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2010/09/30    せと
 エアーウィング。ついにユニマットKさんの営業に負けてしまった。Kさんは長年モップを交換してくれた人との引き継ぎで現れ、あほか、と思われるほど元気で明るくこんにちはと叫び、つられてぼくも盛大な声でこんにちはと言った。月毎にお会いしたりしなかったりするうちに、だんだんその持ち味の底抜けの明るさが影をひそめたように感じられたり、なんとなくやつれてみえる時もあり、悩んでいる風に勝手に感じた。そしていつの間にか、また元気なようにみえる。月があらたまると、そろそろKさんいらっしゃるかな、と思う。何度か別商品の営業にやってきて、それを断ることがぼくの楽しみの一つでもある。先日、いつもより遅い時間、夜九時半ごろ、「こんな時間にのこのことお察しのことと思いますが」とほがらかに切り出した。
 空調の風が本に当たらない。とてもうれしい。エアーウィング。
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『日本の現代版画』恩地孝四郎 昭和28年初版 創元社
カバーしみあり 2500円 販売中!!!!!

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会津八一関連、新入荷販売中!!!!
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by ouraiza | 2010-09-30 20:32 | Comments(0)
2010/09/29    せと
 早稲田穴八(早稲田青空古本祭)、ワナハチがもうすぐ10月1日、今週金曜から!!!!あの提灯、あのにぎわい、あの赤、あの、秋。ぼくは毎年ワナハチで秋を実感するのです。詳細は古書現世さん日記にて。下はぼくが勝手にやった非公式画像。版画は瀬戸(わたくし)。版画は下坂昇(くだりざかのぼる)などど言うのはもうめんどくさい。いやしかし古書荒川の店員はやってもらう。版画をもっとがんばる。
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『谷崎精二選集』昭和35年初版 校倉書房
(小説・評論)
3150円
『婦人之友建業六十周年記念』
写真3枚セット
400円
『クライスト アマゾーンの女王』中谷博/著 (少年少女のための世界文学選23)
昭和26年初版 帯 小峰書店
1200円
販売中!!!!

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by ouraiza | 2010-09-29 21:38 | Comments(0)
『昔日の客』(関口良雄/著 夏葉社/刊)入荷 と 2冊の『暢気眼鏡』     せと
『昔日の客』関口良雄 平成22年復刊 夏葉社
税込2310円(新刊のため定価での販売になります)  販売中!!!!!

 なんてキュート&シックな装丁。緑、緑・・・これは緑ではないのではないか。うぐいすの・・飛翔中に夕日を浴びた小鳥の羽の色・・。普通の四六判より天地が少し小さいからだろう、すっと胸に吹きくる爽やかな存在感。くっきりした黒の箔押しで刻まれた表紙の題と著者名との絶妙な距離感。小さな鈴の音のような本。
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 ここに2冊、『暢気眼鏡』がある。大好きな本なので、じっくり閲する。
 戦前の初期単行本は3種(特装家蔵版2部を入れると4種)。初版、普及版、新装版。
 普及版は何版まであるのか、わからない。とても詳しく教えてくれているこのページには、8版までの記録がある。
 画像左が昭和15年8月15日発行・新装版3刷。右が昭和12年8月26日発行・普及版10版。昭和15年の新装版の紙質が、昭和12年の普及版よりも、かなり劣悪である。もともとカバーは無く、表紙の折り方、仕様が違っている(普及版10版には元パラがある)。そして、普及版の表紙絵が新装版の表紙絵と同じ、なのだ。
 新装版(しかし扉には「普及版」とある)の、目次の裏のページにある「装幀 大貫松三」という文字が、普及版10版(新装版と同じ表紙)には無い。
 おおお、印刷所が違う。普及10版「東京市豊島区高田南町一ノ三五七 正木正家」、新装3版「東京市神田区小川町一ノ一一 宮本印刷所」。
 普及版でありながら新装版と同じ表紙なのは、普及版の何版からなのだろう。
 初版も10版以前の普及版も扱ったことがない。今度どこかにあったら見てみよう。

初版   昭和12年4月1日
(特装家蔵 昭和12年4月1日)
普及版  昭和12年8月18日
三版   昭和12年8月19日発行
四版   昭和12年8月20日発行
五版   昭和12年8月21日発行
六版   昭和12年8月22日発行
七版   昭和12年8月23日発行
八版   昭和12年8月24日発行

十版   昭和12年8月26日発行(表紙が新装版と同じ)(画像右)

新装初版 昭和13年5月5日
新装二版 昭和15年3月25日発行
新装三版 昭和15年8月15日発行(画像左)


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『暢気眼鏡』尾崎一雄 昭和15年 新装版3刷 砂子屋書房
いたみ激 補修多大 1500円
『暢気眼鏡』尾崎一雄 昭和12年 普及版10版 砂子屋書房
小蔵印 少書き込み消し跡 あり  5250円
販売中!!!!

