雨_f0035084_2573141.jpg 朝から雨。開店準備の際、おととい出したばかりの断食関連の本がほとんどなくなってることに気付く。時代を感じました。
 昼。お客様があまりいらっしゃらない。誰もいない店内、どんなもんだい、とひとり呟き、番台で作業。先週買い取らせて頂いた本の整理。リーコニッツの「INSIDE HI-FI」を掛ける。曲のはじまりと終わりがよく分からず。よく分からないから聴いていても飽きない。店には合ってる。
 ひと段落すると棚を触りに立つ。ついでに外の本もお触りしに。外に出てみると、先週に引き続き持ち主に置いていかれた哀れなキャリーバッグが雨に打たれてました。ドキッ、これで二回目。次会ったら友達になろうと思います。
 今日番台の上で考えたこと。
 卒論がやばい:資料を読むので終わりそう。夏休みはミスタードーナッツでひたすら子連れ親子の生態を観察していたので、あまり作業は進まず。どうなることやら。それにしても同級生はすごい。ただでさえ卒論で忙しいのに、その上就職活動もするなんて。と、以前そのことを往来座代表にぼやいてみたところ、いいこと教えてあげようか?と一言。「それね、みんなやってる」。
 石ちゃんの通りの達人:土曜日「メレンゲの気持ち」を何気なく見ていたら、「石ちゃんの通りの達人」コーナーで、ホンジャマカの石塚英彦がわが地元の葛西を歩いていた。葛西地区は、都内に住むインド人の数が一番多い事で知られている。また他にも、合気道の道場に通っていたときは、イラン人(の方も葛西には比較的多いが)、アメリカ人、ブルガリア人、ロシア人と一緒に稽古していた。せっかくなので脱線しますが、いつも稽古が終わると、イラン人のSさんに軍隊で教わったという技を毎週のように掛けられました。観覧車のようにぶんぶんと振り回される自分を顧み、おれは投げるよりも投げられる方がうまいのだという唯一の才能に愕然とした覚えがあります。毎週死ぬ一歩手前まできた時、こんな目にあうのはいやだ、戦争はしてはいけない、とひそかに思ったのでした。そしてみんな英語がペラペラ。あるとき、例のSさんに「なんで英語で出来ない?」と聞かれ、いや~むずかしいっすよね、と答えたら。日本語で「恥を知れ」と言われた記憶があります。
 で、その番組では地元が小松菜の産地である事を知らされ驚く。そしてとあるお店では、小松菜を練りこんだ蕎麦やうどんを食べられる場所がある事も知る。探してみよう。
 夜。ご飯を食べ、閉店。片付けの作業を済まし、扉を閉め、誰もいなくなったところで、朝から欲しいと思っていた八木義徳「風祭」を棚から引き出し、番台へ運び、レジを打ち、少しだけ安くし、そして少しばかり引け目を感じつつもバッグに押し込み、逃げるように店を出た後で、ふと棚を埋めるのを忘れたことに気付きました。やったのは俺だ。
 こにぎり
by ouraiza | 2007-09-30 21:08 | こみにぎり(終了) | Comments(0)
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