「ほっ」と。キャンペーン
<   2010年 10月 ( 30 )   > この月の画像一覧
2010/10/31 みみふん うすだ
【本の紹介】

f0035084_1735641.jpg
f0035084_1785430.jpg
「背中の記憶」 
長島 有里枝/著 
講談社 H.21 初版 
750円 販売中
売切
「あさって歯医者さんに行こう」 
高橋 順子/著 
デコ H.21
700円 販売中
売切れ

f0035084_2335527.jpg

「金子功のブラウス絵本 」 金子功/著
文化出版局  S.60 初版
1800円 販売中

「金子功のワンピース絵本 」 金子功/著
文化出版局  S.59 初版 
1800円 販売中





^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

Shuta Hasunuma - Shangfai (Video by Takehito Koganezawa)

Music by 蓮沼執太「シャンファイ」(2010)


Video by 小金沢健人




La Sera - Never Come Around
vashti bunyan - winter is blues



蓮沼執太「シャンファイ」、店番中に聴いていると、ときおり「これは..」と聞いてくださる方がすくなくなく、嬉しい。祝祭的な、いい曲だと思う。

林央子さんが編集、発行している「here and there」。vol.9「HER LIFE」に長島有里枝さん、vol.10「BLUE」に小金沢健人さん、が寄稿されています。
「HER LIFE」、「BLUE」、ともに興味深い特集と記事。「BLUE」では、写真家・大森克己さんの記事「東京ガイド」、いくつかの街のなかで、はじめに池袋を紹介されています。平和通りの中国家郷料理「永利」と、銭湯「平和湯」などが出てくる。

そういえば、先日、THEATRE PRODUCTSのコレクションショーで、蓮沼執太が音楽を担当したのだが、どんなのだったろうか。聴きたし。

あしたから11月。中旬頃、viviangirlsのベース・Katy Goodmanの別バンド「La Sera」が、おそらくはじめての音源を、7inchで出すようで楽しみ。Katy.. アメリカはブルックリンのバンド、そしてメンバーだが、60〜70年代のヨーロッパ的な雰囲気も感じる。かるくて、洒落てる。

振りかざすような力強い闘いだけが、生々しい土臭さでもなく、森でひとり歌う幻想的な孤独も、生々しい土臭さをもち、魅力を感じる。そういうことを、音楽を聴いていて思う。ACID、psychedelicな、FOLKやROCKは、ヨーロッパ方面があいかわらず好み。ときおり、異常に素晴らしいヨーロッパ的な音を鳴らすアメリカのひとたちがいて、鷲掴みにされたりするけど。


おわり。


うすだ
[PR]
by ouraiza | 2010-10-31 23:56 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
2010/10/30    のむ
『イモマンガ』
左:文庫本1050円
  (季刊冊子三年分を一冊にまとめたもの)
右:季刊冊子 無料
販売&配布中!!!

自分は、イエナツキさんのOLうさぎシリーズと、うえのようさんのおすしちゃんシリーズ、ヨツモトユキさんのヌイさんシリーズのファンです。
f0035084_2157435.jpg


『東映週報』『新宿東宝』
各500円 販売中!!!
何年発行のものかはっきり記載はないが、掲載映画の製作年からみると、大体昭和15年前後のもの。
「健全な娯楽は新宿で」という見出しの下に当時新宿にあった18の映画館の名前がズラリ。
『燃ゆる大空』という映画の宣伝見出しが「事變記念特別上映」。事変!ちょうど満州事変から10年後ということで、なのか?他にも、鑑賞道徳の一つが「傷病兵に席を譲りましょう」だったり、細かく見ていくと突っ込み所満載。
f0035084_1533686.jpg

当時の三大美女
原節子、山田五十鈴、柳家金語楼
f0035084_1534851.jpg





今週のシネみち
◎『わが町』'56日活(川島雄三監督 辰巳柳太郎 南田洋子 殿山泰司 北林谷榮 大坂志郎)CS
○『エクスペンダブルズ』'10米(シルベスター・スタローン監督主演 ジェット・リー ミッキー・ローク)板橋サティ
◎『十三人の刺客』'63東映(工藤栄一監督 片岡千恵蔵 西村晃 嵐寛寿郎 内田良平 月形龍之介)
◎『警視庁物語 不在証明(ありばい)』'61東映(島津昇一監督 神田隆 堀雄二 千葉真一 小沢栄太郎)
◎『座頭市と用心棒』'70大映(岡本喜八監督 勝新太郎 三船敏郎 若尾文子 砂塚秀夫 嵐寛寿郎 滝沢修)以上CS

