「ほっ」と。キャンペーン
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古本屋のホコリ取りにおける考察。
f0035084_140545.jpg本の天部の傷みなどを考えると賛否両論であろうが、当店では、カブリの本や、入りきらない本を本の上に横置きしている。もちろん、棚にできるだけ本を詰めることによって、勢いを出すということもある。古本屋という場所では日々が埃との戦いで、当店ではユニマットさんのハンディモップなるものを常用している。ところがこのハンディ、厚さが5センチある(左写真)。これだと横置きした本の上の隙間には入らん。いちいち横置きの本を取り出して埃をはらえばええじゃないか、とは言え日々の仕事となると自分のようなズボリーヌには向かない。
f0035084_1434878.jpgそこで先日見つけたこの商品。「Very Benly(ベリーベンリー) アズマ社」製の「スキマソージー」(←誓って実名です)。厚さわずか1センチ!これならわずかの隙間にもホイホイ入ります。実際使ってみると、薄いのはいいが、如何せん不織布シートなので、毛束感が足りず凹み部の埃はとれない。むむ。他のお店では一体どんなものを使っているのかしらん。
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f0035084_1552450.jpg先日買い取った本に学生証が挟まっていた。
「女子大生 パブ クラブ キャンパス5ファイブ」
渋谷校と池袋校あり。池袋キャンパスは東池袋1丁目。むぅ。




f0035084_203145.jpg『PAY DAY!!!』山田詠美 著 新潮社刊
たまたま入荷した雑誌の『新潮』にこの著者と青山南の対談があり、読みたくていてもたってもいられなくなったその2日後、先日の鬼子母神古本まつりでゲット。闇猫雑貨店さんが、元々50円だったのを10円にマケてくだすった。
山田詠美は、高校生の頃読んだ『放課後の音符』以来である。
本作はアメリカ南部、サウス・キャロライナが舞台で、9.11のテロで母親を亡くした家族の物語。母親の死という現実を前にし、残された家族が互いに責め、許し、慰め、そして悲劇を乗り越えていく過程が、みずみずしく描かれている。回りの親戚(特にアル中の伯父)の様子なども、アメリカ南部のゆる〜い感じが出ており、好ましい。各章をPAY DAY(給料日)で締めくくることによって、悲劇が根底にありながら、希望を持たせてくれます。つくづく主人公らの親子関係がウラマヤしい。





学生証 No.13 のむみち (二部)
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by ouraiza | 2008-06-29 02:42 | ノミムメモ(土曜) | Comments(4)
08/06/27
f0035084_19272047.jpg 最近のいただきもの。近所の高速機転ギャグ好きおばさまがふとくださった「幸福の木」。「あたしゃしあーせにゃ縁遠いからあげるよ!」と。花言葉をみてみると「幸せな恋、幸福」ときて「名もない寂寥」とのこと。
f0035084_19274135.jpg ハトカー!!!店員なつきさんが鎌倉みやげとして買ってきてくれた。鎌倉、鳩サブレーの豊島屋限定グッズ。小さなナンバープレートには「鎌倉810」。ちょろQになっていて、小さく重めのボディが猛スピードで疾駆する。普段はボールペンのノックするところに装着されている。うらららー。
せと
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by ouraiza | 2008-06-27 19:27 | Comments(0)
08/06/26
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 『通り過ぎた人々』(小沢信夫/みすず書房)、が無性に面白かった。こんなに無理のない柳のようなことばと少ししわがれたユーモアで人を追悼するなんて。こんな人物伝があるなんて。
 『シナリオ 前略おふくろ様Part2』(倉本聰/理論社)、うう、ドラマを観たくなるいっぽう。迫力のあるあとがきもよかった。DVDがレンタルされていない。しかしシナリオというのがこんなに頭にシーンを描けるものだとは・・・実際のドラマのような軽快なテンポはないだろうと危惧するも、まったく軽快なもので驚き。続けて『シャツの店』(山田太一/大和書房)を読み途中、むはー面白い。
 うーららららら・・・・なにかとても大事なことを忘れている気がする・・・
せと
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by ouraiza | 2008-06-26 20:33 | Comments(0)
08/06/25
f0035084_24883.jpg おわ、外に出しっぱなしのベンチにきのこが生えた!変にえぐいきのこで、間近で正視できない。

