今日は、大量に入荷した70~80年代の岩波新書を拭く仕事を主にしていまして。
その作業の最中に本から出てくる「しおり」のいくつかに、グっと魅せられてしまいました。
それは、
《本の知識》シリーズと銘打たれた連続モノで、それぞれ、
「本の各部の名称」(No.1)
「約物(やくもの)・記号」(No.2)
「和文活字の名称」(No.3)
「欧文活字の名称」(No.4)
「和文活字の主な書体」(No.6)
「けい(罫)のいろいろ」(No.9)
といったテーマで、しおりの細いスペース一杯に詳しく書物に関する情報が書かれているのです。
(
左写真:右から、No.1~No.4のもの)
こういう図鑑っぽい絵柄やそっけない専門的名称に弱いんです・・・。例えばNo.3によると活字のあの下のほうにあるクビレの部分は「ネッキ」だし、No.2によれば いわゆる丸括弧”()”は「パーレン」とも言うそうなんです。うーん実生活に使えなさそうでいいですね。
それから、私はハズカシナガラ未だに本のそれぞれの名称が覚えきれてなくて、値段の横に状態を書くときに「あれ、この傷がある部分って「扉」だっけ「見返し」だっけえーっと」となることがあるので、No.1はいつも店に置いてある自分用業務メモ帳に貼っつけて気を引き締めたいと思います。この図(
右写真)ってよく目にするけど、この小ささがメモとして便利です。
とりあえずまだ未処理の新書の山が沢山あるので、このシリーズ コンプリートしたいなぁ、できるかなぁー。
なつき