字、こわい。
今週末で授業が終わり、いよいよ学年末試験といくつかのレポート提出を残すのみとなりました。いやぁぁ長かった・・・。へっぽこ女学生の私は単位が沢山残っているため、今年もみっちり授業が入っていて、一週間朝から夕方まで通い詰め。何度も「もういやじゃ」と思いながらも友人のみんなに支えられてなんとか乗り切ることができました。ホントは当たり前のことなんですけど、個人的には快挙です。
その過程で色々なレポートや演習(レジュメを作成して発表する)をこなしていきましたが、それ以外で苦しめられたのが「くずし字」「変体仮名」なるものです。

字、こわい。_f0035084_2324827.jpg←、これ、なんて読むかみなさんお分かりになるでしょうか。実は「そのさきに」と書いてあります。
元々日本では中国から伝わってきた漢字で言葉を表記してて、で、時代が下るにつれて、だんだんその漢字の形を崩して書くようになったのでした。今のひらがなって、一音につきひとつの文字でできていますが、昔はそうでなくて、いくつかの字が一音にあてられていました。例えば、「あ」は、「安」「阿」「亜」「愛」といった字を崩して書いたので、一ページの文献にも色んな書き方の「あ」が出てくるのです。(すごい雑駁な説明なので詳しくは諸サイトをご覧下さい)
左の場合、それぞれ「曽 能 左 起 尓」の崩したものなんですね。ふんぎゃー。
一般的にどのくらいポピュラーなものなのか分らないのですが、私の所属する大学の日本文学科ではこれを読めるようになるのが必須科目でして、多くの学生は真面目なのでなんとかマスターしていくんですが、コツコツ努力をするのが何より苦手な私はもうダメダメで・・・。何度涙を拭いたか分りません。
結局ちゃんとしっかり習得するまでにいたらず、教授におまけしてもらってその過程を終了するに至りましたが、まぁでも、終わってみればこの一年総合的には楽しかったです。レポートのために数万字分はキーボード叩いたし、付箋も本に何十枚貼ったことか・・・。
これからしばらく、テストをこなしつつ沢山睡眠と栄養をとって、4月からに備えたいです。あと趣味の方の読書もしたい!

なつき
by ouraiza | 2007-01-20 23:45 | Comments(0)
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