潾二郎画文集 静かな奇譚』平成22年4刷 求龍堂
2100円売切

図録『竹中英太郎 生誕百年記念』平成18年初版 竹中英太郎記念館
2100円
販売中!!!!!!
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長谷川潾二郎「横浜港」
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by ouraiza | 2011-01-26 16:19 | Comments(0)
2010/01/25    せと
 第24回外市、終了いたしました。誠にありがとうございました。

 今回は片付け時に古書現世向井さんが居ず(出品あるも本人は腰痛にて今場所欠場)、ああ、あのお姿がみえないとなんとなく作業を焦っちゃうなあ、と思う。以前お聞きしたのだが、向井さんが本を縛るスタイルは元ヤクルトスワローズの八重樫の打撃フォームを参考にしているそうだ。
 ぼくが商品として出した銀色のでかい皿についてお客さんからこの詳細はなんなのでしょとご質問があった。さっぱり皿であること以外わからない旨お伝えした。その後、番台にたまった本を早く処理したくて必死で拭いていると、外市側の外の番台で店番中の立石書店岡島さんがいつもの大至急一大事声で「せっさん!!」と呼んでいる。急いでいってみると「鉄だよ、鉄!!」と教えてくださった(岡島さんのとなりにいた博雅書房さんが携帯で検索してくださっていた)。しばらくしてまた店内業務にいそしんでいると外から「せっさん!!」と呼ばれる。すわなにごとなりしか!と駆け寄ると、「パンだよ!パンの皿だよ!!」。「そ、そうですかパンですか!!」。皿は売れ残った。
 向井さん岡島さん、南陀楼綾繁さんなどが中心メンバーになって新たな古本ムーブメントが。桜咲くころ、ところは月島、相生橋のふもと。川が目前で空広くとても気持ちのよいロケーションと聞きました。「あいおい古本まつり」(あいおいブックラボ主催)

 近所の工事現場に人形が浮かんでいる。水道工事だから水滴を模したマスコットなのだろう。現場の人にその名前を訊ねてみると「わ”か”り”ま”せ”ん」ととても寒そうだった。
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売切れ
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by ouraiza | 2011-01-25 19:12 | Comments(2)
第24回 外市  ==軒下の古本・雑貨縁日==
終了いたしました。誠にありがとうございました。

f0035084_1934399.jpg「外、行く?」  第24回 外市
古書往来座の外壁にズラリ3000冊の古本から雑貨、楽しいガラクタまで。敷居の低い、家族で楽しめる縁日気分の古本市です。
■日時 2011・1月22日(土)・23日(日) 
22日(土)⇒11:00ごろ~19:00(往来座店内も同様)
23日(日)⇒12:00~18:00(往来座店内も同様) 雨天決行

前日の21日(金)は準備のため古書往来座の営業は20(夜8)時までです。
▼スペシャルゲスト 博雅書房(無店舗)/文壇高円寺(荻原魚雷)/文系ファンタジックシンガーPippo(チンチロリン商店)/嫌記箱(塩山芳明)/古書荒川/九蓬書店(目黒・無店舗)/やまねこ書店(ONLINE)/ふぉっくす舎伴健人商店(晩鮭亭)/他、お客様オールスターズ(朝/Y‘s/さとみの本)
▼わめぞオールスターズ 古書現世(早稲田)/立石書店(早稲田)/藤井書店(吉祥寺)/旅猫雑貨店(雑司が谷)/丸三文庫(早稲田)/古書文箱(雑司が谷)/ひぐらし文庫(雑司が谷)/ブックギャラリーポポタム(目白)/貝の小鳥(目白)/退屈文庫古書有古堂(雑司ヶ谷)/JUNGLE BOOKS(雑司が谷)
▼「本」だけじゃないのです! ハチマクラ(高円寺)/古陶・古美術 上り屋敷(会場では特選ガラクタを販売)
■主催・わめぞ ■チラシ画・武藤良子 デザイン・星燈社


古書往来座 猫の里親様募集中
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by ouraiza | 2011-01-23 18:00 | 外市情報(終了) | Comments(0)
2011/01/22            のむ
f0035084_19575984.jpg『STUDIO VOICE 特集 相対性理論』2009/7 vol.403
付録CD(やくしまるえつこ朗読)未開封付き
3150円  販売中






第24回外市、絶賛開催中です!
明日は12時から17時まで。
まだまだ掘り出しものがたくさんございますのよ!