 配布用のハガキを送っていただいた。ポルト・ビーさんの「荒地 ―演劇的インスタレーション―」。これがおおすごい、なんともすてきな状況。今移転して使われていない旧豊島区立中央図書館を劇場にしてしまうらしい。それも『荒地詩集』を読む・・・。「廃墟となった図書館に声が響く・・・・」とのこと。本棚に本の無い停止した図書館、いいなあ。
せと

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by ouraiza | 2008-06-25 21:09 | Comments(0)
古書荒川
 古書組合員にだけ配られる業界紙「古書月報」。都内各支部(池袋は北部)の機関誌部の人たちが支部内から書いてくれる人を探し短文を載せる「支部喫茶室」というコーナーがある。もう任期が終わりそうだが、ぼくは一応北部の機関紙部だった。書いてくれる人を見つけるのはとても難しい。催事で忙しいから・・・立場上だめ・・・事情が・・・・皆様いろいろある。そこで!当店のご近所様で謎の売れない漫画家、下坂昇(くだりざかのぼる)さんに漫画を描いてもらうことにした。それが「古書荒川」。
 「意味分らない!!」という感想が圧倒的に多いなか、ぼくはピカソが言ったという名言を思い出します。この絵の意味はなんですか?と問われ~~「あなたはすがすがしく気持ちの良い朝、そよ風にのって聴こえてくる小鳥たちの美しいさえずりの意味を知ろうとするのですか?」
せと
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by ouraiza | 2008-06-24 21:45 | Comments(2)
魚月紹介ページ作成
f0035084_21315881.jpg岩岡ヒサエ『オトノハコ』講談社 2008
最近気になるマンガ家のひとり、岩岡ヒサエ。独特の丸っこい顔に細い目の登場人物たちがとぼけた良い味を出している。そして本作は高校の合唱部が舞台。何を隠そう私は中学時代合唱部だった。なので感情移入の割合がいつもと違う、のだ。

主人公「きみ」は高校入学まもなく、合唱部におじけづつ入部する。部員はたった5人。弱小部活のため練習場所もなかなか確保できず、廃部寸前。でも、合唱コンクールに出たい、音楽ホールで歌いたい、という目標を胸に、地道に彼女たちは練習をする。
私が所属していた部とは、人数も違うし規模も違う。私の部活は混声合唱で、先生が主体となってビシビシ練習する体育会系だったので、こんなにほんわかやっていなかった。でもなんか・・・気持ちがかぶるのです。課題曲として歌われている「春に」はとても好きな曲だったし、あぁ、腹筋背筋したなぁ、とか、周りの人と声が合わさって遠くに飛んでいった時の開放感、逆に喉を痛めて声が出なくなった時、1人冷静になる感じ・・・あったなぁ。うおぅ。
圧巻は最後のNHKコンクールに出た話、これは記憶の扉がばんばん開いた。その日初めて行く会場、リハーサル室での調整、そしてそして本番直前の舞台裏!そう、うっすら暗くて、セットの裏側が大きくて怖くて、唄う順番に学校ごとに整列してんだよなぁ。そして舞台に歩いていくとぱぁっと視界が開けるんだよなぁ・・・という風に、見事に歌う側の視点そのままで描かれていてびっくりしました。作者の岩岡さんが合唱経験者かは分らないですがかなりしっかり取材なさっているのでは。公演が終わったあと会場ロビーが学生で埋まるのもこれまたリアルでした・・・。

私自身合唱部時代に良い思い出ばかりある訳では決してなく、センチメンタリズムにひたっちゃうのが恥ずかしくもあるのですが、それでも学生時代に合唱や吹奏楽といった合同で練習してのコンクール参加の経験がある方に、ちょっとおすすめです。ふつーに学園モノとしても楽しめます。

最近のNコンはゴスペラーズが作った課題曲とか採用されてて何かすごいなー、と思ってたのですが、調べたら今年もふるってます、森 絵都にアンジェラ・アキ!!