劇場鑑賞が、あろうことか『エクスペンダブルズ』だけ、という寂しい一週間。
『わが町』明治生まれの日本男児、車引き他吉の一代記。自分のやり方を曲げる事を知らない、頑固一徹の辰巳柳太郎。こういう人が父親や祖父だと大変だろうなぁと思う反面頼もしくもある。殿山泰司が満喫できる。一代記のため、物語のスパンが長く、北林谷榮など最初は実年齢(45歳)くらい。最後はやっぱりお得意の老婆になってしまっていたけれど。
『エクスペンダブルズ』は見事なまでに思った通りというか期待を裏切らないというか。良くも悪くも。残念だったのは、ブルース・ウィリスとシュワちゃんが1シーンしか出なかったのと、ジェット・リーがあまり強くなく描かれていたこと。一番好きだったシーンは、スタローンと仲間が小型ジェットから地上の敵を攻撃するシーン。一瞬自分も飛行機に乗ってるような、あの感じ大好き。仲間の一人が使う最終兵器みたいなどデカ銃が本当に凄くて、一発で頭がフッ飛ぶ様をみて、思わずゲラゲラ笑ってしまった。爆破シーン満載。スタントマンの名前もズラリ。エンドロールで流れてきた激しいロック調の曲。「我慢がならねぇ」?日本語??長渕?!何と日本版主題歌、だそうな・・。
『十三人の刺客』先週みたリメイク版との観比べ。全く同じだ!という部分と全然違う!という部分と。三池崇史監督は上手いことリメイクしたんだなぁ、というのが感想。全然違ったのは、稲垣吾郎扮する殿様の気違いレベルと、伊勢谷友介が演じていたキャラクター。どちらもリメイク版では大幅に極端にしてある。最後の合戦シーンなど、やはり現代の技術などもあって、比べ物にならない。オリジナルでは片岡千恵蔵と嵐寛寿郎が最初からは仲間達と戦っておらず、リメイク版の方が十三人の連帯感とかも出ていてよかったように思う。
『警視庁物語』面白かった。千葉真一の映画初出演作品とのことで、どれかなどれかなーと観ていたが、途中でそういえば千葉真一がどんな顔かをそもそも知らないことに気づき、あきらめる。もともと狙ったものなのか、状態が悪くてそうなったのかわからないが、完全な白黒ではない、くすんだ色のスクリーンが渋くてよい。市川崑の『幸福』を思い出させる。最後、登場人物の男女がハッピーエンドにならない所なども、哀愁感があって良し。
『座頭市と用心棒』監督は岡本喜八だし、三船は用心棒だし、砂塚秀夫も盲者役で出てるし、と期待したが、まあまあかしらん。キャストの豪華さは十分楽しめるが。米倉斉加年が三船に「しぇんしぇ〜(先生)」と泣き付き、三船がその口ぶりを真似する所など面白格好よかった。若尾文子は、70年ということで、ある程度歳もいってたし、あまりやる気もなさげな・・。



台風みち(それみち)
[PR]
by ouraiza | 2010-10-30 21:57 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
「おもい」の本    せと
f0035084_23253896.jpg 荻原魚雷さんの最新刊『活字と自活』(本の雑誌社 2010/7)を読んだ。生活の中で出会い、折々に触れてきた本の数々が、独特の、さみしい夜の友達との少し長い電話のような、近しい文章で紹介されている。行を追うことがくせになり、伴走している期間がうきうきとする本だった。バラエティブックのような構成も、愉しさを助長してくれる。

 むかし梅棹忠夫の『文明の生態史観』を読んだとき、「かんがえる」という表記に衝撃を受けたことがある。「考える」ではなく「かんがえる」こと。それがまさにその内容に則した表現にも思え、印象深かった。
 『活字と自活』で、「思う」ではなく必ず「おもう」と魚雷さんは表記している。それが貫かれている。ここでの「おもい」は、軽いわけでなく重いわけでなく、体重を強要せずにそこにちょうどよい着地で届けられる。おもいを受け取る側は、硬い壁であることも、トランポリンであることもできる。そういう「おもい」なのだな、と思った。
 