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by ouraiza | 2010-09-27 21:11 | Comments(1)
2010/09/27    せと
 東池袋のホテル殺人事件‥‥深夜2時。ちょうどこの時間帯、東池袋のバッティングセンターにいたのだ。会心の当たりをまったく飛ばせなかった。備え付けのバットが木製になっていた。木製バットは金属バットより重い。

 最近、お客様からお父上、お祖父様の、戦中資料をお預かりする。うちでは手に負えないものが多いので、市場に出す。生写真。記者のようなこともなされていたとか。1937年8月、上海。前月に日中戦争が始まっている。「カセイホテル前」などの惨状。むごいものも。少年飛行隊に志願なさった、そのバッジ。
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『田園小景』森田恒友 昭和29年初版 龍星閣
函・表紙にヤケシミ 小口経年ヤケ
2100円
『奥の細道画冊』小杉放庵 昭和30年初版 龍星閣
函ヤケシミ剥離
2100円   販売中!!!!!
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『田園小景』より
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by ouraiza | 2010-09-27 19:55 | Comments(0)
2010/9/26 うすだ みみふん
≪新入荷≫
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「アレント政治思想の再解釈」
マーガレット・カノヴァン/著 寺島俊穂/訳 伊藤洋典/訳
未来社 H.16 初版 3200円 販売中



「アレントの主著を再読、再構成し、その政治思想の内在的解釈として到達点を示す。
文献的にも、また、アレントの思考を撚り合わせていく読解の確かさにおいても精緻な議論を展開。
アレントの政治思想の細部に立ちいり、
その思想にそくして政治的事象や諸概念を考察した点でもきわだった、
まさにアレント政治思想の「再解釈」。 」(帯より)



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更新、追いつかず、過日より一言。

Mmm(ミーマイモー)、シングル「フーアーユー」、最高。

うすだ
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by ouraiza | 2010-09-26 23:35 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
2010/9/25    のむ
f0035084_20281973.jpg『ブラジル日記』酒井繁一著 昭和32年初版 河出書房新社 1500円 

『こんにちは!マドモアゼル』内藤ルネ著 昭和34年初版 ひまわり社
見返しに落書きあり 巻末綴じ込みはがき半分切取り
5250円   販売中!!!
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f0035084_20354067.jpg見返しの落書き。どくろがキュート!



今週のシネみち
◎『博徒一家』'70東映(小沢茂弘監督 鶴田浩二 高倉健 若山富三郎 大木実 志村喬 藤純子)CS
?『熊座の淡き星影』'65伊(ルキノ・ヴィスコンティ監督 クラウディア・カルディナーレ ジャン・ソレル)
?『ゲームの規則』'39仏(ジャン・ルノワール監督 マルセル・ダリオ ノラ・グレゴール)以上@新文芸坐
◎『泥棒成金』'54米(アルフレッド・ヒッチコック ケーリー・グラント グレース・ケリー)DVD
◎◎『野菊の如く君なりき』'55松竹(木下恵介監督 笠智衆 杉村春子 小林ハル子 浦辺粂子)DVD
◯『私のベレット』'64日本映画監督協会プロダクション(大島渚監督 小津安二郎監修 菅原謙次 小山明子 柳生博)CS
◎『螢火』'58歌舞伎座(五所平之助監督 淡島千景 伴淳三郎 森美樹 若尾文子 沢村貞子 三好栄子 三島雅夫)@神保町シアター
◎『信子』'40松竹(清水宏監督 飯田蝶子 高峰三枝子 三浦光子)DVD

今週は結構みれてうれしい。

『博徒一家』普通に面白かった。高倉健に「赤ん坊ができちゃってよぉ」と報告した時の若山富三郎の顔!

