IE9ピン留め
2012/1/28     のむ
『なぜなに学習図鑑12 なぜなに自動車のひみつ』
宮本晃男監修 表紙:小松崎茂 さし絵:小松崎茂 石原豪人 伊藤展安 ほか
昭和47年2版 小学館 函本体共にツブレ等あり。
12000円 販売中!!!


あっ、都電!↘





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♡今週のシネみち♡

1)◎◎『あゝ野麦峠』'79日本コンピュータ学園(山本薩夫監督 大竹しのぶ 北林谷栄 原田美枝子 古手川祐子 友里千賀子 地井武男 三上真一郎 三國連太郎 西村晃 小松方正)
2)◎1/2『風流温泉日記』'58宝塚映画(松林宗恵監督 三益愛子 団令子 水野久美 小林桂樹 加東大介 山茶花究 中北千枝子 上原謙 環三千世 左卜全 司葉子 宝田明)
3)◎『母の旅路』'55大映(清水宏監督 三益愛子 佐野周二 仁木多鶴子 藤間紫 田宮二郎)
4)◎◎1/2『女体』'64東宝(恩地日出夫監督 団令子 南原宏治 楠侑子 坂本スミ子)

1:新文芸坐 23:神保町シアター 4:ラピュタ阿佐ヶ谷

『あゝ野麦峠』大竹しのぶってやっぱりすごいなぁ・・。大竹しのぶが死んだ瞬間、思わず「あああっ!」と声を上げてしまったおじ(い)さんがいらっしゃって、微笑ましかった。自分もそれまでは平気だったのに、その後の地井武男の慟哭、女工仲間たちが拝むシーンで、涙。女工たちが紡いだ糸を使って縫われた豪華なドレスを着て優雅に踊る上流階級や外国人らの絵と、紡ぐ女工たちの絵をオーバーラップさせる場面など、効果大であった。北林谷栄の本作での汚らしさは、『喜劇にっぽんのお婆ぁちゃん』以上『キクとイサム』未満というところ。三上真一郎というと、自分がよく観る年代の作品だと、学生役とか、せいぜい若旦那的な役が多いので、いばりくさって木刀を振り回す姿を見て、「まあ真ちゃん大きくなって・・」と感慨深くさえあった。それにしたってウッチャンナンチャンのナンチャンにそっくりだよなぁ。ちょい役ではあるが、平田昭彦カッコ良かったぁ〜。蚕の臭いにやられて吐いてたけど。代表に感想を聞かれ、いやね、酷いんだって、労働環境がさ、と一通り説明したら一言。「ウチと一緒だね」
『風流温泉日記』南紀白浜が舞台の、よくまとまった、ちょっぴり切ない人情喜劇。住み込みで温泉旅館に務めるさまざまな境遇の女たちが描かれる。実の子を里子に出した母親(三益愛子)、夫を亡くした(だったかな?)子持ちの女(中北千枝子)、赤線上がりの女(団令子)など。団令子の美しさたるや眩いばかり。巡査の小林桂樹に想いを寄せられるも、赤線上がりというのがバレて投身自殺を図るが、桂ちゃんに止められて立ち直る。いっつも出戻りだったり、結婚生活が上手くいってなかったり、何かと不遇な役が多い中北千枝子が、珍しく上原謙とのロマンスシーンがあり、「千枝子、よかったじゃないの!上原謙の相手役なんてスター級じゃないの!」と思っていたら、上原謙が詐欺師で、「あーーー!」とやっぱり不憫であった。期待を決して裏切らない、大好き、千枝子!三益愛子の娘への思い、夢(新婚旅行の宿は自分の旅館にしてもらう)が叶わなかった悲しみ、全てをまるで知らずにいる娘(司葉子)という状況が何とも切なく、ホロリとくる。
『母の旅路』仁木多鶴子という女優さんを観たのは初めてだと思うのだけれど、や〜可愛いっ!父親の佐野周二、ラスト近くで娘を慰めるシーンがあったけど、まんざらでもなかったんじゃなかろうか??ストーリーは、以前観た原節子の『母の曲』と似ていて、娘のためにと身分不相応な世界に身を置く母親のせいで娘がいじめられてそれを知った母親は娘のもとを去る、というストーリー。本作での三益愛子は、何とサーカス団の女座長で空中ブランコまで披露・・!清水宏作品だと思って期待してしまうとややがっかりかも。母ものが大好きな自分ではあるが、こう似通ったストーリーでは飽きてくる。でも田宮二郎のタイトな白タイツ姿が拝めたので、ヨシとしよう。
『女体』恩地日出夫、団令子の代表作、と聞いていて、観てみたかった作品。凄い作品でした。戦後の混沌の中で、娼婦をやって生き延びた女のその後を描いた作品。途中、目を覆わずには観ちゃおれんと言われる有名な牛の屠畜シーンがあって、でもここは敢えて目を覆わずにちゃんと観るべき、と心に鞭打って、逸らさず観た。友人の情報では、監督はこのシーンをやってしまったが故に、その後干されたとのこと。まあそれはそうかもしれない、とも思うが、監督の意思を受け止め、指示通り演じきった役者陣にはただただ脱帽するしかない。このシーン撮影直後、団令子は気絶したとか。このシーンだけじゃなく、あらゆるシーンにおいて団令子の女優魂が凄まじく、いつものお色気コメディ作品で頭悪そうにしている(そっちの団令子も大好きだけど)のと同じ女優と思えないほど。作品の色、質感、というのか、タイプ的には羽仁進の『彼女と彼』や、勅使河原宏の『砂の女』とよく似ているように思われ、個人的にはどれも好きな作品なのだが、奇しくもこれ全て音楽が武満徹。武満徹が手がけるからこうなるのか、こういうものを選んでいるだけなのかはわからないけれど。とても好き。自分が観た回、女性客は自分一人だったのだが、もっと女性がたくさん観に来ていてもおかしくない、「女性映画」だと思った。


