2014/6/1 みみふん うすだ
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Are You With Me Now? - Cate Le Bon



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『桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年』へ行きました。砧公園はいつ行っても、ひろくてよいです。世田谷美術館はその中にあります。入口前で一服、気持ちを整える時間は胸を膨らませてくれます。展示されているプリント写真を、ひとつづつ見てゆきます。入口で渡された作品解説を読みつつ、写真に眼を向けます。当然と言えば当然なのかもしれませんが、時代・場所は移り、進んでいくと、写された中の空気も違っていました。カメラを向け、シャッターを押した、その瞬間の時代の空気そのものを感じることが、氏の写真にはより感じることが出来たように思います。日本の70年代ぐらいからの景色は、知っているような錯覚にもなりましたが(80年代生まれなので)、80年代〜90年代の写真に感じる空気は、知っているような気がします。

『浅草区内(台東区)1938年』という写真がありました。少女のなんともいえない表情ににじむ可愛らしさが、胸にさわやかな風と微笑みをもたらしてくれました。しかし、その向こうにある時代の背景を想像すると、あらためて寂しさとが立ちこめ、その場でしばらく、じっとします。
「何という町だったかメモも記憶もない。可愛い少女だった、という思いが淡く浮かぶだけである。」
解説の紙の一文です。写真を見てから、この解説を読みました。「思いが淡く浮かぶだけである」、という言葉に、この写真がより印象的に、なんて素敵な写真なのだろうという思いを胸に会場を進みました。出典は、同氏の写真集からの作品解説文、適宜抜粋とのこと。
すべてを見終え、ふたたびこの写真を見に入口の方へと向いました。

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世田谷美術館の入口前のちいさな広場がなんとなく好きです。
子どもは蛇口から水を、地面にひろがる水に跳ねかえる光は間違いなく夏のものでした。


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1年と半年ぶりに、眼鏡を買いました。失くしてから1年半経つということにもなります。
以前の眼鏡は9年ほど共に過ごしました。掛けているときよりも、掛けていない時間の方がながい眼鏡でした。だから失くなってしまったのではないかな、と思いますが、そうじゃないでしょう、という気持ちと半分半分です。
あたらしい眼鏡をかけて思うことですが、とてもよく見えるので、とても気持ちがよいです。
今までほとんどのものが、にじんだ輪郭で見えていた訳ですが(なくても生活には決定的には困らないぐらいでした。ただ、不便でした。)、スッキリとしています。『あたらしい眼になったみたいじゃない?』と、眼鏡を新調したことを伝えた某さんに言われましたが、まさにその通りだな、と思いながら、一日のほとんどを眼鏡をかけて過ごしています。ほんと、あたらしい眼のようです。

うすだ


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by ouraiza | 2014-06-01 23:59 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
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