『續雑司谷若葉集』秋田雨雀・他
f0035084_18384679.jpg秋田雨雀 監修・兜木正亨(南甫) 編著
聖典輪讀會版 装幀・彫塑家 吉田久継

・泰性日持上の欅伐木停止の上書文

・泰性日持上人の一山改革の上書文

・江戸文藝に描かれた雑司ヶ谷  山上ゝ泉

・法明寺日蓮上人の御像の銘文に就て  柴田常恵

・續威光山法明寺誌   兜木南甫
一、法明寺歴譜 二、西園寺家と法明寺との関係について 三、法明寺御影彩色本尊について 四、身延山と雑司ヶ谷の関係について 五、泰性院日持上人の風格と伝記の一斑

・雑司ヶ谷の春と夏  窪田空穂

・心妙境麤の苦節ーー日了上人の事ども  浅井要麟

・「生」と「死」の問題について  秋田雨雀

・雑司ヶ谷の秋  吉田冬葉

・鬼子母神欅並木の保存  富岡丘蔵

・雑司ヶ谷と川柳  阪井久良伎

・武本焼を語る  谷紀三郎

・續小幡憲景伝  佐藤堅司

・暁斎先生のこと  鹿島大治

・今昔・雑司ヶ谷詣で   山上ゝ泉

・明治維新と雑司ヶ谷  玉林晴朗

・法明寺に現存する幕臣の墓  森潤三郎

・法明寺の日蓮上人像と仁王像  稲村坦元

・雑司ヶ谷鬼子母神  ゆふはな會

・鬼子母神欅並木  鶴田勢湖

・聖典輪讀會の清規と経過

<雑司ヶ谷の春と夏 窪田空穂>より

亀原に住みて、春の朝
踏みて行くわが足うらに柔らかくさはりてくぼむ今日の土かも
わが足の爪見つゝ春の日のかゞよふ土を踏みて行くかも
亀原の丘下り来れば一すぢの大路は光る春の光に
春の日に大路かわけり踏む足にあがる埃も憎からなくに

畑町に住みて、夏
げんげ花咲ける春田は悉く鋤きかへされて土の新たなる
袷脱ぎて単衣をきれば俄にもわが肩軽く撫でもせらるゝ
金山の裾田の蛙この夕べ鳴き初むるやがて乱れ鳴く聞ゆ
ほとゝぎす啼き初めしよとかへり見て告げまく人は皆眠りたり
ほとゝぎす啼きも継ぐやと待ちをればをち返り啼くわが家の空に
夕まけて立つ涼風を快み庭に下り立ち芥掃きにけり
(原文は旧漢字)


 
 
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by ouraiza | 2002-01-01 00:10 | メモ/雑司が谷の本 | Comments(0)
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