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オグラさんのライブ/山の上ホテル
あれから一週間、仙台ショックは尾を引いていて、仕事以外はひたすら家でぐうぐう寝ています。寝すぎて身体が痛いです。
言葉がうまく出なくって、書きかけのご報告も止まったままでした。すみませぬ。先ほど、とりあえず一日目分を執筆。その続きはタイミングが合えばまた書きます。

土曜日、シフトを交換してもらって、とても久々にライブに行く。外市や先日の仙台古本縁日にも出店して下さっている高円寺の雑貨店ハチマクラのオグラさん(本業がインチキ手廻しオルガンミュージシャン)と、私の大好きな知久寿焼さんが、ワタナベマモルさんという方が主催したイベント「地味な夜」に出るというのを聴きに。
うまく書けませんが、ひじょーに楽しかった。舞台の上のオグラさんは想像以上に素敵で、独特のファッション、声質、メロディや歌のテンポといい全てがかっこいい。あと合間のMCではゲラゲラ笑ってしまった。ちょいちょいハチマクラの事も話題に出てきて、コラムでも書かれている偽札事件の話なぞサイコーでした。CDも買ったので、家でちょっとずつ聴いています。

知久さんは圧巻の歌声、ワタナベマモルさんもひたむきさと面白さがまざったロックでかっこよく、満員の会場で暑さにボーッとしながら(何人か回りは倒れこむ人も)、あー、この3人の誰もが、それぞれの手法で、今の自分の頼りない状況でもまぁ悪くないんじゃない、というようなことを唄っているなー・・・励まされるなぁ・・・と思った。2200円とは思えない、よいイベントでした。


日曜は遅くなった父の日と私の誕生日祝いを兼ねて、山の上ホテルのレストランで家族で食事(ランチ)。山の上ホテルは高校生の時(春樹にはまって)超あこがれた場所でした。びっくりするくらい高かったけど、さすがに美味しかったです。予約時では言わなかったのに、給仕の方が、私達の会話から誕生日だという事を察してケーキにロウソク刺してくれたりポラロイドで写真撮ってくれたりというサービスをして下さって、そんなん子供の時以来で嬉しかった。
帰りがけ、もう当分来ることは無かろうと、ちょっとだけ館内をのぞき、するとラウンジに本が沢山あってじろじろ観察してしまう。何故か田辺聖子全集が一そろい壁際の棚に。何故。

なつき
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by ouraiza | 2009-06-30 01:42 | ふらふら散歩(終了) | Comments(0)
あらァ、ウエットねぇ。
シフトを間違えた。
朝着いたら、シャッターがすでに開いている。
失敗した。
そういえばしばらく前に同僚なつきより変更を頼まれていたんだった。
気を取りなおして新文芸座へ映画を見に。最近日参していたのだが、ちょうど悩んだ末に今日はやめておこうと思っていたところで、
結果観れることになって良かった。
シフトもたまには間違えるもんです。


ここ1ヶ月ちょいの間に観た映画
「めし」
「秋刀魚の味」
「女が階段を上るとき」
「おとうと」
以上、朝様よりお借りしたDVD及びビデオ

「ドミノ・ターゲット」
「ブラック・ダリア」
以上、CS

「消されたヘッドライン」
「天使と悪魔」
「スタートレック」
以上、板橋サティの映画館

「春琴物語」「いとはん物語」
「夜の蝶」「夜の素顔」
「足にさわった女」「さようなら、今日は」
「地獄門」「楊貴妃」
以上、新文芸座


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新文芸座では、京マチ子特集をやっている。
鶴田浩二に恋をした。
山本富士子が美しい。
若尾文子は可愛い。
小野道子も気になる。
で肝心の京マチ子は、顔立ちが派手ゆえに老けて見えがちだし、
体型もむっちりしているため太って見えがち。
しかし今日観た「楊貴妃」はスゴかった。
その派手な顔のパーツが楊貴妃役で映えること映えること。
ここまで観た中でダントツ美しかった。

昭和30年代の映画で出てきがちなツボな言葉。
「ウエットねぇ。」
主に銀座のバー系の映画でホステスがメソメソ泣いていると別のホステスが投げる言葉。
この頃流行ったんだろうか。
そういえば舟橋聖一の著書に『ウエットな夏子』(当店在庫アリ)というのがあり、やはり昭和30年代。
昭和言葉、面白すぎる。