 読書することは、読書する時間を持つことだ。それは別の可能性のある時間を削って、取り組むことに違いない。布団に入りながら寝る前に。通勤電車で。トイレで。テーブルに座り茶をいれて。
 刊行されたすぐ後の記念の会が高円寺の居酒屋ペリカン時代で開かれ、ぼくも少しだけお邪魔した。ペリカン時代では『活字と自活』内でたくさん使われている藤井豊さんの写真展も同時に開催されていて、とても印象深い一枚の写真を観た。魚雷さんがサンダルばきで、公園だろうか、ピッチングマウンドの上で全力で投球なさっている、その躍動の真っ最中を切り取った一枚。撮影なされた状況も教えていただいたがうろ覚え。多分、10年ぐらい前、仲間と酒を飲みあかした明け方散歩に出、立ち寄った公園での一幕、とお聞きした気がする。
 ともかく、なにか、頭の中のイメージにすぎないが、読書という時間を持っている魚雷さんと明け方の公園で全力投球している魚雷さんが、ぴったりと合体したのだ。ボールを思いっきり友人に向けて、やけかもしれず、投げている魚雷さん。読書中の、『活字と自活』の中の魚雷さん。とてもよく似ている、いや同じだ、と思った。

 魚雷さん(「文壇高円寺」という屋号で外市に出品してくださっている)と編集の宮里さんが外市にご来店、ちょうどそんな話題をなさっていらしたのだろう、その横に偶然ぼくがいて、魚雷さんがふっと声をかけてくださり、ぼくの版画を一部のカットとして使っていただく光栄を得ました。重々、誠にありがとうございました。うれしくて予定より多く提出し、未掲載のものを下にひとつ。信号はあかですかあおですか。


f0035084_239771.jpg



f0035084_2326936.jpg『活字と自活』で紹介されているものが少しだけ店にあった。

『オサムとタエ』村野守美 昭和55年初版
日本文芸社 500円 販売中!!!

f0035084_23262781.jpg『長編小説 芥川龍之介』小島政二郎 昭和52年初版
読売新聞社 520円 販売中!!!!

(『活字と自活』では講談社文芸文庫版)
f0035084_1241837.jpg『若い荒地』田村隆一 平成19年初版 講談社文芸文庫
780円 販売中!!!!
売切れ

[PR]
by ouraiza | 2010-10-29 23:08 | Comments(0)
2010/10/28    せと
f0035084_022521.jpg しまった先月の台所大賞を忘れていた。ひとつ下に投稿。

 ご紹介せねばならない新委託商品や新配布物がいろいろあるのです。お預かりさせていただいたのだから、紹介したい。しかし、いつも、店を閉めると、脳の力がそれ以上出ず、できない。申し訳ないです。

 買い取りにお呼び下さったその住所から地図を広げると、あの、なんとなく気になっていた、高い石垣の上のお宅だ。猫の匂いのするお宅だ。
 世紀末芸術を専門になさっていた奥様のご蔵書は、ぎらっと濃密な内容の、基本から枝葉まで、すばらしいもの。しかし、本棚の最下段の列は、猫が自然をぶつける壁でもある。築年数の古い、和洋折衷の木造家屋の隙間から野良猫が自由に出入りし、伸び伸びと生活しているそうだ。独り暮らしの奥様は、その猫たちを追い立て追い出すことをしない。もう数カ月でマンションにお引越しなさるらしい。本を縛っていると、小さいのや大きいの、慣れているわけでもなさそうなやつ、ずうずうしそうなやつ、鈴がついているやつが、足もとを通り過ぎていく。
 引き取らせていただいた大量の岩波文庫と海外文学の文庫を、雨の日の店内で、猫の尿の匂いのしない商品化できるもの、商品化できないものに分けた。本とともにある生活。その生活の一部に猫がいた。猫に近い本に、匂いという表情が加わる。もちろんもったいない本もたくさんある。しかし楽しかった。

福島泰樹著作 販売中!!!!
LP『曇天』福島泰樹+龍 昭和56年 砂子屋書房
ブックレット付 盤面極僅かよごれあり
3000円
『望郷』(寺山修司追悼歌集)昭和59年 初版 思潮社
1000円
『妖精伝』(たこ八郎追悼歌集)昭和61年 初版 砂子屋書房
1000円
など。
(『完本 中也断唱』思潮社2010 は新刊委託商品のため定価3600円での販売です)