f0035084_2231097.jpg『熊座の淡き星影』『ゲームの規則』この日はみちくさ市の疲れがピークで、行こうか迷ったのだが、同僚まこちに「寝に行くと思えゃいんだよ!」と後ろ向きな励ましをもらい。『熊座〜』が7:3、『ゲーム〜』が3:7の割合で寝た(前数字が寝)。『熊座〜』はイタリア映画なのに、夢の中だったのか、一瞬確かに日本語を喋っていた。しかし、『熊座〜』の映像の美しかったことといったら!俳優達も、日本の俳優とはやはり比べようのない程美しい。『ゲーム〜』は、上流階級の人達の恋愛事情を痛烈に皮肉っていて、ちゃんと観れた部分に関しては面白く観れた。両方とも、体調万全の時にまた再度チャレンジしたい。
 
f0035084_2232862.jpg『泥棒成金』あ〜やっぱり好きだなァ、ヒッチコック!ケーリー・グラントが元宝石泥棒で、コピーキャットが出現し、疑いを晴らすために自ら犯人を捕まえる、というストーリー。優雅で、コミカルで、ロマンチックで。音楽や色合いなんかも好み。ヒッチコックが自分の映画の中で一瞬だけ映るというのは有名な話だが、今回のは結構大胆で笑える。

f0035084_2233839.jpg『野菊の如き君なりき』全篇を通して流れる物悲しい音楽のせいか、最初ウトウト。慌てて巻き戻したりしていた(DVDでよかった!)が、後半は泣けた。なぜ、なぜ、こんなにも好き合っている二人が結ばれてはいけないのよぅ〜、と滂沱であった。浦辺粂子が泣かせる。劇中何度も出て来る河を渡るシーンが美しい。
ちなみに、このDVD、特典映像として衛星劇場(CSチャンネル)で放映されたらしい『日本映画撮影監督列伝 楠田浩之篇』というのが付いており、これが面白かった。インタビュー形式なのだが、調べてみたらこの楠田浩之、収録時何と88歳。とてもとてもそうは思えない澱みない喋りに感服。俳優から監督から作品名から固有名詞が間髪入れずぽんぽん出て来る。5分前に売れた本が思い出せない自分が情けなくなる。
『私のベレット』いすゞ自動車のPR映画。1話8分弱で3話からなるオムニバス映画。特に感想という感想はなし。おしゃれだし、珍しいものをみせてもらった、という程度。
『螢火』脇役が豪華で楽しかった。三好栄子なんか涎たらしまくりの体当たり演技。淡島千景が演じる女は、爪の垢を煎じて飲まねばというほど出来た女。出来た女とダメ男のコンビというので『夫婦善哉』と比べられるらしい(未見・・・)。2時間ちょい、と長かったため寝ちまわないか心配だったが、最後まで楽しく観れた。
それにしても、まァた出た・・・・三島雅夫!この人の真骨頂といえる、またイヤらしいヤな役!考えてみると、小津安二郎の『晩春』で原節子に散々「不潔よ」「汚いわ」と言われていたのがこの人だった。どうりで節ちゃん気持ちが込もっていたワケだ!
『信子』この映画、女版『坊っちゃん』と言われているらしい(未読・・・)。赴任した若い女教師が、生徒からのいじめを通して正しい教育のあり方を問う、というもの。感動したのが、飯田蝶子。何と芸者、結髪ですよ!あと、高峰三枝子をいじめる生徒役が三浦光子。この人は、木暮実千代の妖艶さを少し弱くした感じのきれいな女優さんで、同じく清水宏監督の『暁の合唱』という映画を観た際、木暮実千代の若いときの不細工さにびっくりしたのだったが、この『信子』の三浦光子も然り。その若いときの垢抜けてなさまでが木暮実千代そっくり。本当に女優って化けるんだなぁ。でも彼女独特の語尾が1・5オクターブくらい上がる喋り方はこのときからだったみたいですね。先生と生徒たちがハイキングに出かけるところが清水宏お得意のロケシーンで、やっぱりキラキラと美しかったなぁ。最後はめでたしだし、いい映画でした。冒頭、音声がほとんどと言っていい程聴こえないのは残念だったが。