京ミチ子
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by ouraiza | 2009-06-28 03:25 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
「私は猫ストーカー」イベント三省堂書店にて
 仙台青葉城址頂上には派手めの少々力んだ神社があり、お参りしようとすると浅生ハルミンさんは「猛々しくなっちゃうから止めとく・・・」とおっしゃていた。独り賽銭を投げ入れ祭壇に手を合わせる古書現世向井さんの後姿には適当につじつまを合わせようとしてるダンディなうさんくささが濃密で可笑しかった。何を願ったのか聞かなかったのが悔やまれる。その後伊達政宗像の下でカメラを構えるハルミンさんのお姿が、普段よりどこか猛々しいように感じた。

洋泉社刊『私は猫ストーカー』映画化記念
浅生ハルミンさん×鈴木卓爾さん×越川道夫さんトークセッション
「映画と猫と古本と」
原作者×監督×プロデューサーと語る、本の『私は猫ストーカー』と映画の『私は猫ストーカー』。
(当日、会場にてメイキング映像上映あり)
【日時】
 2009年7月1日(水) 開場:18:00〜 開始:18:30〜
【会場】
 三省堂書店神保町本店 8階特設会場
 ※8階特設会場へは、正面入口(靖国通り)側エレベーターをご利用ください。
参加ご希望のお客様先着50名様に整理券を配布しております。尚、当日参加費として500円いただきます。トークセッション終了後サイン会を行います。※要予約
【お問い合わせ】
 三省堂書店神保町本店 4階 03-3233-3312(代) 10:00〜20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【上記イベント開催に合わせ、神保町本店4階レジ前フェア台にて、「猫ストーカー」フェアを開催いたします!】
・浅生ハルミンさんが選ぶ「あなたも猫ストーカーになれる」30冊
・映画『私は猫ストーカー』がわかる20冊
・「古書猫額洞」神保町本店出張販売!
・浅生ハルミンさんの「猫」イラストミニ展示会
・映画『私は猫ストーカー』名場面展示

などもりだくさんのフェアとなっております。
期間は6/26(金)~7/27(月)までを予定しております。


とのこと!!!!!

司修『赤羽モンマルトル』(河出書房新社)を読んでいる。進路未定の浮遊感、人の間。

今日はアフリカなみに暑かった(しらないけど)。フーズバッ!!
せと
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by ouraiza | 2009-06-27 01:27 | Comments(0)
09/06/25
f0035084_2248824.jpg われらが雑司が谷の「ビアレストラン アミ」さんは一周年記念。サービスにはこのチラシが必要ですが古書往来座では配布しておりません。いつもがやがやと騒ぐばかりで、きちんと料理に向き合っていないことを反省。エリンギバターというのがとてもおいしく、卵焼き、唐揚げ、なんでも、おいしい。
 外に吊るしている木製の掲示板にきのこが生えていた。
せと
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by ouraiza | 2009-06-25 23:04 | Comments(0)
仙台は本週間
6/25(木) 「仙台本の博覧会 センダイボンパク」
6/25(木) 太宰治生誕100周年記念 一人語り「きりぎりす」
6/26(金) 「私のブックカフェをつくろう」ブック・カフェ講座
6/26(金) いがらしみきお×塩山芳明トークイベント
6/27(土) 一箱古本市 in サンモール一番町

→各詳細はこちらを←

一箱古本市 in サンモール一番町
2009-6-27(土) 11時~17時
場所 サンモール一番町商店街
連絡先 杜の都を本の都にする会 080-6039-8581


いがらしみきお×塩山芳明トークイベント
いがらしみきお(漫画家)と塩山芳明(漫画編集者)によるトークショー。司会は南陀楼綾繁(編集者/ライター)。出版業界の最底辺を支えてきた編集者・塩山芳明の新刊『出版奈落の断末魔』(アストラ)の刊行を記念して、塩山編集の漫画誌から華麗に転身した漫画家・いがらしみきお(仙台在住)が、当時を振り返る。毒舌で知られる塩山さんはいがらしさんと旧知の間柄、よそでは聞けない貴重な話題、爆弾発言が連発!?するかも。
2009-6-26(金) 19時00分~20時30分
場所 市民活動シアター(「仙台市市民活動サポートセンター」地下)
連絡先 杜の都を本の都にする会 080-6039-8581
《参加料》2,000円(要事前申し込み)。定員100名



うらららーー目白・貝の小鳥さんがホームページを開設!!