<『妖精伝』より>
福島さん口惜しいけれど人生に逆転KOなどありえぬよ
なぜか中也とたこ八郎が肩組んで百人町を闊歩しておる
逃げたりはしない、お、俺は、ただすこし慌てて墨を吐き出しただけ
豆腐故郷を納豆しつつ冷麺のなにがなんだかわからぬ夜明

f0035084_2355321.jpg
f0035084_2355148.jpg
 
[PR]
by ouraiza | 2010-10-28 23:50 | Comments(0)
台所大賞1009
■■■台所大賞とは古書往来座の前店舗時代から続く古書往来座内のみで制定された伝統の月刊賞。日常的業務のなかで、なんとなく気になることがある。それに対処するための小さな小さなたあいない思い付きが、本屋に流れる時間の隅で、生まれては消え、消えては生まれ、しています。■■■
今月の台所大賞は

該当作無し



便りの無いのがいい便り。
[PR]
by ouraiza | 2010-10-28 23:45 | 台所大賞(休止) | Comments(0)
2010/10/27   せと
f0035084_19595144.jpg このあいだのソース。ソース絶対反対。

 携帯電話の震える着信だ、と思い取り出すと着信ではない、なにか別の震えであることが今日何度かあった。寒いからか。

 買取り先に伺うと、お客様が御不在。インターホンが鳴らないのでノックを弱く、だんだん強く。声も使った。電話も通じず、貼り紙を残して帰った。初めての経験。30分お待ちする間にひさしぶりに飲んだ缶コーヒーがうまかった。

『駒の世界 ―将棋駒の魅力とその世界―』平成11年 3刷 編/駒研出版会
発行/北田義之・駒研出版会  3150円 販売中!!!!

 イラスト、序文が永島慎二。こういう世界があるのだなあ。とても丁寧に、愉しく、紹介されている。
f0035084_1959595.jpg
f0035084_200738.jpg
f0035084_2001417.jpg

[PR]
by ouraiza | 2010-10-27 20:07 | Comments(0)
2010/10/26    せと
 店の横が工事中。深い穴。すぐそこにある地球のふたが開いている。赤い管は電気、水道は緑の管、なのだそうだ。本工事の前に、地下の管が図面通りかどうか確認する作業とのこと。確認する手間を省くための図面じゃないのかとちょっと思いつつ、売上が下がる補償はいただけませんかと訊いてみたり。主任(かどうかわからないが)の方と、明日の天気を心配しあった。
f0035084_21491092.jpg

 雑司が谷に引っ越してきた退屈男さんが、はやくもあの漫ろに遊ぶ鋭利な視線を雑司が谷に向けはじめている。昨日、旅猫雑貨店さんそばのある看板を指して、「あれ・・・【書】ですよね・・・」と言った。ああ、すごい、ほんとだ、文字をはがした跡をじっと追って読むと、「土筆書房」に見える。雑司が谷書店史の一景色ではありませんか。
f0035084_21491884.jpg

『羊を数えて眠る本 カウント・シープ』ブライアン・ログウッド 平成5年 初版 二見書房
回答ページ未開封 700円 販売中!!!!売切
 途中少しだけ物語進行ページがあり、あとはひたすら牧場の羊の絵。羊の数がクイズになっているのだが、最後の章の回答は懸賞クイズになっていて、景品は羊毛セーター。 
f0035084_21492698.jpg
f0035084_21493399.jpg
f0035084_21494468.jpgf0035084_2149559.jpg
f0035084_21501454.jpg


[PR]
by ouraiza | 2010-10-26 21:50 | Comments(0)
2010/10/24 みみふん うすだ
≪新入荷≫
f0035084_17202925.jpgf0035084_1731303.jpg
f0035084_17485377.jpg



「Wolfgang Tillmans」
TASHEN H.16 
5250円 販売中

「Helmut Newton Pola Woman」
Schirmer art books H.4 
3150円 販売中

「Tal Uf Tal Ab 」
Robert Frank Steidl Publishing H.22
2500円 販売中



<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<


秋、キノコ、収穫祭、でございます。於/キノコホテル。





くせになる、キノコ。

にせんじゅうねん、にせんねんもんだい。





にせんねんもんだい、とても好きです。


レコードプレイヤー、買いました。


うすだ
[PR]
by ouraiza | 2010-10-24 23:57 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
2010/10/23    のむ
第46回唐組公演『ふたりの女・姉といもうと』
f0035084_0273816.jpg

