坂の下
坂の下_f0035084_2238527.jpg まだ第5回外市は坂の下。10月の周辺にはたくさんの本にまつわる催しがあり、外市を宣伝させていただく機会も増えるであろうと、外市実行委員会広報部ちらし科はいつもより少し早めに始動。印刷完了、裁断待ち。気分はまだ坂の下です。わめぞネイティブインディアン画家・武藤良子さんに今回も描いていただいたちらし、画面に吸いこまれそうです。誠にありがとうございました。近日、詳細とともに配布開始いたします。
 坂の下_f0035084_1572350.jpg 『からだのままに』南木佳士著 文藝春秋 を読んだ。学生時代に読む機会があって以来、新刊(年に1,2冊)が出ると必ず読む南木佳士さんのエッセイ集。ファンには気になる、ここ数年の著者の生活感がぽつりぽつりと滲むように語られている。ほんとは「ぽつりぽつり」ではないような気がするが、「しみじみ」とはちょっと違う。「じわじわ」でもない。帯文には「心にしみいる」とあるが、例えば『阿弥陀堂だより』が癒しだけのものではないのと同様、情緒では測れない抑制がある。今まで触れられたことのなかった(と思う)筆名の由来が書かれていた。「ラジオ深夜便」に出演なさったとあり、うむむむー聴けなくて残念。
せと
by ouraiza | 2007-09-21 22:38 | Comments(0)
<< 秋も。 第3、4回外市の写真集 >>