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はなしは変わって、ひさびさに魚月のはなし。
魚月の自己紹介ページをつくりました。往来座のサーバーにおかせてもらうことに。ほんといつもすいません・・・。
以前レポートの合間にワードで地味に作ったページなので、なんか無駄なタグがいっぱい使われていて悲しいのですが、とりあえず公開します。今後もっとちゃんとけずったりして改変します。

「魚月のご紹介」http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/sakanazuki/

なつき
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by ouraiza | 2008-06-24 01:16 | ふらふら散歩(終了) | Comments(2)
サビっすか?
ある日、経理部長まこちと番台に立っていたら、一人の男性客が来た。
手のひらを上に向け、ずずいと差し出し、
「ボクの指先をじーっと見て下さい!」
はぁ、と怪訝顔のワシら。
「赤い錆みたいなのが付いていませんか?」
いやぁ、ない、ですね。
「そうですか・・?」(ものすごく心外そうに)
「では、黒い錆は付いていませんか?」
うーん、ない、ですけど。
「そうですか・・」(ものすごくがっかりして)
ボクの錯覚かしら・・という顔をしつつ出て行かれた。
面白かった。







f0035084_2465220.jpg『血族』 山口瞳 著 文春文庫
少し前に読んだ同著者の『小説 吉野秀雄先生』を読んだ際、登場する著者の母親に俄然興味が湧いた。「山口瞳の会」会員でもいらっしゃるというお客様に訊いてみたら、この本をススメて下さった。
著者がとうとう母親から直接は教えてもらえなかった、一族の歴史を突き止めていく、いわばミステリーともいえる作品。菊池寛賞を受賞したということだし、巻末の野坂昭如、野呂邦暢、常盤新平各氏の書評も絶賛系。
自分の家族にもし著者のような秘密があったりしたら・・と思うとやはり怖い。
だが同時に、本書の場合の「秘密」は、そこまでして隠さねばならなかったことかしら?とも思う。
いずれにせよ著者は、解明の過程で驚き、傷つき、途方に暮れ、そして涙する。
読んでいて心が明るくなるものではなく、正直疲れてしまった。
途中に当時の資料として、明治時代の新聞記事がズラズラと出て来るが、読みづらいうえ、一族には直接関係なかったりするので、とばしてしまったり。
最後に母方の一族の秘密を突き止めたあとで、父方の田舎を訪れるシーン。
これはよかった。
母方の親戚達のような毒気やら、華やら、派手さがなくただただ安気な生活を送るのが夢だったという山口瞳がやっと辿り着いた、それは故郷であった。




ひとみち
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by ouraiza | 2008-06-22 03:40 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
外市特報 Pippoさん登場
f0035084_245343.jpg次回外市へ大特報!一箱部門へ新規参戦、Pippo(ピッポ)さん。
ピッポさんは元詩の出版社勤務、「文系ファンタジックシンガー」にして古書店パートタイム店員さん。
ピッポさんブログ
ピッポさん所属のレーベルがチンチロリン商店
そしてピッポさんワールドはこちらで視聴できます

出品は古本、CD、お友達の「上海リリィ」さんの手作り雑貨などなど!
せと
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by ouraiza | 2008-06-21 02:46 | Comments(0)
08/006/19
f0035084_952993.jpg 板橋区志村付近に見次(みつぎ)公園はあり、普段はホームセンターへの道中車で通りすぎるだけなのだが、大きな池が中央にあり、釣り禁止の横断幕の目の前でみんな釣りをしていて、とてもいい公園。時間があればゆったり寛ぎたい。
 数週間前の日曜日だったろうか、明治通り歩道に数人、ご近所の幸福の科学の方々が立って「絶対はずれないくじ引きやってまーす!」とアナウンスなさっていた。
 わめぞ絵姫武藤さんから訂正依頼。「武藤さんはそんなにビールを飲んで何故太らないのですか?とお訊ねすると、「おいらうんこが太いから!」とお答えくださった件、「おいらうんこがでかいから!と言ったはずだ」と。
せと
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by ouraiza | 2008-06-20 01:05 | Comments(0)
スモールロングセラーズ(新カテゴリー)
■全然入荷しないわけじゃない。売値も高額ではない。感覚的にはよくある本。でも、あれば必ず売れていく本。実地で実感、地道な名著たち■

f0035084_19331384.jpg そういえばこの本珍しいわけじゃなさそうだけど何故か探してる人もいて売れていくなあ、と気付いたら追加していきます。

・『詩のこころを読む』 茨木のり子 岩波ジュニア新書
・『夜と霧』 V・E・フランクル みすず書房
・『オキナワの少年』 東峰夫 文藝春秋
・『なんでも見てやろう』 小田実 単行本文庫不問
・太宰治の文庫
・歌謡曲の唄本
・外国人用日本語入門初歩
・『人生劇場』 尾崎士郎 揃
・折り紙入門
・歳時記(小ぶり 揃)
・『サンダカン八番娼館』山崎朋子
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by ouraiza | 2008-06-18 18:51 | メモ/スモールロングセラー | Comments(0)