恒例鬼子母神公演が今日からだったのを知らず、代表が慌てて詰め込んだ「紅箱」。おかげ様で何人かのお客様にご購入頂く。毎回公演の度にお寄り下さるお客様もいらっしゃり、また次回までにたくさん集めておこう、と決意も新たに。
f0035084_2322477.jpg

『ベスト・ワン事典』ウィリアム・デイビス編 教養文庫 350円
販売中!!!

「ベスト・ワン」と言われても何の、一体いつの、誰にとってのベストなのか?これをあえて強引に本にしてしまうのがスゴい。ヘンな所では「家畜のベスト」「長生きするためのアドバイスのベスト」「百万長者に出会える場所のベスト」など。
f0035084_232423.jpg



今週のシネみち

◎◎『華岡青洲の妻』'67大映(増村保造監督 市川雷蔵 若尾文子 高峰秀子 伊藤雄之助)
◎『好色一代男』'61大映(増村保造監督 市川雷蔵 中村鴈治郎 中村玉緒 若尾文子)以上@新文芸坐
◎◎『妻の貌』'08(川本昭人監督)CS
◎◎『剣鬼』'65大映(三隅研次監督 市川雷蔵 佐藤慶 戸浦六宏 藤村志保)
◎『剣』'64大映(三隅研次監督 市川雷蔵 川津祐介)以上@新文芸坐
◎『喜劇 とんかつ一代』'63東京映画(川島雄三監督 森繁久彌 フランキー堺 加東大介 三木のり平 淡島千景 新珠三千代 木暮実千代)
◎◎『あした来る人』'55日活(川島雄三監督 山村聰 月丘夢路 三橋達也 三國連太郎 新珠三千代 小沢昭一)以上@シネマヴェーラ渋谷
◎『火の鳥』'56日活(井上梅次監督 月丘夢路 三橋達也 仲代達矢)
◎『悪の愉しさ』'54東映(千葉泰樹監督 久我美子 森雅之 伊藤久哉 杉葉子)以上CS
◎◎『十三人の刺客』'10東宝(三池崇史監督 役所広司 松方弘樹 伊原剛志 松本幸四郎 伊勢谷友介 稲垣吾郎)@板橋サティ

「若尾文子特集@神保町シアター」が昨日で終了。今週は空いている映画館で良い映画を観れる喜びを何度か体感し、満席の神保町シアターに勇むモチベーション上がらず。行かずじまい。
文芸坐での出来事。映画が始まると同時に、通路席に座っていた男性の観客が通路を挟んだ反対の通路席の男性の頭をバシーっとひっぱたいた。別に音をたてていたようにも思われなかったが何が悪かったんだろう?!ひっぱたかれたおじさんも特に怒るワケでもなくそのまま鑑賞に入っていた。謎。

