男前の・・・
男前の・・・_f0035084_12584.jpg 修学旅行から帰ってきた中学生の弟が、お土産をくれました。それがこの扇子です。表と裏を載せてみました。京都と奈良へ行ってきたのだそうで、どこが面白かったかと聞くと、「三十三間堂」と言っておりました。自分の顔に似たのあった?と聞くと、「ない」と。「あった、あった」と言われなくてちょっとほっとしました。八橋も買ってきてくれたので食べました。「瓦煎餅って言うんでしょ」と母。
 今日は午前中にモウレツな雨が降りました。言葉に例えるなら、雷雨でもなければ豪雨でもありません。洗濯です。誰もいない店内で、ジョン・コルトレーンの「至上の愛」を流しながら、ひたすら雨がやむのを祈りました。曲の途中で「A・Love・Supreme」(ア・ラヴ・シュープリーム)という言葉を19回唱和するのですが、何度目かのリピートの後、自然と自分も加わっていました。女性のお客さんが、入って奥に進んで行かれるなり、一目散に店を出てゆきました。雨は夕方ごろにはやみました。

男前の・・・_f0035084_122448.jpg シナリオの授業を受けている関係で、最近映画を観るようになりました。あるお客様から、学校の近くにあるレンタルビデオ屋で、かなり品揃いの良い店を教えてもらい、そこに週に一回は必ず通うようにしています。レンタルビデオ屋なんて洋画の棚も邦画の棚も、成年専科へ辿り着く為のただのコースに過ぎなかったのに・・・。で、シナリオの先生に薦めて頂いた「東京物語」(小津安二郎)と、その他「遠雷」(根岸吉太郎)、「浮雲」(成瀬巳喜男)、「ぼくの伯父さん」(ジャック・タチ)、「殺しの烙印」(鈴木清順)を借りました。まだ「東京物語」と「殺しの烙印」しか観れていませんが、面白かったです。「東京物語」は悲しい話ではありますが、悲劇として描かれてないところが、この作品の魅力の一つだと思います。シナリオでは、目に見えるものしか描いてはいけない、というのがルールだと最初に言われたのですが、「殺しの烙印」を観た後、その意味が少しわかった様な気がしました。それと、殺し屋役の宍戸錠の、米の匂いを嗅ぐ仕草がたまりません。影響受けました。今のぼくに、炊き立ての米を持ってきてはいけません。♪男前の~♪・・・。
by ouraiza | 2007-06-11 01:28 | こみにぎり(終了) | Comments(0)
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