今週のシネみち
◯『ぶらりぶらぶら物語』'62東宝(松山善三監督脚本 小林桂樹 高峰秀子 団令子 桂小金治 三木のり平 左卜全 西村晃 十朱久雄)@銀座シネパトス
◎『フレッシュマン若大将』'69東宝(福田純監督 飯田蝶子 加山雄三 田中邦衛 有島一郎 藤木悠 酒井和歌子 草笛光子 藤岡琢也)
◎『喜劇 駅前弁天』'66東宝(佐伯幸三監督 森繁久彌 伴淳三郎 フランキー堺 三木のり平 淡島千景 乙羽信子 淡路恵子 山茶花究 池内淳子 沢村貞子)
◎『侍富士を走る』'63東映(井沢雅彦監督 若山富三郎 山城新伍)
◎◎『バウンティフルへの旅』'85米(ピーター・マスターソン監督 ジェラルディン・ペイジ)以上CS
◎『ヤコブへの手紙』'09フィンランド(クラウス・ハロ監督 カーリナ・ハザード)@テアトルシネマ銀座
◎◎『ハリーとトント』'74米(ポール・マザースキー監督 アート・カーニー)CS
◎◎◎『妻の心』'56東宝(成瀬巳喜男監督 高峰秀子 小林桂樹 三船敏郎 杉葉子 千秋実 中北千枝子 三好英子 田中春男)
◎◎『愛情の決算』'56東宝(佐分利信監督出演 原節子 三船敏郎 小林桂樹 八千草薫 )以上@銀座シネパトス