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蝶子みち
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by ouraiza | 2010-09-25 02:24 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
2010/09/24    せと
 目黒・金柑画廊さんで「古本とドローイング」という企画を観る。みっちりではないので本が一冊ずつ孤立して見やすい。頭はそんなに探せない、ものなのだ。デザインの本は面白いなあ、と思う。BOOKONNさんの棚がある。古書文箱・王子の棚がある。武藤良子さんが新作を四つ展示なさっている。新作だと知らなかったので流し観しかしなかったことが悔やまれる。
 のち、下北沢・古書ビビビさんで橋本倫史ミニ写真展「北海道屋台村放浪記」を観る。人のために用意された無人の場所がいい、とか、風景とはシャイなものだぜ、とか、引いた大きな光景が最高、とか思う。宗谷岬が特に好きだった。
 そして、古書ビビビさんのおもしろさ。直立して回る独楽。売る方が売ることを愉しめば、売られる本が売られることを愉しむのか。お店というものと直撃で向き合っているお仕事なのだと思う。油性ニスについてお聞きする。使いやすさからいつもオイルステインか水性ニスだが、油性ニスの良さがとてもわかった。御店主ビビさんがヤスリを見せてくださっているところ。
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『山居俗情』岩本素白 昭和13年初版 砂子屋書房
函背小剥離あり 10500円

『岩本素白全集』昭和49・50年初版 春秋社 月報 帯 揃
内容見本付き 全巻小口に汚れあり
25000円  販売中!!!
 売切
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by ouraiza | 2010-09-24 19:15 | Comments(0)
台所大賞1008
■■■台所大賞とは古書往来座の前店舗時代から続く古書往来座内のみで制定された伝統の月刊賞。日常的業務のなかで、なんとなく気になることがある。それに対処するための小さな小さなたあいない思い付きが、本屋に流れる時間の隅で、生まれては消え、消えては生まれ、しています。■■■
今月の台所大賞は

該当作無し



 なんだかやる気が出ない。毎年繰り返し言っている気がするが、夏の経済的落ち込みがギガントである。そして多分、過ごしやすい秋は3日しか無いであろう。
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by ouraiza | 2010-09-24 19:14 | 台所大賞(休止) | Comments(0)
2010/09/22    せと
 入荷した東京国立近代美術館の図録『昭和の美術』をぱらぱらめくっていたら、一枚の版画に釘付けになった。藤牧義夫という人の「赤陽」。どきどきしてまぶたが硬くなった。知らなかった。藤牧義夫。検索してみると、他の作品もなおすごい。丹念に研究・紹介なされているページ。24歳で失踪‥‥。なにか気持ちが開けて張りが出た。そうか。
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イラストレーター武藤良子・個展「曇天画」(個展は終了しています)記念
Tシャツ 3000円
トートバッグ 1200円 販売中!!!!!!!

現在販売中のTシャツ3着の色とサイズ(墨黒XS・灰M・灰G-M)
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by ouraiza | 2010-09-22 21:52 | Comments(0)
2010/09/21    せと
 そうか気付いた!最近その虜になっている六花そばの「豚天冷しうどん」+「生卵」はつまり「豚天冷し月見うどん」なのか!!!

 『レンブラントの帽子』(マラマッド)の夏葉社さんから刊行予定の『昔日の客』(関口良雄著)を当店でも扱わせていただけることになりました。26日(日)の第45回西荻ブックマークにて先行販売され、27日には多分当店でも販売開始できるのではないかと思われます。取り置き御予約もうけたまわり中です。
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 このあいだのみちくさ市で、隅のさらに隅の方に学習院大生によるフリーペーパー『おてもと』のおてもとさんたちがブースを出していた。みちくさ市に合わせて最新号を発行予定だったのが間に合わなかったらしい。隅の隅の方で配られていたちらし。
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 店内小展示スペース、往来座小景での「木村衣有子写真展」、終了いたしました。観に来て下さったたくさんのお客様、誠に、ありがとうございました。
 片付け。
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『暢気眼鏡』尾崎一雄 昭和15年新装版3刷 砂子屋書房
激ヤケ破けスレいたみ多大 各所補修多大
1500円
『湖畔記』尾崎一雄 昭和22年初版 新紀元社
2100円
『冬眠先生慌てる』尾崎一雄 昭和29年初版 カバー 朝日新聞社
2100円
『水源地』尾崎一雄 昭和28年初版 カバー 帯 白燈社
後半頁地側シミあり
2100円
売切 
販売中!!!!
 このページ凄い。とても勉強になりおもしろい。
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『水源地』のシミ
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by ouraiza | 2010-09-21 20:36 | Comments(0)