以前、韓国旅行から帰った友人がカメラに撮ってきた韓国の書店内風景を見せてくれた。若者たちが本棚の前の床にべったりと座りこんで本を読んでいる。床は多分カーペットだった気がする。あちらでは普通の光景なのだそうで、本はリラックスする部屋にあるという感覚が強くてそうなるのだろうか、などと思った。
数日後、若い女性がいかにも不慣れのような日本語で「アルバイトしたいのですが」といらっしゃった。いま空きが無く募集していない旨説明した。了解してくださった女性は店の奥の洋書コーナーで本を手に取り、数分後、ふと気付くと床に座っている。あぐらのような感じで。なるほど、と写真を思い出し、妙なタイミングが可笑しかった。
さらにその夜、いつも通りおとなりのコンビニ、ミニストップで缶チューハイを購入するとき、「いらっしゃいませ」とレジにいたのはその女性だった。多分、今アルバイトをしているすぐとなりの店でもアルバイトがしたかったのだろう、それもなんだか大胆で可笑しかった。
去年の4月にミニストップが無くなってしまい寂しかったのだが、ついに、ローソンストア100が今月26日にオープンなさるという。とにかく、夜の明るさが、となりにお店があるのと無いのとでは全然違うので、とてもありがたく嬉しい。また、もう少し目白方向へ歩いたところにサウンドトラックなどの中古音楽ソフト屋さんができるらしく(19日)、とても愉しみ。
『少年詩篇』佐伯一麦 平成9年 初版 新潮社
装画・挿絵/多田文昌
1570円 販売中!!!!
ほぼ見開きに一つかそれ以上散りばめられたたくさんのカットがとても印象深い。