 定禅寺通り沿い、「古本縁日in仙台」帳場裏でとうもろこしを独りつまんでいた文系ファンタジックシンガーピッポさん。ピッポさんはとうもろこし命!なお方。何を話しかけているんだろう。
せと
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by ouraiza | 2009-06-24 21:16 | Comments(0)
未ずんだ
 「(わめぞの)古本縁日in仙台」終了いたしました。お呼びくださったBook!Book!Sendai様、会場の火星の庭様、マゼラン様、多くのお客様、誠に、ありがとうございました。

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 帰京翌日夜、出品物を引き取りに文系ファンタジックシンガーPippoさんが来た。仙台の感想を述べあう。お互い広瀬川での目標に達しなかった。ピッポさんは雨で釣りができず、ぼくはほとりに佇むことができなかった。そんな話の最後に、全てを集約するようにピッポさんがささやいた。「でもさ・・・・わたしたちって、前野さんっていう大きな川でちょろちょろ遊ばせてもらった小魚なんだね・・・・」。

 ずんだを食べていない。ずんだシェークは飲んだ。絶妙な甘さで、ほんのり豆の味がした。食べそうだけど食べない距離感を楽しもう。意地でも仙台の地以外でマイファーストずんだをするつもりはない。
 広瀬川を車で数回渡った。停まってここで降ろしてください!とはなかなか言えたものではない。石をもってかえりたかった。

 未だうまく言葉にならないが、ぼくにとって最初で短期間の仙台は、旺盛な並木と「ブックカフェ火星の庭」のある街、だった。人の行き交う都市の要所要所ほとんどが太く高く青々した並木道に囲まれていることが驚き。川の流れる町、というのもそうだと思うが、人知の及ばぬ畏れが町を貫通している気がした。池袋で酔って浮かれて帰途雑司ヶ谷霊園にいたると、小さく、神妙な、傲慢を恥じる気配が降りてきて、それがとても気持ち良いことがある。仙台ではあの鬱蒼たる並木道によってそれがあたりまえのことなのだとしたら、そこに暮らす人々への心的影響はかなり大きなものだろう、と思った。しかしそれは当然だ。少し移動すれば川があり海があり山がある。せわしなく自然に触れない生活にのぼせた小さな脳には、大きな感銘だった。
 
 火星の庭さんの存在の仕方がもうひとつの深い印象。ブックカフェにほとんど行ったことがないので頼りない感想だが、あんなにも、古本売り場と食事処がハイテンションで融合できるものなのか、と驚いた。店内に目を上げるといつも、店主の前野さんがお客さんに破顔を向け、旦那様健一さんが真剣に料理と向き合っていた。その本流と同時に、人々が広範な行動の基点とするターミナル的役割が確実に機能し、息吹が絶えない。前野さんと健一さんの、ものごとを受け止める度量の底抜けさにくらくらした。

 牛の口を両手でこじ開けて顔を突っ込みそのままベロに噛みついたような牛タンを食べたなぁ~。うぅぅぅぅぅぅん、いろいろ思い出すがこんがらがってまとまらない。後々あぶくのように脳髄へ浮き上がりやっと捉えることができるであろうことがたくさんあった。何故あの人たちはあそこで踊っていたのだろう?とか。向井さんが歩きながらよくつまづいていたなぁ~。ブラザー軒でマッチ貰ってうれしかったなぁ~宝物にしますと店員のお姉さんに言ったけど今見当たらないなぁ~。リボーさんのヒップホップ自己紹介は最高にかっこよかったなぁ~。自己紹介では向井さんがオフィシャルムカイ兄さんになってきっちりちゃんと喋ってくれてわめぞは相当救われたなぁ~。歩道の青信号が短い気がしたなぁ~。仙台で食べたもので一番おいしかったのは火星の庭さんのカレーかもなぁ~。健一さんはズキュンとかっこいい方で「血液型はなんですか」と訊いてくださったときは照れちゃったなぁ~。健一さんの「けんいちでーーーす!!」をついに生で聞いたなぁ~。往復で岡島さんと延べ約9時間車に乗ってたけど岡島さんの名言を記したメモなくしちゃったなぁ~(でも3個覚えてる。岡島さん一言付き「立石書店もよもよ」)。来週末の外市の告知がまだできないなぁ~。帰ってきたら店内の一部にぽたぽた水が垂れてるのはつらかったなぁ~(やっと今日解決)。

