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 ただいまの時刻、1時38分。帰宅後、即行で風呂。そして晩飯に今日の残り物をあさる。冷蔵庫にカレーが少し残ってる。ご飯を山盛りに盛って食べることに。ルーが少なかったので、しそのふりかけをパラパラする。味は、深まったインドという感じ。そしてパソコンの前へ。
 キーボードを打ちながら、にやにやと笑っている自分に気がつく。一日の疲れがピークだということか。まだ意識はあるぞ。
 今日は番台で文芸書の拭きとパラ(パラフィン紙を掛ける作業)。先日、「文学書 おれがやらなきゃ 誰がやる」とメモを挟んでおいたので、まだ店員は誰も手をつけてない。文芸書を扱うのは大好きなので、ちょっとしたクリスマスプレゼントに思えてくる(時期早い)。一日文芸書と睨めっこしていると、店内を歩きながら「小説の首脳は人情なり。世帯風俗これにつぐ」と心の中でぶつぶつと繰り返す自分がいる。一人小説真髄ごっこである。
 並行して、今日もお店にいらっしゃるカップルの観察(嘘ですよ)。とある今風のカップルのお客様。以外にも「相撲関係の本」と「みそしるの本」を買っていかれました。そのカップルの晩ご飯が少し気になりました。
 ある日曜日の夜。順調に店の片づけを済ましていると、一人の女性のお客様がいらっしゃいました。「フジコ・ヘミングの本あるかしら?」店内には無かったので、「申し訳ありません」とお答えする。「そう・・・。でもこんなにたくさん良い本があるなんてねぇ。半分くらい売れちゃえば良いのにねぇ、新陳代謝で」「あっ、はい・・・」「あとね、冬ソナ関係の本ある?」「いやぁ、今はちょっと無いですね」「あっそうなの?でもペ・ヨンジュンは素敵よね。冬ソナ観てあたし、あの人にイカレちゃったの」「・・・」「あの人のお父さんはね、牧場を経営してたみたいなのよね、それでね、路上でのたれ死んだって」「そうなんですか」「でもね、今日立ち読みした本にはそう書いてなかったわ、あなた、本は立ち読みに限るわよ」「・・・」「それと、綾戸智恵の本はある?」これも無い。この時点で10時40分。「すみません。ちょっとないですねぇ、申し訳ないです。」「ほんとにねぇ、半分くらい新陳代謝で売れちゃえば良いのに・・・」そして、そのお客様、帰り際に『ジャガーノート アル・ハイン著』(早川書房)を指差し、「これってジャガー横田?」
 きのうに引き続き、唐組の講演は今日が最終日。番台の上に御招待券がある。「行ける人はどうぞ」って行けねー。その後KikaZakkaの店長と秘書の方が来店。招待券は2人に使って頂くことに。この2人、午前中は雑司が谷の今が旬の食べ物をいろいろと探し歩いてきたという。色鮮やかな柿を二個頂く。画像をアップしたいのだけど、店に置いて来てしまいました。二人の汗の結晶です。
 サンドイッチとシュークリームを食べて閉店。唐十郎の本は反応はよかった。売り上げは、「ネモ」って感じで。すいません。
 こにぎり
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by ouraiza | 2007-10-29 02:02 | Comments(0)
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