もうすぐ!!
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古本・夜の学校 VOL.4
「四谷文鳥堂とは何だったのか・七十年代の本と本屋と出版社」
■日時 : 九月四日(火曜日)午後六時〜八時
■場所 : 東京古書会館 七階会議室
■入場料 : 500円
■定員40名 お葉書かホームページよりご予約下さい。
お申し込みしめ切り 8月29日(水)昼12時
■出演 川口秀彦+佐伯修
□川口秀彦(1946年生。薔薇十字社編集部、文鳥堂四谷店などを経て古書店主に)
◉佐伯修(1955年生。高校時代から四谷文鳥堂に通いつめていた。著書に『上海自然科学研究所科』『偽史と奇書の日本史』他)
《文鳥堂は、街の新刊屋として、取次や版元に近いという立地を活かしながら精一杯普通の新刊屋としての努力も怠っていなかった。経営者の理解もあって二十坪(のちに三十坪)の店とは思えぬ質の高い品揃えをし、当時の大型店である百坪百五十坪の書店の棚と遜色のない密度の濃い棚づくりをしていた。しかし、文鳥堂の品揃えの特色は、取次経由で入荷する商品を並べる一般書店としてだけでなく、ミニコミ、自主出版物を豊富に扱ったことと、ミニプレイガイド業務をやっていた点にもある。》(古書りぶる・りべろ 川口秀彦)

 今回は古書りぶるりべろの川口さんが!もう10年にもなりましょうか、ぼくが初めて市場というところに当時の社長に連れられて行った時に、初めてご挨拶させていただいたのが川口さんでした。横浜、反町の神奈川古書組合。頼もしい、かっこいい方です。


もうすぐ!!_f0035084_324089.jpg 雑司ヶ谷のからす。からすは写真を撮ろうと携帯電話を構えると、どんなに何気なさを装っても、敏感に逃げる。奇跡的なショット。
 開店以来の売り場の大整理中。3年前、移転してくるとき、一度も市場に本を持っていかず、重い雑誌だけは処分して、本を全部運んだ。とりあえず、という気持ちで空間を埋めるために必要だった。今ついに、前の店から引き続き、もう10年もほとんど毎日眼の端に入れている本に気付いた。『ゴジラ・クロニクル』。値段もはずれちゃって、ただ上の方に置いてある。他にも5年もの、8年もの、あるある。整理の一番の理由は、7,8月と毎年のことながら売り上げが厳しく、市場で即金に換えたいからだ。でも整理を進めるうちに、はっとした。床ずれをおこした本を強引にでも動かすと、予想外の効果が得られる。本は動かしてもいいものなんだ、と、気付く。
 「本棚」を「壁」だと思っている節がある。今までずっと、コンクリートの壁をペタペタ塗り込んできたんじゃないか?ほんとはもっと弾力のある、柔らかいものなんじゃないか?古書現世向井さんや立石書店岡島さんと知遇を得、わめぞが集い、外市が始まった。偶然の経過が総合して、いろいろなきっかけを生んでくれている。まさにこの整理をきっかけにして、少しずつ変わっていきたい。あれりるらー!

 今日の刃研ぎ草77センチ(伸縮無し 雨降るようで降らず、水やらず 植樹帯の工事が続いたので、ねこじゃらしの種はぜんぜん無いみたい)
せと

 
by ouraiza | 2007-08-23 22:45 | Comments(0)
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