枯れ葉萌え
 朝、またしても白バイに跨った・・・。いや、もういいですよね。おはようございます。
 穏やかな日差しを背に浴びつつ、外で掃き掃除。主に、枯れ葉とたばこ。たばこは明治通りのアスファルトに生息する雑草の一種なので、一日放っておくとまた生えてくるのだが、枯れ葉は風の具合によって量に差がある。今日は中の上か。ぽっぽっ、と息を弾ませ箒をはく。店内のごみ箱に棄てるの3往復。8割が枯れ葉なので、カサカサ・・・なんだか空しさを感じつつ、あっ、哲学と思う。
 往来座で働きはじめてから一年以上経つのだけれど、いまだに「新しく入った方ですか?」とお客様に聞かれる。往来座での一年は短い。
 往来座で働きはじめて間も無く、「ひたすら腕立て伏せがしたい」と往来座代表に言った(本当にやるんじゃないです)。古本屋としての基礎体力(能力)を黙々と鍛えたい、という意味で。
 その意味で今日は、ひたすら本のパラフィン掛け、値付け、棚入れ、とそれらを黙々とこなす事ができた。絶好の腕立て日和でした。お客様も外の快適な陽気にさそわれてか、寄り道がてら立ち寄ってくださる方が多かった。ありがとうございました。そんなお客様からインスピレーションを授かりつつ、この値段にしよう、ああ、やっぱりもっと安く、ううう、もっと高めか、むむ、やっぱりこのまま、いや、うんにゃあ!ちなみに、値段を付けるべく本と向き合い、空中に浮かび上がる価格をつかむ作業。一年以上続けると、ふと往来座代表の声が聞こえてくることがあります。「これはね、730円」。「はい」。こんな調子なのです。だから、値段のわからない本が現れた時には、じぃ、と耳を澄ましてみるのです。「・・・」。「はい?」。聞こえてこないこともあります。どの本と向き合っても代表の声が聞こえてくれば、基礎をマスターしたことになるのでしょうか?
 夜。店内のカップルの話を聞く。
 ・文庫本の前
  カレシ:「ねぇ、坂口安吾の『白痴』って読んだことある?」
  カノジョ:「ない」
  カレシ:「超おススメなんだけど」
  カノジョ:「へぇ~」
  カレシ:「『萌え』の原点だから」
  こにぎり:「・・・」
 ちょっと話し変えます。土曜日。のむみちと店番を交代し、幕張ガーデンウォークへ。アウトレット、B品(新品のくせにボタンが外れてたりシミが付いてるせいで定価より安くなった物)の服を見に行きました。長袖のシャツがあればと思ったのですが、セールのある日は毎度の事ながら、無い。大盛そばのごとくもりもりに盛られた服の中から適当なのを、と思うが全てイマイチ。無力感を募らせつつ帰ることに。夜空に向かって、のむみち、ごめん、と呟く(30分早く店に来てもらっていたのです)。ちなみに、ここには僕が日頃御用達にしている、ゆ、ユナイテッドアローズとか、B・・・B.C.STOCK(どう読むのかいまだに分らず)とかがあるのです。ちなみに今着ている服はユニクロで買った1000円の長袖。物足りなさを感じつつ、西葛西のブックオフへ。葛西にもあるのだが、西葛西のほうが品揃えがいい。偶然の事ながら、こちらも500均一セール。もう、知らないんだから。
 『世間入門』(五柳書院) 荒川洋治著
 『バーボン・ストリート・ブルース』(山と渓谷社) 高田渡著
 を買いました。萌え~。
 CDコーナーを見ていたら、ルイアームストロングとビリーホリデイのデュオアルバムがあった。ユーゴスラビアかどこかから出てるアルバムみたい。買わなかったけど。
 カップヌードルを食べて閉店。店を出て、今日はいそがしかったので、ご褒美に、ミニストップでソフトクリームを買ってあげる、自分に。明治通りを歩くのが恥ずかしかったので、途中で右折、裏道を通って帰ることに。途中、現代アートかと思われるほどの、大量の麺が路上に放置されてあった。そして、ソフトクリームをむしゃむしゃ。さみー、甘ぇー、つめてぇー、ダンケシェ~ン。おわり。
こにぎり
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by ouraiza | 2007-10-07 22:55 | こみにぎり(終了) | Comments(0)
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