今週は洋画も少し観れて嬉しい。奇しくも観たアメリカ映画が2本とも老人もので、グレハンバスに乗る。忘れかけていたアメリカ好きの自分を思い出した。

『ぶらり〜』面白くなかったー。先週の『われ一粒〜』『名もなく〜』の後だっただけにガッカリ。唯一素晴らしかったのは、冒頭のクレジットシーン。何と何と、スタッフキャスト全員(録音撮影美術など、みんな)が、名前と一緒に顔まで出るんです。一人一人が一本の縄でつながっていて、引っ張りっこしながら次の人にバトンタッチするという凝りよう。初めて藤本真澄(東映社長プロデューサー)の顔を見た。小林桂樹扮する江分利満氏を地でゆく風貌で、思わず笑みが。監督に至っては、縄でぐるぐる巻きにされてクルクル回っておる。松山善三が動いている(回っている)のを見たのも初めて。これまで数えきれないほど名前を目にしてきて、いまだにどれがその人だかわかっていない脇役者なども、こんなクレジット方式だったら一発で顔と名前を覚えられるのになぁ。
『フレッシュマン若大将』飯田蝶子禁断症状が出て、慌てて補給をば。今回はネグリジェ姿で登場。本人はネムリジと言ってましたが。映画は可もなく不可もなく。藤木悠が良かったなぁ〜。『トイレット部長』の時は「自分もあんな部下がほしーい」と思いましたが、今回は「あんな義兄がほしーい」でした。
『駅前弁天』いつも通り。爆笑シーンが一つ。妻(淡路恵子)がやってる美容院で三木のり平が池内淳子の髪をセットしてあげるシーン、お決まりとはいえ大層な爆発頭で、池内淳子よくあの頭での出演を許可したなぁ。
『侍富士を走る』コミカルな若山富三郎を満喫できる一本。山城新伍のほっぺにチューしてました。本当に。
『バウンティフルへの旅』泣けました。とにかく主演の女優が素晴らしい。芯が強い、でもやさしくてユーモア溢れる老女で、自分的にはどストライクなおばあちゃん。息子の嫁と折り合いが悪い都会の家を逃げ出して生まれ育った田舎の家を訪れるまでのドラマ。生まれ育った小さな南部の町が寂れ果てて事実上消滅していたり、アメリカの人たちにとっては他人事ではない悲しい要素もあるが、最後は嫁との関係性にも希望が見えて来て、爽やか。
『ヤコブへの手紙』幾重にも悲しかった・・・・。まず、75分しかない短い映画にもかかわらず、前半ウトウトしてしまい。あんなに楽しみにしていた作品なのに、自分がホトホト嫌になる。それでも最後はしっかり大泣きしましたが、何か。あれは完全にヤラレました。物語的にあまりに悲しすぎる。北の国特有の空の色や、風景の色合いが余計に悲しさを増す。教会が建っている風景は息をノムほど美しかった。
『ハリーとトント』猫好きの人にとっては、『こねこ』と並んで有名な猫映画らしいのですが、自分は初見。心が温まりました。そりゃああんな風に猫と旅ができたら楽しいでしょ。単なる猫映画というわけではなく、連れ合いを亡くした一人の老人が、アパート取り壊しによる強制退去を機に、三人の子供を訪ねて回りつつ、それでも最後はやっぱり一人で生きることを選ぶ。家族とのかかわり合い方も淡々としていて、でも冷淡というわけではなく、普通の家族というのがとてもよく描けていたように思う。
『妻の心』成瀬巳喜男、万歳ーっ!と叫びたくなったくらい。素晴らしかった。何なんですか、あの心理描写の細かさは!何なんですか、それを演じきれてしまうデコちゃんは!日本映画の至宝を観せていただいた感じ。普段から、シネ友の朝氏と「小林桂樹と千秋実って似てますよね〜」と話していたのだが、本作ではまさに、の兄弟役。デコちゃんと三船敏郎の二人が微妙に惹かれ合っていく過程、長男一家が帰省してきて日が経つにつれて何となく家族皆がしっくりいかなくなっていく過程など、もう本当に細やかに描かれていて、堪能。中北千枝子が嫂役を好演。ダメ長男(千秋実)がその後どうなったかがすごく気にはなるけれど・・・。
『愛情の決算』それにしたってすごいタイトルではある。こちらも心理描写の素晴らしい作品ではあるが、『妻の心』ほど究極の内面には迫っていない。戦争で夫(内田良平)を亡くし、親子二人でバラック小屋暮らし、夫の戦友の一人(佐分利信)と再婚し、怪我で働けなくなった夫を助けるため自分が働き、そもそも愛し合って再婚したわけではない夫が嫌になりもう一人の若くてエネルギッシュな戦友(三船敏郎)に惹かれ浮気をし、最後は夫と子供を置いて家を出る、という波瀾万丈な生き方の原節子と、碁の打ち方だけは鋭いが、戦争から戻ったはいいが戦後社会での自分の位置を見つけられず、年下の上司(土屋嘉男)に散々バカにされ、何に対しても煮え切らない佐分利信との対比が面白かった。佐分利信監督作品を初めてみた。
『妻の心』『愛情の決算』ともに、三船敏郎は他人の女房に惚れられるモテモテ独身男。デコちゃんとは結ばれず、原節子はモノにした。


のむ瀬みち男
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by ouraiza | 2011-01-22 19:57 | のむのノミムメモ | Comments(0)
明日は外市Vol,24    せと
 明日は外市。概略布陣図。絵などは武藤良子さんと古書文箱さん。むりやり何か言葉を書けということでゲスト博雅書房さんは「お店ないです」。
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 古書荒川さんの出品物の一部。ああ値札書き直そう、「仙台・ブックカフェ火星の庭製 実際に使用された空間圧縮歴史的アイデア販促グッズ 『須賀敦子全集』立体ミニチュア 200円」。他。会場には他に立石書店さんのピコピコハンマー、タイプライター、ミシン、変な腰掛け、壁掛けなどあります。
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by ouraiza | 2011-01-21 21:56 | Comments(0)