 会場(火星の庭)
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 並木(定禅寺通り中央遊歩道)
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 火星の庭さん入口前歩道のマンホール
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 店内に飾っていただいた照る照るロボ晴ーリー(仙台で1勝1敗 通算2勝4敗)
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 仙台の近くご出身、仙台のことを教えてくださりながら定禅寺通りにある野外彫刻のポーズを必死に真似る当店お客様”大きなかばんの”佐藤さん。それ確かにありました。
せと
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by ouraiza | 2009-06-23 22:25 | Comments(2)
仙台の記憶2
完璧にタイミングを逸しましたが、仙台振り返りのその2です。
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f0035084_23495323.jpg火星の庭組がかわいい看板を飾っているというので、こちらも、と目の前でさささと作られ貼られていった、金子さん手作りの飾り。あっという間にテントが華やかになって、金子さんの手際のよさとそのセンスに、改めて、感動する。


f0035084_23502095.jpgマゼランさんの看板。


f0035084_23512420.jpg書きかけ


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パラフィン堂のOさん、マゼランの高熊さん、火星の庭の前野さん、健一さん、
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by ouraiza | 2009-06-23 00:30 | ふらふら散歩(終了) | Comments(0)
仙台の記憶
金曜、一日目。

f0035084_23172477.jpg色々不測のアクシデントが起こりなかなか相方と落ち合えず、ベルが鳴ってドアが閉まる直前の新幹線に飛び込んで、夕方なんとか仙台に着く。仙台駅のロッカーに重い荷物を突っ込んで、仙石線に30分ゆられ、松島海岸駅に到着。そう、初日は松島を観光しました。

着いてほどなく最終の遊覧船が発車することがわかる。しかしこの時点でわれわれ2人とも空腹の極致。回らない頭でキオスクでチーズやら「みそパン」なるものを買い、また乗り場に向かう道中の屋台でホットドックやポテトフライを手に入れ、いざ船に乗り込む。
船は大きくゆったりと作られていて、周りには家族連れ、外国の方、ご年配など様々な顔ぶれ。古い歌謡曲が心地よく流れ、合間合間に横を通る島の説明がされる。時代がトリップしたような不思議な空間の中、静かに飢えた身体を満たすことに専念する。お腹が空いた時のポテトフライって何であんなに美味しいのでしょうか。
人心地つき、しばらくしてカモメと戯れようと、船内の「カモメのエサ」売り場に行くとそこにあったのは「かっぱえびせん」の小袋の山。え、それでいいの・・・?と思うも相方が1つ買い、甲板に出る。そこはうってかわって阿鼻叫喚の世界。結構なスピードで走る船を物ともせずに着いてきた大量のカモメがそこら中に飛んでいる。そして人々が興奮しながらポイポイえびせんを投げ、それを器用にカモメがどんどん口でキャッチする。海に落ちたものも海面に身体をぶつけて食べ、またひらりと船に追いつく。とにかくこんなに沢山のカモメをしかも間近で見たのは初めてで、くらくらした。鳥好きの相方がえびせんをあげながら喜んでいる横で、ひたすらカモメにシャッターを切る。美しくてでも目が怖くて、俊敏で、大分人間に慣れてはいるけど野生の力を感じた。
私もエサをあげたり、本来の目的の島々を眺めたり、潮風を浴びてボーッとしたりする。東京にいた数時間前と確かに違うその状況に、しみじみ、あー旅だ、来てよかった、と胸がいっぱいになる。

