立ちはだかるは。
「善きソナ(「善き人のためのソナタ」)、DVDになってるから観てね。」
金曜に同僚こふかに言われ、早速ツタヤで借りて帰る。
泣けました。すばらしかった。
今静かに余韻に浸りつつ、ご報告。
シュタージってやはり怖いです。
芸術は絶対に抑圧されてはならないものだと思うのです。
主人公でシュタージのヴィースラーは、観ていて可哀想になるほど惨めな人間でしたが、
もう一方の主人公とその恋人を通して、人間らしくなれるだけの資質があった。
監視人ヴィースラーが徐々に「あちら側」へと流れていく過程は、観る者に人間における希望を持たせてくれます。
ラストは本当に泣かされました。
音楽がまた素晴らしい。ブラボー。
原題の「DAS LEBEN DER ANDEREN」の意味が気になって、
見終わった直後に辞書をひいて調べました。
「もう一方の人生」
監視者からみた被監視者の人生。
東側からみた西側の人生。
原題の意味がわかった途端、またさらに深い感慨が。
一方と他方を隔てる壁は、至る所に在ります。
自分がいる側が間違っているとわかったら、
壁を飛び越える勇気が私にもありますように。

立ちはだかるは。_f0035084_547826.jpg写真は、経理主任まこちがベトナムより仕入れてきたかごバッグ。私も一つ購入。300円也。安い。飾りにフェイク蓮を置いてみちゃったりして。
このバッグ、残り3つですよぅ!


のむみち
by ouraiza | 2007-08-12 05:56 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
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