激_f0035084_18184154.jpg東京ネグセーヌ名誉会長まこち、昨日の作。はみ出し度3センチ。もしゃもしゃ度4。優。
激_f0035084_18455727.jpg激_f0035084_18465471.jpgお客様のホッホー様より、猫のブックエンドを分けていただく。何と、105円也。黒と青緑、三十分迷った末青緑を。
『時のアラベスク』 服部まゆみ著 角川文庫
期待はずれ・・・。ロマン、幻想、耽美。なのにダメだったのか、だからダメだったのか。たぶん後者。この著者には、他に『一八八八 切り裂きジャック』や『レオナルドのユダ』など、読む気満々だったものがあり、ここで躓くとは、無念。

 『ヒルダよ眠れ』 アンドリュウ・ガーヴ著 ハヤカワ文庫
先だって書いた、高橋克彦がススメるミステリ本の一冊。これは、文句ナシ。素晴らしかった。被害者が一転して加害者に変わる、という眼からウロコの設定。殺された女が、実は性格的に悪女だったというものなのですが、一人間の性質として、一見善い人に思えて、それでいて他人に殺したいとまで憎まれるその性格。心底コワいなと思いました。ヒルダの凄い、そして怖いところは、あくまで「普通」っぽいところ。ミステリとして読むと、犯人を推測する愉しみは、ほとんどないです。あっけらかんと解決してしまいます。でも、この作品の醍醐味はそこではない。あくまでヒルダという人間に尽きます。こえーよぉ・・・。

のむみち
by ouraiza | 2007-03-25 19:24 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
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