2013/10/19      のむ
『映画館のある風景 昭和30年代盛り場風土記・関東篇』キネマ旬報社編 2010年 キネマ旬報社刊
1500円 販売中!!!売切れ

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昭和29年当時、左から順に。
池袋東映、山手映画劇場、人世坐(本文の「生」は誤り!)、池袋日勝&日勝地下、池袋アバン&池袋東洋、池袋日活、池袋エトアール、シネマ・ロサ、シネマ・東宝
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♡今週のシネみち♡

お粗末。でも作品は満足。

1)再々々々々◎◎1/2『張込み』'58松竹(野村芳太郎監督 大木実 宮口精二 高峰秀子 浦辺粂子 田村高広)
2)◎◎『おんな番外地 鎖の牝犬』'65東映(村山新治監督 緑魔子 原知佐子 荒木道子 中北千枝子 浦辺粂子 清川玉枝 若水ヤエ子 春川ますみ)

1:新文芸坐 2:ラピュタ阿佐ヶ谷

『張込み』
行く前は、一体何度張込めば気が済むのやら、と自嘲気味であったのだけど。ど!始まったらやっぱり夢中で観ちゃって、結局毎回通り堪能。せっかくだから一番前で観てみようかなあとも思ったけれど、ヒヨって2列目で。今回は冒頭の列車車中シーンに注目気味で観た。最初やっと席が空いて座った車両は、刑事仲間がいる車両の「2つ先」と言っていて、空いて宮口精二を座らせたはずの席はボックスの右奥窓側。でも次のシーンでは大木実が右手前通路側(C7)、宮口精二が左奥窓際(D6?)。さらに次のシーンでは刑事仲間も一緒に座れてて、どっちが移動したのかわからないが、何度も席変わってご苦労さんなことです。とどうでもいい細部を。映画観る前、水上勉の『巣の絵』というミステリを読み終えたばかりで、それとも共通する、犯罪と絡むせつなさに胸がきゅうっとする。ピントが右は合ってたのだけど左が甘く、残念だった。そうそう、先週観た織田政雄版『張込み』の『殺人者を追え』、やはりことごとく本作に似てて驚いた。

『おんな番外地 鎖の牝犬』
友人けーちゃんに絶対好きだよ、と太鼓判押されて。・・大好き!自分も罪犯して今すぐこの刑務所入りたい!女囚もので女優だらけ、しかもその面々が荒木道子原知佐子中北千枝子浦辺粂子清川玉枝春川ますみ若水ヤエ子、と個人的脇役女優オールスター!涎もの。みんなそれぞれとってもいいお仕事してました。荒木道子には一生ついて行きたくなったし、中北千枝子も複雑な役を好演、浦辺粂子の安来節にはのけぞった(素敵すぎて)。主役は緑魔子。自分はこの手の東映お色気路線ものをあまり観たことがなくて、緑魔子もちゃんと観たの本作が初めてだったかも(『にっぽん泥棒物語』は観たが緑魔子が全く思い出せない)。いや、可愛いです。好みです。調べてみたら、台湾生まれ宮崎育ちとのことで、俄然親近感。おかげでこれから東映のお色気ものにも楽しみができた。続編もあるようで、そっちも是非観たい。

牝みち
by ouraiza | 2013-10-19 20:30 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
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