今週は「名画座かんぺ」来月号の制作に追われ、独り女工哀史。

あゝ野村峠
# by ouraiza | 2012-01-28 20:40 | のむみち通信(土曜) | Comments(0)
『痕跡本のすすめ』販売中        せと
 明日はジャングルブックスさんの企画で「『アンソロジー雑司が谷』検討委員会会議」なのだが、ぼくのネタ、ネタというか『雑司が谷撰集』にとるのにどうかというプレゼンは、数年課題に思っていた『断腸亭日乗』。いやはや、漢字が読めないのだが、そして隅から隅までを精読もできないのだが、とにかく、『断腸亭日乗』は面白い。この件で触れることができてほんとうによかった。ハットをかぶって背中を丸めた老人が板塀の横を歩きながらぶつぶつ明晰なことを言っている。単語が難しいが、調べるのも楽しい。【紙鳶(しえん)=凧。いかのぼり。】とか。雑司ヶ谷について、ミステリーがあった。今日の荷風墓所。墓石は荷風の父本名・匡温(まさはる)号・禾原(かげん)通称・久一郎のもの。荷風は父親の期待にそった立派な人になれず死に目にも芸妓と遊興していてあえず、でも命日かその近くにはこの墓石を訪れる。「先考の墓を拝す」。


新刊複部数NEW荷!!
『痕跡本のすすめ』古沢和宏(古書五っ葉文庫)著
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平成24年 太田出版 1365円 販売中!!

 前衛古本屋、変態なオスカル(fromベルばら)、われらが五っ葉文庫古沢さんのご著書がついに刊行成る。これが1300円(+税)ってとても安い。古沢さんの直筆文字というのは古沢さんの地をも割るようなカラオケ歌唱に似ている。じっくり読みたい。太田出版 五っ葉文庫 古沢さんtwitter

# by ouraiza | 2012-01-28 02:59 | Comments(0)
2012/1/26       せと
 うっかりしていて家の電気が止まった。いかに身の回りが電気なのか。とりあえず明かりを、と、ガスコンロのつまみをひねった。ろうそくを何本か灯してきれいだったが猫が倒すので危ない。

『縮刷 独歩全集』国木田独歩 昭和11年12版
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# by ouraiza | 2012-01-27 03:00 | Comments(0)
2012/1/25      せと
 「ゆうメール」の消しゴム判子を作った 

『あらくれ』徳田秋声 大正4年初版 新潮社
函欠 12000円 販売中


# by ouraiza | 2012-01-25 15:55 | Comments(0)
2012/1/24       せと
 色を塗り途中の歩道橋。店のすぐ近く。錆び止めの朱色のままがきれいだ。白の強い灰白色になるようだ。以前の色を忘れそうになるが今ならやっとおぼえている。薄緑色だった。
# by ouraiza | 2012-01-25 02:59 | Comments(0)
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