下船した後おみやげ屋をさらっと流し、こけしの定形外郵便グッズなどを手に入れた後その日はじめてまともなご飯を食べ、時間もなくなり駅へと戻る。近くの水族館マリンピアがレトロな外観で、裏手には回転木馬みたいな遊具もあるっぽくてかなり後ろ髪ひかれるがやむなくホームへ。と、そこで武藤さんに遭遇。いくらわめぞの皆がこっちに来ているとはいえ、あまりのタイミングにびっくりした。
電車が来て、仙台まで、座ってぼんやり車窓を眺める。向かいの席の武藤さんが、何やらスケッチブックに向かっている。もしかして絵を描かれているのかしら・・・素敵だなぁ・・・と思う。後で聞いたら絵ではなく、旅の覚え書きのメモをされてたのでした。
駅についてからは完全に武藤さんに頼りっぱなしで火星の庭までサクサク案内してもらう。「荷物多いなー」と言われて気付いたのですが我々2人ともキャリーからこぼれんばかりのかばん、箱、またかばん。古本市用の備品や追加の商品も積み込んでいたという言い訳はあるものの、明らかに旅なれていない自分達の大荷物は、旅の三日間、最後まで自分達を苦しめることとなったのでした。それらをひっぱりながら、早足で駆け抜ける仙台駅前は、都会で光っておりました。
あらためて、武藤さんほんとにありがとうございました。


なつき
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by ouraiza | 2009-06-23 00:02 | ふらふら散歩(終了) | Comments(1)
「北、行く?」 古本縁日 in 仙台
f0035084_16522211.jpg詳細
わめぞブログ   Book!Book!Sendai公式サイト
第15回 外市は7月5日(土)6日(日)
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by ouraiza | 2009-06-21 17:00 | Comments(0)
往来座も梅雨に入りました。
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今朝出勤してぴやーっと開店準備をし、ぴやーっと掃除しちまおうと箒を手に店内奥に行くと、隅っこの床が濡れている。一瞬、あー開店準備中に変な人が入り込んで放尿されたかな、と思った(床の汚れに関してはちょっとしたトラウマがあるのだ)。だがよくよく見ると上からポタ、ポタ、と滴が落ちてくる。管理会社がいろいろ調べた結果、上の階の住居の湯管に穴があいているとの事。間の悪いことに今日は土曜日で、月曜まで業者の手配もできないそう。代表が仙台出張でいない為替わりに駆けつけてくれた経理主任まこちと共に濡れてダメになってしまった本(そんなに高価な本ではなかったが)やこれから濡れる恐れのある一帯の本をどかす。天井が濡れているため、電気は危ないということで、蛍光灯も取り外され、棚にはビニールシートがかけられ、文字通り暗い営業となった。何人かいらっしゃった常連のお客様に説明をするうち、だんだんガイド並に説明が上手にできるようになるが、嬉しくも何ともない。皆さん心から同情して下さり、心の糧にはなった。




『火星の人類学者』オリヴァー・サックス著 ハヤカワ文庫
脳神経科医である著者が、7人の患者のケースを考察する医学エッセイ。7つのケース全てに言えるのは、著者の並々ならぬ各々の患者に対する興味と親愛だ。昨今のせかせか忙しそうにちょちょっと診てごそっと薬を処方してハイおしまい的な医者の姿ではなく、じっくりと患者と対話するその姿勢に感動する。読んでいて頰を打たれたように感じたのは、特に視覚に関する障害(全色盲や全盲)を持つ患者が、障害を取り除くことを望まないというくだりだ。これといった障害のないいわゆる健常者は、障害者というものは障害を取り除きたいに決まっていると思いがちだが、この本に登場する患者たちは、障害を自分の一部として認め、向き合い、しっかりした自己を確立しつつ、障害ゆえに授けられた特異の才能を最大限に生かして生を謳歌している。健常者とは何をもって「健常」なのか。どちらかというとヒトよりもネコ至上主義的な自分であるが、本書を読むと心の底からヒトだって捨てたもんじゃない、という気にさせられる。尚、この著者は映画「レナードの朝」の原作者でもあるがロビン・ウィリアムスは本当に適役だったんだなぁ。


『深い河(ディープ・リバー)』遠藤周作 著 講談社文庫
キリスト教も仏教もあたしきらーいというお客様に是非読め、と言われた一冊。
遠藤周作は遅かれ早かれ読む事になるだろうとは思っていた。
本書は晩年の作品で、著者のキリスト教観の集大成と言われているようだ。
遠藤周作のキリスト教観というものを全く知らずに読んだのだが、
何かこう、自分の中のキリスト教に対する憧憬と、それと同時に浮かぶ疑問を一度に
解決してもらえたような、そんな思想が根底にあります。

漏れみち
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by ouraiza | 2009-06-21 03:00 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)