『華岡青洲の妻』は、増村保造ファンからするともの足りない一本らしいが、自分はそこまで増村作品を観てるわけでもなし、とにかく高峰秀子が出てるし、良かった。ただし。麻酔薬の開発を進めるシーンの、猫を使っての実験には、本当にマイッタ。何度か目を覆い、ぅぐゥ・・・と声もでる。雷蔵の骨太な医者役もよかったし、若尾高峰二人の雷蔵を巡って争う嫁姑の闘いも素晴らしかった。
『好色一代男』ここまで女たらしも徹底していれば、何も文句はありません。鴈治郎が最高。
『妻の貌』被爆者である自分の妻キヨ子を50年間撮り続けたドキュメンタリー。原爆症に重点を置いているわけではなく、あくまで妻を通してみた川本家の変遷が描かれる。被爆症による甲状腺がん、疲労感倦怠感に悩まされつつも、寝たきりの姑の面倒をみる。ドキュメンタリー作家や報道カメラマンなどにも言えると思うが、自分の目の前で起こることをただ「撮る」ことに徹するのは大変だろうな、と思った。妻キヨ子がさんざん辛そうに立ち働いているのをみると、「手伝いなさいよ、撮ってないで!」と思ってしまうもの。
『剣鬼』戸浦六宏の気狂い殿役がよかった。佐藤慶もシブ役。最後は逃げるけど。出生時のイワクから犬っ子呼ばわりされる雷蔵。持って生まれた花造りの才能、足の速さ、居合いの才能により出世していく様は本当に勇気が湧くが、最後は30人もの侍どもに仇討ちされ、全員斬るが自分も果ててしまう。うー。 
『剣』三島由紀夫原作。この人の美学が自分は好きじゃない。が雷蔵は自分から企画を持ち込んだほどこの作品をやりたかったようで、役に対する気合いはびんびん伝わって来る。ので、評価は雷蔵の気合いと川津祐介で。
『とんかつ一代』は、少し前に冒頭部分の見所の話をきいていたのにもかかわらず、ぼうっとしていて観流してしまった。なんてこったい。本作を観た、と話す人話す人皆からその見所を言及され、自分の目の節穴加減に嫌気がさす。ので話すのやめた。映画としては、同じメンバーらでやっている東宝の娯楽ものと似たようなもので、随所で笑えるし、楽しいが、自分的には後に残らない感じで、そこまで評価上がらズ。一番の見所を見逃してるんだからムリもない。
『あした来る人』これはよかった。月丘夢路と三橋達也の冷めた夫婦もうまかったし、三國連太郎のオタク学者ぶりも笑いを誘う。様々な愛の形が描かれていて、興味深い。三橋達也と新珠三千代がこれからの二人のあり方を巡って悶々とするシーンなんか、まるでハリウッド映画のようで、ロマンチックな演出であった。出演者に金子信雄とあったがどれかわからなかったのが残念。
『火の鳥』月丘夢路つながり。月丘夢路、本作がきっかけで井上梅次監督と結婚したんですって。本作は舞台女優生島エミの半生を描いたもので、劇中に映画撮影や撮影所のシーンなどがあり、撮影にでてくるのが長門裕之と芦川いづみだったり、北原三枝本人のバースデーパーティーのシーンでは、シャンパンの栓を抜くのがフランキー堺だったり、劇中映画のちょい役が三國連太郎だったり、とそういう細かい所が楽しめた。仲代達矢のデビュー映画でもあるそうな。
『悪の愉しさ』愛しのマー君を、と思って観始めたら、森雅之は出番が少なくて残念。伊藤久哉扮する主人公の男が本当にサイテーな男で嫌になる。千石規子が愚妻の真骨頂。
『十三人の刺客』あーこれぞえんたーていんめんと。最初から最後まで展開もスピーディーで飽きさせない。バカ殿をやっつけるために武士を集めて、作戦を練って、13人対200人の戦に勝つ。ストーリーとしては『七人の侍』に似てますか。伊勢谷友介扮する山の野生児も『七人の侍』の三船の菊千代にそっくりだが、どうなんだろう?1963年のオリジナル版も録画してあるので、印象薄れぬうちに観比べたい。それにしても、松方弘樹の殺陣はさすが!若いピチピチの強そうな男達がたくさん出ているのにも関わらず、別格。刀を振る際の効果音も松方弘樹のだけ特別大きい気がしたが、やっぱり製作側もそういうのに気を使うんだろうか?同じ刀でそう何人もは斬れぬ、といたる所に置いてある置き刀が凄かった。使いこなす伊原剛志も素晴らしかった。あー面白かった!


唐みち
[PR]
by ouraiza | 2010-10-23 23:03 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
2010/10/22    せと
f0035084_240063.jpg

『あにき』倉本聰 昭和52年初版 冬樹社 テレビドラマシリーズ1
700円 販売中 売切

 拝啓 健さん ぼくは今、あなたの顔を、まっすぐに見つめられません。才能が足りないことに加え、恥ずかしいことに、努力を怠っています。責任感の無さから優先するべきことを見誤り、人に迷惑をかけています。
 一昨年、DVDを借りて観たドラマ。滝田ゆうがナレーションだけでなく主要人物を演じることまでもやっていて、驚いた。健さんはどちらかというとマイルドユーモアな健さんで、とてもよいドラマだった。
f0035084_2401014.jpg
f0035084_2401877.jpg

[PR]
by ouraiza | 2010-10-23 02:49 | Comments(2)