ズラタン    せと
 土曜日。諸々あって(失念)、バタバタと市場準備して出品。急いで戻り外出。
 神保町の@ワンダーさんが主催なさっているブックカフェ二十世紀での連続講座【古本屋的!!】、古書音羽館広瀬さんによる「しくじらない為の古本屋入門」をお聞きする。広瀬さんはいつも賑やかな催しのホスト側の立場にいらっしゃることが多いので、ご挨拶、もしくは核心への触りぐらいのお話ししかお聞きできないでいた。本の雑誌社刊『西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事』はとても面白く重要な、ぼくにとっては唯一読破できた実用書なのだが、その性質上どうしても傾向としては表向きなものである。今回、広瀬さんが視線をちょっと下に向けてぽつぽつと語ってくださったことは、苦しく楽しいディテールに向き合い、真剣にじたばたした先の現在の気分が滲む、貴重なものだった。ぼくなりに感得したキーワードは、「2000年問題」「ダイナミズム」「自家中毒」「疲れている」「糖尿」「隙間は無限にある」などである。@ワンダーさんがエレベーターの無い建物の上階での出張買取りで実践なさったというコンパネによる階段スロープ化ダンボールを持たないで下におろす作戦について、詳しくお尋ねするのを忘れてしまった。

 日曜日。草野球が雨で中止。
 また新鮮味を感じ始めたウイニングイレブンに専念(2011年版)。にわかにズラタン・イブラヒモビッチに興味がわき、いろいろ検索視聴するうちに大好きになった。

 月曜日。イブラヒモビッチ研究を少し。テコンドーが基礎にある。自伝『俺はズラタン』を読みたい。

 今日。開店作業中、観光途中にみえる外国人女性お二人が、作業中のぼくに声をかけていいか迷っている様子。何用かお尋ねすると、渋谷への行き方がわからない、とのことだった。駅を利用するとなると説明が複雑になるので、店前の都バスをご案内する。45分に渋谷行きがくるはずなので3分ぐらいウェイトしてください。ところがバスが来ない。ソーリーソーリーもうちょっとウェイトプリーズと申し訳なくて謝る。5分ほど遅れてバスがきた。お二人は笑顔で両手を合わせて「コップンカー」とおっしゃった。
 昼食に丼丸のねぎとろ丼。
 たまにご来店くださる外国人男性が、君は今回のボブ・ディランを観たのか?とのお尋ね。観ていない旨お応えすると、「残念ながら自分も観ていない。でも彼は日本に1ヶ月近く滞在するはずだ。その間に何回かは居酒屋に行くに違いない。だから俺はイザカアヤで会えると思ってる」とおっしゃった。行くのだろうか。
 たまっていた小山を集めた中山を方向付けと値段付け。その後外出中に店番のタイタイから電話。星野道夫特集の雑誌を4冊まとめて一括する、という指示だが、そのうちの1冊が植村直己特集であって、それでいいのか、と。

『パイプのけむり』 団伊玖麿 全27巻揃
1981~2001 第20巻のみ2刷 他初版 (1~11巻は新装版)
21600円 販売中
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by ouraiza | 2016-04-27 00:15 | Comments(0)
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